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http://www3.nhk.or.jp/news/t10013802011000.html
11月16日 6時13分
国民新党は、民主党や自民党の2大政党とは違う、保守勢力の結集を目指し、新党日本や、平沼元経済産業大臣のグループに対し、新党や統一会派の結成も視野に入れた連携を呼びかけています。
国民新党は、民主党と自民党の2大政党は、党内に多様な意見を抱え、必ずしも国民の期待に応えられる政策を打ち出すことができていないとして、健全な保守を旗印にした新たな政治勢力の結集が必要だとしています。こうしたなかで、代表の亀井郵政改革・金融担当大臣は、先週、新党日本の田中代表や、自民党を離党し無所属で活動を続けている平沼元経済産業大臣と相次いで会談し、こうした考えを伝え、連携を呼びかけました。これに対し、田中氏や平沼氏も「新たな勢力の結集は必要だ」という考えを示す一方、党内やグループ内の意見も踏まえ、今後の対応を決めたいと答えたということです。亀井大臣としては、新党や統一会派の結成も視野に入れた連携を目指しており、今週、田中・平沼両氏とあらためて会談し、この問題について協議したいとしています。
●関連記事「朝日新聞」
http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200911150333.html?ref=goo
国民新党、新党日本に合併打診 統一会派結成では合意
2009年11月16日3時8分
国民新党と新党日本が今月中にも衆院で統一会派を結成することが明らかになった。来年夏の参院選に向け、与党内での発言力を確保するのが狙い。新党結成が視野にあるとみられ、すでに国民新党の亀井静香代表は新党日本の田中康夫代表に「対等合併」を打診。保守系無所属の平沼赳夫元経済産業相や自民党の現・前職議員らにも参加を求めている。
8月の総選挙で国民新党は民主、社民両党と共通政策を掲げ、鳩山内閣に亀井氏が金融・郵政改革担当相で入閣。田中氏は衆院兵庫8区で民主党の推薦を受けて当選し、現在は民主党との統一会派に属している。しかし、亀井、田中両氏は「民主党が地域経済の疲弊に対応できていない」との認識で一致しているという。国民新党との統一会派について、田中氏は15日、朝日新聞の取材に「亀井氏から打診があり、検討中」と答えた。政策発信を強めるため、会派の政策責任者に田中氏が就任する案も出ている。
来夏の参院選で民主党が現有改選議席より7増の60議席を確保すれば、参院(定数242)の単独過半数(122)に達する。国民新党には連立与党内での存在感の低下を懸念する声が強く、統一会派をテコに新党結成に弾みをつけたい考え。新党ができても、民主、社民両党との連立の枠組みは維持する方向。亀井氏は13日、民主党の小沢一郎幹事長と会談し、今回の構想に理解を求めた。
国民新党(衆3人、参5人)、新党日本(衆参各1人)、平沼グループ(衆3人)の全国会議員が新党に参加すれば計13人。12人の社民党(衆7人、参5人)を上回り、16人の共産党(衆9人、参7人)に次ぐ勢力となる。(関根慎一)
●関連記事「読売新聞」
国民新・新党日本・平沼グループ、年内にも新党
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091116-OYT1T00151.htm
国民新党(代表・亀井金融相)、新党日本(田中康夫代表)と、無所属の平沼赳夫・元経済産業相が率いる「平沼グループ」が合流し、年内の新党結成を模索していることが15日、わかった。
複数の関係者が明らかにした。実現すれば、衆参合わせて計12人の新党となる見通しだ。国民新党は民主、社民両党と連立政権を組むが、仮に新党となっても、連立政権にとどまる意向だ。すでに民主党幹部にもこうした意向を伝えた。
合流構想は亀井氏を中心に調整が進んでいる。来年の参院選に向け、保守勢力の結集をアピールする狙いがある。亀井氏らは自民党議員の一部にも呼びかけて勢力を拡大したい考えだ。将来的な民主党との合流も視野にあるとみられる。
国会の議席数は、国民新党が8(衆院3、参院5)、新党日本が1(衆院)、平沼グループは3(すべて衆院)を確保している。
(2009年11月16日03時03分 読売新聞)