★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK74 > 837.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「数の奢り」国会強行運営には赤信号 (保坂展人のどこどこ日記)
http://www.asyura2.com/09/senkyo74/msg/837.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 11 月 15 日 19:09:23: mY9T/8MdR98ug
 

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/9aa75e03169d131fa9141a94959f4cf4

札幌、函館と連続講演も終わり北海道を後にする。滞在中はずっと雨だったが、今朝はよく晴れていた。昨夜のシンポジウムは民主党の逢坂誠二衆議院議員と、北海道大学の中島岳志准教授らとの間で行われた。中島さんとは初めて会ったが、若手政治学者として歯切れがよく鋭い分析と批評をハイスピードで議論を進める姿には好感を持った。逢坂さんは新政権で「地域主権」を担当するとのことで、総務省でも顔をあわせている。

今日は国会運営で心配していることに触れて見たい。「強行採決はしたくない。国会延長やむなし」と語っていた民主党の山岡国会対策委員長だったが、「会期内で法案を処理し、延長はしない」という方針に変わり、強硬な姿勢で臨時国会の後半日程に臨むと報道されている。8月30日の総選挙で、与野党の3分の2の勢力が入れ代わった。そして、衆議院では社民党・国民新党も含めて「巨大与党」を形成している。もし、力づくでということなら安倍内閣が16回も強行採決を繰り返して07年通常国会のような、野党を蹴散らすブルドーザーのような運営も不可能ではない。

 07年の参議院選挙で、自民党が惨敗した理由は「年金記録問題」と言われるが、その裏には「憲法改正」を掲げながら「強行採決」という議論を力で封じる実力行使のオンパレードに対する忌避感覚があった。また、参議院で与野党逆転という民意が示されたにもかかわらず、福田・安倍内閣が常套手段とした「3分 2再議決」も評判が悪かった。世論のアンテナは国会でのひとつひとつの議論にもまして、全体として「ていねいに議論を尽くしているかどうか」の状況をよくとらえてきた。

 新政権が発足して初めての臨時国会で、かつての自民党が繰り返してきた「強行採決」の姿がテレビで報道されるようなことが続けば、世論は急速に冷めてしまう。私たちは、安倍政権に対して強行採決に抗議し、「民主主義とは議論を尽くすこと」と自民・公明の数の奢りを厳しく戒めてきた。

 国会の運営は時間と手間がかかるものだ。新政権がスタートして2カ月、いくつかの分野で画期的な取り組みが行われているが、いずれも「内閣の政治主導」と呼ばれる分野からだ。政権交代をしたら国会がどう変わるか。政治の質がよくなるのか、劣化するのかが問われている。委員会の開催に熱心でなくなり、与党は質問を減らして国会の会議録の分量が、半減するようではいい政治とは言えない。

自・公連立時代に国会の審議は、極端に短くなった。今回は、与野党が攻守所を変えるのだから、慣れない自民党がどこまで法案審議で食い下がるのかは未知数だが、与党理事がしっかり法案審議を尽くすというルールを確立出来るかどうかに注目したいと思う。

また、国会法が規定する内閣に対して議決する「国政調査権」の発動などが活発に行われ、国会の行政監視機能が活発に使われるかどうかも見どころだ。これまで野党で政権の腐敗や、デタラメを追及してきた与党がイニシアティブを持ってもらいたい。

 国会での多数党は、今回のように圧倒的に数の差が開いていれば、何でもやれる。野党の言い分は聞き流し、あとは「採決」を多数意見で押し切ればいい。究極の結論の出し方が「強行採決」である。このやり方は、一度やると感覚が鈍麻して、抵抗がなくなるという特質も持っている。事実、07年の自・公議員は「新方式」と呼んで与党だけの片肺審議で機械的に採決することをニヤニヤしながら評価していた。

 同じことになるとは思わないが、「数の奢り」を戒めよと言ってきたかつての仲間たちが、冷静な運営を志すことを期待してやまない。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
うるさいこと言いなさんな。

民主主義は数の論理です。
違いますか?
少数意見の尊重も多様な意見も最終的には多数決で決まります。
それでも過程が大事とおっしゃりたいでしょうがやっぱり最終的には数の問題。
だいたい国会においてまともな論理が通りますか?

初めてマニフェストを国民との約束として長年の野党時代に味わった不都合をまとめて政権を取ったら実行しようと選挙に勝利した民主党です。
思う存分にやらせてください。
自分たちの延命だけを大切にしてきた自公政権とは違います。
もう少しエールを送ってくださいな。
なぜこうも、専門家というやからは問題点ばかり指摘するのでしょう。
多分、自分に自信が無いからでしょう。

あなた方の言うことくらい分かっていますって。

自公政権が敗れた理由は簡単です。
己たちの延命を目的に政権運営した結果です。
強行採決でもない、三分の二条項でもない。

今さらえらいこと言いなさんな。
小泉竹中は無論、その後の自公政権の理不尽な政権運営にどれだけの評論家が、どれだけのマスコミがきちんと取り上げたのか。
胸に手え当てて思い返していただきたい。

あえて言うが今の社・国・民党の進め方は理にかなっている。
こまごまと揚げ足取りをしているのなら鳩山総理が密かに考えている普天間移転の解決策を推理して御覧なさい。
できまいが。

日本(にっぽん)のマスコミと評論家諸氏へ


2009/11/15 20:24

支持者まで驕っているな

>小泉竹中は無論
その小泉竹中のお仲間に、事業仕分けやらせているのはどこの党?
2009/11/16 03:51

支持者まで驕っているな

>小泉竹中は無論
その小泉竹中のお仲間に、事業仕分けやらせているのはどこの党?
2009/11/16 03:51

事業仕分けの議論を見ていると一時間の議論は、かなり出来ることが分かった。
委員会の議論が、中身が薄い。
法律や予算の中身の議論の方法を改革し、中身の濃い議論をして欲しい。
今までの様に、野党が攻め、与党が守ると言う構図で党の拘束をかけて、
賛否を決めるのであれば、国会で議論しても時間が無駄になる。
提案内容を、個々の議員の判断で決めることが出来るのであれば
議論を重ねると良いものになる可能性がある。
今の仕組みでは、与党が聞く耳を持たないなら幾ら議論しても時間の浪費になる。
与党の数頼みの暴走を止める良い知恵が欲しい。
2009/11/16 14:27

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。