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診療所の激減を招く報酬の一律削減 病院勤務医疲弊の悪循環を引き 起こす
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/123.html
投稿者 どっちだ 日時 2009 年 11 月 21 日 11:03:48: Neh0eMBXBwlZk
 

MRICメルマガから転載
http://medg.jp/mt/

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医療ガバナンス学会 NEWs

        ▽ 財務副大臣 野田佳彦殿 ▽

                  医療構想・千葉代表 竜崇正

         2009年11月21日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行
                 http://medg.jp
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 日頃より財務行政にご尽力いただき感謝申し上げます。

 ところで去る19日の記者会見において、野田副大臣は「報酬全体を上げなくて
も、配分の見直しで調整できることが相当ある」として、来年度の診療報酬改定
において総額3%の引き下げを明言したと一部メディアで報じられました。また
そのための方策として、副大臣が薬価の引き下げと開業医から勤務医への報酬配
分の見直しについて言及されたとも伝わっております。

 自民党政権下、小泉元総理の主導などで2002年から2008年までに診療報酬総額
は7.68%も削減されてきました。今回、3%の削減となれば、8年間で1割超の削
減となります。人命を扱う医療費の1割カットは地域医療の現場に大きなひずみ
をもたらします。

 収入が多いとされる開業医ですが、経営者としての開設コストやランニングコ
スト、従業員への人件費等が重い負担となっており、都市部ではリスクと負担の
低いビル診療所が急増して、病院と診療所との地域連携が崩壊するという問題も
生じています。また財務省の示す開業医の給与には債務の返済等が差し引かれて
おらず、これを差し引いた平均手取り収入での評価が不可欠です。今回のような
開業医の報酬の一律削減は今後の診療所の激減を招き、引いては病院に来る必要
のない患者が病院に押し寄せて勤務医をより一層疲弊させるという悪循環を引き
起こすであろうことは火を見るよりも明らかです。

 先の総選挙に当たって民主党が支持されたのは、「コンクリートから人へ」の
スローガンの下、医療、介護、年金といった社会保障や、子育て、教育への財政
投資を惜しまないとのメッセージが国民に向けて発せられたからにほかなりませ
ん。現在の医療崩壊はもはや診療報酬配分の見直しといった小手先の手段で解決
できる問題ではなく、先の総選挙で民主党がマニフェストに掲げたように、医療
費総額をOECD諸国並みに増額し、また医療制度全体の抜本的な見直しを行う
以外にありません。

 昨日の野田副大臣の発言は、開業医と勤務医の間に要らぬ対立を煽り、かつ財
政的に窮乏した医療現場の疲弊をより一層、招くものであり、その撤回を求めて
強く抗議するものであります。
以上


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今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いた
だけましたら幸いです。
                MRIC by 医療ガバナンス学会
                http://medg.jp
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コメント
 
経営者になって初めて労働法制を勉強させられた40才台の院長も多数います。

彼らの診療所が破綻したら、借金漬けの銀行奴隷として勤務医に舞い戻る。
これが悪徳ペンタゴンの狙いなんでしょう。
しかし、賢くなって病院に戻ってきた元経営者が、以前のおバカな勤務医のように働くと思ってんでしょうかねえ。働くはずないでしょ。

医療現場は労働争議の坩堝と化しますですよ。結果、医療費激増。ザマー。
2009/11/21 13:20

近くの眼科(医者1人、受付は2人)は午前中2時間、夕方1時間半で日祝休み、平日1日は午前中の診察時間です。週の労働時間20時間程度、もちろん手術など
ありません。
かたや緊急病院はひどい労働過多の勤務医がたくさんいます。
「診療報酬配分の見直しといった小手先の手段」とありますが、配分の見直しは
当然すべきことで「小手先」という感覚の人々こそが過度の不平等を放置している原因になっていると思います。
2009/11/22 00:12
 30年前医学部でできの悪いやつは、@眼科 A耳鼻科 B皮膚科だった。
これらの医局に学生を集めるのに稼ぎのよさを餌にした。

 馬鹿役人と賄賂政治家のやることの典型だ。
何のことはない。ずっと医学部の定員を増やし続ければよかったのである。
小泉鈍一郎が医学部の定員削減に関わったとき反吐がでるほどいやな思いがした。

 予感的中だ。

民主党は公約どおり年間1万2千名まで増やしてね。
あなた方にとっては糞やゴミほど軽くとも私にとってはたった一つの命だ。

2009/11/23 03:21


/11/23 03:21さん、どちらの医学部のことですか?

旧帝大耳鼻科だけど、卒試の1番と2番がそろって入局するなど普通でしたよ。
メジャー科だと競争が激しく、卒試トップでも教授になれない確率が高いからね。

眼科、耳鼻科、皮膚科は、診療報酬単価が激安な診療科の代表です。
耳鼻科にいたっては、事業仕分けの資料でも収支差額が下から2番目。
このpdfの10ページをご覧くださいな。

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov11-pm-shiryo/05.pdf

この表のすぐ下に、「眼科・耳鼻科等は診療所の平均よりも2割以上高い」とある。
数値を読めばすぐわかる嘘です。耳鼻科は下から2番目なんだから。
こんな明らかな誤誘導すら、仕分け人は見抜けていない。

眼科は自費診療分が多いし、白内障手術に特化した飛びぬけて所得の高い診療所が混ぜてある。
一般眼科の保険収入はこれよりかなり低いのが事実です。

一方で内科は平均的に見せるためか、収支差が大きい透析内科は別集計(この表に入れてない)。
(透析内科は設備投資の負担のため収支差が大きくなければ維持できない)

外科も激安診療科で絶滅危惧種なんだが、財務省にとってまずいのか、言及なし。

小児科診療所は、実は所得は他科より多い。
表で最下位なのは、どんな細工をしたんでしょうね。
いろいろ保険外収入があるし、既に報酬でも優遇されてるんですよ。

この表を見て、実態を良く知っている医院専門の税理士は笑ってました。
事業仕分け資料は、悪質な誤誘導の塊です。
2009/11/23 11:47

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