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今朝の新聞報道によれば普天間基地移設問題は、辺野古移設を軸に今年中に決着がつきそうである。
北沢防衛相の早々の日米合意の尊重、岡田外相の嘉手納への併合案は、民主党が掲げた県外移設への首相の権謀術策による詰めの一手かと見守っていた。
しかし、見事に裏切られた。
何のことは無い、只単なる政府内での迷走だったのである。
否、岡田外相も北沢防衛相も己の立場での筋を通したが、鳩山首相が指導力を発揮せずふらふら、ぐずぐずしていただけである。
衆議院の沖縄での選挙戦から今日まで鳩山由紀夫が沖縄県民に投げかけてきた「沖縄県民の気持ちを尊重する。」との言葉は何であったのか!?
一月に行われる名護市長選での民意の尊重もほのめかしていた。
しかも、名護市長選での県内移設反対派が一本化して態勢が整えたにもかかわらず、早い時期での決着である。
事此処に至り、首相はもう何も出来まい。
鳩山由紀夫は沖縄県民に対して何と釈明するつもりか。
「県外にこだわれば日米関係に重大な影響がある。」とのことだがどんな影響があるのか明らかにしていただきたい。
あったとして、このようなことは衆議院選の時点で分かりきっていたことではないのか。
それとも民主党は沖縄県民をペテンにかけたのか。
関係首脳の沖縄訪問なぞ白々しい限りだ
中国の軍・産の拡大、アメリカの世界戦略の変更過程の中での日本の安全保障を再検討する糸口にも成り得た今回の沖縄基地問題。
そのチャンスを逃した民主党政権はどのような現状認識と見通し、戦略を持っているのか国民に示さなければならない。
このことは脇に置いたとして、沖縄県民への背信は重大である。
「平成の大維新、国民による無血革命」などと大言壮語し、「友愛」を掲げて諸外国首と会談する鳩山首相であるが、ふらふら、ばらばらの政権では外交相手も単なる儀礼に終始するであろう。
ばらばらで決断力の無い鳩山政権にはがっかりである。
それとも、もっと深い術策でもあると申すのか。