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[希望のトポス]たまにはララ・ファビアンが“はんなり”歌うA Göttingen(反戦・平和の歌)はいかがですか?
<注記>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
【画像1】スーベニール2007/京都、晩秋の嵯峨野
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【画像2】ゲッチンゲン(Göttingen)の風景
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・・・この画像は、http://thequintessential.wordpress.com/2009/02/14/the-10-most-exclusive-college-societies/より
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Lara Fabian A Göttingen -Les annees bonheur
[http://www.youtube.com/watch?v=hPPF6I1qpYQ:movie]
Barbara - Göttingen
[http://www.youtube.com/watch?v=rajgW4Y75CQ:movie]
Göttingenの美しいバラとブロンドの可愛い子供たち、そして幾度となく戦争を繰り返したフランスとドイツ、その度重なる悲惨と永遠の和解の歴史への奥深いスーベニールを、まるで“恋の歌”のように優雅に歌うララ・ファビアン。
もともと、この『A Göttingen』は、今は亡きフランスのシャンソン歌手(作詞・作曲家/両親はゲッチンゲン出身)バルバラの作品で、今もヨーロッパ中の人々に愛されている。
EU(欧州連合)の原型ができたのは、一国社会主義経済に見切りをつけた仏ミッテラン大統領と、EU創設でナチス・ドイツの反省を示す決意をした独(旧西ドイツ)コール首相(1990年、東西ドイツの再統一を成し遂げた)が、1984年9月に仏独軍の激戦地ヴェルダン(Verdun/フランス・ロレーヌ地方ムーズ県)で合同戦没者慰霊式典を行ったその時だ。
見方しだいではあるが、それは確固たる「ノブレス・オブリージュの精神」(現代的意味で理解すれば国家・社会のリーダー層に属し、かつ民主主義社会の一員であることの強烈な自覚)が欧州の中枢に存在することを世界中に知らしめた瞬間でもあった。
それにしても、下記【A】のように日本の方向性を固めるべき正念場のこの時に【B】の如き“不可解&奇々怪々なエピソード=アノ小泉・竹中らに劣らぬバカ殿様ぶり”を見せつけられると、ツクヅクこの日本のエリートら(左派、中道、右派の別を問わぬ政治屋たち)が骨の髄から「平和ボケ&無責任&無脳化」し、ノブレス・オブリージュを忘却し去っていることが思い知らされ愕然とする。
それに、我が国の政治家(屋?)・リーダーらは民主主義・資本主義・経済学などが未だ進化途上の未完成なものであること、それ故に必死でその「良き部分」を守る努力をしなければ忽ち堕落するものであることを“ごく初歩的レベル”から、まったく理解できていないのではないか? 例えば、オバマ米大統領のように平易な自分のコトバでありながらも格調高く世界中の一般の人々の心の奥底に触れる演説ができる人物と雲泥の開きがある。というよりも、その開きが余りにもあり過ぎだ。
(関連参考情報)
オバマ米大統領、就任演説全文(和文)、
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00132.htm
オバマ米大統領、就任演説全文(英文)、
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00080.htm
【A】今、民主党が必死で取り組むべきこと(http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20091114より、部分を抜粋&加除修正)
『 今、民主党が必死で取り組むべきことを、より平易に表現するならば、大きな矛盾を抱えながらも我われが資本主義社会を放棄できない以上は、180°のコペルニクス的な発想転換を今こそ図るべきだということである。
つまり、市場経済における「限界効用逓減の原則」のブレークスルーのためブッシュ米大統領、あるいは“小泉純一郎や竹中平蔵らキリギリスどもが好んだマネタリズム信仰”に基づく金融工学等の手練手管で過剰投機と詐欺的・ポンジービジネス的な虚構世界への飛翔を煽るのは誤りであったことを自覚することがまず肝要だ。
それに代わって肝要なのは、些か遠回りに見えるかも知れぬが、まず日本国民の「人権(生存権)と労働権(勤労者の権利)」を最大限に尊重・重視することだ、次に、一定の国家の役割行使による資本・金融と市場への信用を確保して「雇用・福祉・医療環境の保全」に安堵できる社会環境をつくるべきだ。
そこで初めて、大多数の国民(彼らはアリでも、サルでも、奴隷でも、ロボットでもない!)の“嬉しさ、感動、生きがい、楽しみ”という「質的・人間的効用の増加」がもたらされ、それによって、少子化傾向などものともせず未来志向で生きるパワーを再生産するという意味で、国民の消費拡大行動を絶えず刺激することが可能となる。そこではプラス向きの経済付加価値の“微分導関数的”な加速度が持続・波及する”という訳だ。
つまり“過剰で妖しげな金融工学で守銭奴パンデミックを煽ったり、文化の幼稚化・ポルノ化・低俗化で売上増を狙ったり、狂信・霊感商法などへ無辜の人々を狡猾に嵌めたり、不要の偽装商品やサービスを押し売りする”ような、いわば“人参で馬を走らせる”類のトリクルダウンとは逆向きの構造改革で、新たな市場メカニズム創造を目指す内需拡大政策への大転換が可能なのだ。
つまり、キリギリス(米国内のWaspなど)に貢ぐアリを搾取する構造へ傾斜するのではなく、「各国の内需」と「キリギリスとアリの理解・協調・共存」あってこそのグローバリズム&貿易拡大ということなのだ。そして、それはジェレミ・ベンサム(Jeremy Bentham/1748- 1832)が唱え、ジョン・スチュアート・ミル(John Stuart Mill/1806 - 1873)が「質」的な意味を深めた“最大多数へ最大幸福をもたらす効用増加”の21世紀的“読み直し”によるネオリベラリズム(新自由主義思想)の否定であり、<資本主義の新たなステージへの深化>ということにもなるのだ。 』
【B】オバマ大統領が来日したタイミングでの「民主党のエピソード」
◆「無税ならブルネイに移住」=鳩山首相が不用意発言・・・民主党の箍(たが)が弛み始めた(1)?、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000077-jij-pol
◆オバマ来日厳戒の中でトップ中井国家公安委員長の軽はずみ行動・・・民主党の箍(たが)が弛み始めた(2)?、http://netallica.yahoo.co.jp/news/100593
・・・・・
(参考資料)『A Göttingen』の英訳歌詞
Ofcourse it is not the Seine
It is not the Vincenes forest
Yet it is really beautiful
In Göttingen 、In Göttingen
No river banks 、no songs
weeping and lingerling on
But love is still blossoming
In Göttingen 、In Göttingen
They know better than us 、I thnk
History of French Kings
Herman、Peter、Helga and Hans
In Göttingen
And that nobody takes offence
But tales of our childhood
“once upon a time” start
In Göttingen
Ofcourse we 、we have the Seine
And our Vincenes forest
But God 、Roses are so beautiful
In Göttingen 、In Göttingen
We have our people
them 、it is the melancholy Itself
In Göttingen 、In Göttingen
When they don‘t know to tell us
They stay there 、smiling at us
But we still understand them
the blond kids of Göttingen
And too bad for those who are surprised
And that the others forgive me
But childrens are the same
In Paris and in Göttingen
Oh 、don‘t let it never happen again
The time of blood and hate
Because there are people I love
In Göttingen 、In Göttingen
And the bell would ring
If we have to take up arms again
My heart would shed tears
For Göttingen 、For Göttingen
・・・
(参考情報)都市Göttingenについて
ニーダーザクセン州(ドイツ北部)の都市。953年にGutingi として史料に初めて登場し1211‐1212年ごろに都市法を獲得する。その後、毛織物製造業で繁栄し、1351年にハンザ同盟に加入し、15世紀に中世都市としての最盛期を迎える。ゲッティンゲン帝国直属自由都市ではなかったが、1430年以降には帝国議会に招かれつようになった。
16世紀に都市貴族と新興ギルド市民との紛争や宗教戦争で衰退するが、1572年にハンザ同盟を脱退した。その後、三十年戦争で壊滅的な打撃を受ける。1737年にゲッティンゲン大学(ハノーバー選帝侯ゲオルク・アウグスト、後の英国王ジョージ2世が1737年に創設)が開設されて北ドイツの学術・文化の中心地となった。
20世紀には物理学者マックス・プランク、哲学者ニコライ・ハルトマンらが教鞭をとった。1866年にロイセン領となる。今は大学のほかに科学アカデミー、マックス・プランク研究所、教育大学など多くの研究・教育施設がある。
特に教育大学については、ナチズムの教育学と教育現場への浸透に抵抗したアカデミズムの苦闘の歴史と未刊行資料が遺されており、今もその奥深い意義の解明への取り組みが世界中の研究者によって行われている。
(関連参考情報)
未刊行資料の解読によるナチズム期ゲッチンゲン教育学派の政治教育学的立場の研究、http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/metadb/up/kaken/09610261.pdf
PS:ララ ファビアン(Lara Fabian)のプロフィール、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20080127
【エピローグ画像】ADAGIO - LARA FABIAN ( OFFICIAL VIDEO CLIP )
[http://www.youtube.com/watch?v=Py2jB8uLuvA:movie]
[f:id:toxandoria:20091116094549j:image] ・・・この画像は、http://twitter.com/larafabian37より