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TBSラジオ・アクセスのポッドキャスティング(2009年11月20日(金))から、武田一顯記者らの話を一部書き起こしました。
音声は下記URLで聴くことができます。当該部分は7:00あたりからです。
http://www.tbsradio.jp/ac/2009/11/post-296.html
http://podcast.tbsradio.jp/ac/files/actk20091120.mp3
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武田:ちょっときつい言い方をしますと、今いる自民党のベテラン議員というのは、あの93年の時の2軍なんですよね。つまり、1軍の人たちはもう、亀井さんは向こう行っちゃったし、野中さん・深谷さんはもう議員をやめちゃってる。
与良正男(毎日新聞論説委員):森さんは幹事長だったから自分は1軍だと思ってるね。
武田:思っているんでしょうけど、ただもう総理経験者ですから。それが1点。それからあんまりスキャンダルを追及して、こないだみたいに東京地検特捜部がなんとかしてくれるだろうなんて思ってると、今度は自分たちがやられますよ。権力というのは逮捕権を持ってるんだから。政府が自民党に。そしたら民主主義そのものが瓦解してしまう。だからよく考えてやらないとだめですよね。自民党もね。
与良:だから長期的な視野も必要だし、やっぱりまじめにコツコツやることじゃないですか。
麻木久仁子:そう。もう焦らないでね、次の参議院選でひっくりかえせとかそんなんじゃなくて、時間がかかっても土台をもう1回作り直そうって。
与良:最初の話じゃないですけど、いま有権者というかみなさんの意識ってものすごく高くなっててね。政治をものすごく冷静に見ているんですね。で、まじめな方が勝つ。妙に演出するとかしない方が勝つ。こないだの選挙も結局そうだったじゃないですか。
麻木:まじめにやっていれば少々失敗したりつっこんだりしても、もう1回チャンスを国民は与えてくれるけど、いい加減じゃあね。
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[関連]
自殺対策支援NPOライフリンクのイベントへの出席報告、ならびに政権交代への所感 2009/09/08 MIYADAI.com Blog
http://www.miyadai.com/?itemid=777
ちなみに、自民党には人材的にほとんどクズしか残っていない状態です。
前回負けた民主党とそこが違っていて、思えば旧経世会の枢要な人材は殆ど全て民主党の側に残りました。
麻生と安倍が主導した選挙のネガティブキャンペーンも2ちゃん系ウヨ豚と同じレベルだったので墓穴をほりました。
これが麻生太郎と安倍晋三のレベルで、彼らを党首ならびに総裁として仰いだ自民党の議員のレベルです。
ゆえに自民党の復活はないだろうと思います。
それよりも、半分に割っても、自公の合計よりも衆院議席の多い民主党。
自民党復活よりも、小沢幹事長(予定)を中心とする政界再編の方が現実的です。
(来年の参院選で民主党が単独過半数を獲得すればそのときは……)
懸念があるのは、難しい時代の政治は、政策論的な賢明さと、政治過程論的な賢明さを、両方要することです。
政治過程論的な賢明さとは、何かを実現したいとき、どんなボタンをどんな順番で押すべきか、という知恵です。
松下政経塾系が前者を競い、小沢一郎系が後者を競う、というあり方は、両者が結合したときに強力になります。
しかし、民主党が、政策系と、政治過程系とに分裂するのであれば、再び政治的な空白が訪れることになります。