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http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009112102000143.html?ref=rank
民主党は20日、政府提出法案を一気に衆院通過させる攻撃的な国会運営を一変させ、融和路線に舞い戻った。与党になりたての「慣らし運転」とはいえ、対応がくるくる変わる背景には、小沢一郎幹事長の意向を周囲が必死に推し量る中で党方針が決まっていく実態が浮かび上がる。 民主党は19日夜の段階では、参院に未送付の政府提出法案をすべて、20日中に衆院本会議に緊急上程・可決するシナリオを描いていた。 それが20日未明になって、各法案は委員会採決にとどめ、本会議上程は連休明けに持ち越す方針に転換した。 これによって新型インフルエンザ対策特別措置法案など4本を委員会採決したが、昼ごろになって「国会を正常化させる」と、残りの法案は、20日中の委員会採決も見送る方針に再転換した。 党幹部は、小沢氏から「自民、公明両党が欠席のまま審議を進めるな」「25日まで(衆院で)委員会審議すればいい」と指示が出たと説明する。 与野党対立のあおりで成立が危ぶまれていた肝炎対策基本法案についても、小沢氏は「やってあげればいいじゃないか」と述べたという。 こうした意向が、急転直下の軟化に直結したのは間違いなさそう。小沢氏としても、あまりに強引な国会運営で世論が離れることを心配したようだ。 もっとも、民主党が「会期末の30日までに全法案を成立させる」という強硬姿勢をとったのは、小沢氏が安易な会期延長論を戒めたことがきっかけ。「言葉少な」といわれる小沢氏のひと言ひと言に周囲が振り回され、党の方針が大きく変わっていく姿が透けて見える。 党幹部は今回の迷走を「『天の言葉』を聞きながらやるしかないんだから、仕方ない」とあきらめ顔だ。 自民党からは「『天の声』に対する忖度(そんたく)政治が横行している」との声が出ている。 (国会取材班) |