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子ども手当の前倒し支給と初年度からの満額支給(月2万6千円)を実施すべき。
無駄を削るだけで、財政支出規模を縮小してしまったら、景気失速確定。
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取るべき道は、積極財政か、緊縮財政か?(三角広場)
http://my-9.jugem.jp/?eid=51
植草さんが本日のブログで、民主党が財政政策で、方向を誤る可能性があることを懸念されている。
政権に就いてわずか2カ月の民主党ではあるが、(党内に様々な考えの人を抱えていることもあり)経済(財政)政策では「緊縮財政」の方向に向かっているように見える。
今の経済状況では、無駄な財政支出を見つけ出すことも大事だが、必要なところにその分(無駄と判定された支出分)を回すことが、何より大事だろう。
国家の財政状態を「家計」に例える人が後を絶たないが、これは間違っている。個人の家計では借金が多すぎれば破たんすることもありうる。―破たんすることが多いだろう―しかし国家の場合はそうではない。国家が借金をしてこそ不況を乗り切る事が出来、結果的に税収を増やすことができる。―そう考えていい。これは「マクロ経済学」の基礎的な考え方だ―ケインズやもっと古くは日本の高橋是清がそう考えた。
民主党の幹部で「マクロ経済学」を理解している人がどれだけいるだろう?
国民新党の亀井静香氏が「青天井でいい」と言っているが、彼は(直感的に)真実を言い当てている。
青天井とは、「財政支出は,
多ければ多いほどいい」ということである。
無駄なダムを造ることをやめるのはもち論正しい。しかしそれで浮いた金を、必要なところにすぐにでも配分すべきだろう。
子供手当は―所得制限はしたほうがいいと思われるが―2010年1月からでも支出するべきだろう。
子育ては金がかかる―支給された金は、100%消費に回る―乗数効果が1以上あるということだ。
福祉政策にもなるし、「教育投資」の意味もある。−投資の意味を含めれば乗数効果はさらに上がる。決して無駄にはならない。
経済は「金がうまく回る(回転する)」のでなければ行き詰まる。−好景気の時は自然に回るだろうが、今は非常事態だ!
民主党関係者は、植草さんの警告(提言)を、よく読んでほしい。