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【神州の泉―かっちょ氏投稿&高橋博彦】
2009年11月14日 (土)
日米関係模索は、蛇のように賢く
( ※ 以下は読者のかっちょ氏のコメント。11月4日の拙記事「『日米対等』にこだわることが、生活回復路線に重要!!」に寄せていただいたもの)
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高橋管理人様
>支配、被支配関係にあるのは一目瞭然
国際政治の場面では当然の認識なんですが、その実情をしっかり理解できている日本人は意外なほど少ないのではないでしょうか!?その現実を認識しないままの頭で、対等な関係を考えようとするから欲求不満が溜まるんじゃないでしょうか!??
>アメリカが日本を「同盟国」と呼んでいる・・・、
>国際的には独立国・・・
>言うべきことは堂々と言えるはず・・・
しかしそれはあくまでたてまえ世界のことであって、世間知らずなまっすぐ君が独立国で対等な同盟国として、偉そうな対等論を正面切って堂々と主張してしまうことは、危険ですよね!?だからといって、服従するしか仕方ないと考えているわけではありませんが・・・(^^ゞ
>精神がポチ化して言えなかった・・・
>属国の為政者トップを脅すことはある
過去に田中角栄氏、金丸氏、竹下氏などなど、多くの政治家ばかりか、愛国的な官僚やマスコミ人も含め、多くの人々が、在日米大使館に巣食うCIA勢力によって謀殺されたり、汚職やさまざまな謀略によってその地位を追われたりして失脚した。植草さんの謀略事件も小泉政権ではなく米国勢力による謀略ではなかったか!?と、最近は考えるようになりました!!
そんなさまざまな無惨な光景を間近で見てきた自民党政治家や官僚などは、身にしみて宗主国の残虐さ・米国支配の実態を理解したために、精神がポチ化してしまった!!?そしてその究極が、日本経済の疲弊・国民貧民化に何ら躊躇することなく米国の指示通り売国化政策を遂行した小泉政権だったのでは!!?
それがグローバリズムを自らの利益拡大の追い風とする大資本とも結び付いて『悪徳ペンタゴン』を構成し、日本国民不在の売国化路線をひた走った!!!
しかしリーマンショックでのグローバリズムを推進した米国金融マフィアのつまづきをきっかけに、メディアの洗脳策でも覆い隠せないほどの格差社会の実情に多くの国民が気付き、植草さん他多くのブロガーによる国民覚醒のための言論の盛り上がりも相まって、【無血の平成革命】たる政権交代が現実のものとなった!
『国民生活が第一』を標榜して誕生した鳩山政権が、沖縄県民の悲願である基地問題を考える時に、「対等な日米関係」を主張することは十分理解できます。米国に何も言えずに命令されるままだった自民政権との違いを際立たせるためにも、言うべきことはしっかり言うべきだとは思います。米国内の基準に照らし合わせてみれば、あんな市街地のド真中に基地が存在することがそもそもあり得ない話なんですから!!!
しかし、あまり正面切って正論を主張しすぎるのは危険じゃないか!?と考えます。
今は新政権発足直後のハネムーン期間として様子見のようですが、属国が宗主国の権益に踏み込みすぎている!米国の権益を危うくする危険な政権!と米国が判断したなら、暗殺汚職などありとあらゆる謀略が仕掛けられ、4年の任期を全うすることなく鳩山政権の幕切れとなってしまうのではないか!?と危惧します!!!
鳩山総理の所信表明は、本当に感動できる演説でした!
【無血の平成革命】の始まりを予感させてくれました!
しかしそのマニフェスト実現のため、あまり性急に目標に一直線に突っ走ってしまわない方がよいのでは!?と思います。特に対米問題には慎重に対処すべきです!!!
あくまで4年後を見据え、宗主国との意思疎通を進めながら、基地問題の方向性を変えていけるよう考えるべきです。ここで自民政権の決定を180度方向転換してしまうことは危険が大きすぎるのではないでしょうか!?
「対等な日米関係」・・・重いテーマですね!!?
投稿: かっちょ | 2009年11月 5日 (木) 10時10分
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(管理人から)
確かに日米不均衡軍事同盟にある現状では、日米関係にパーフェクトな対等性を望むのは困難である。というか、現実的に言って、軍事ヘゲモニーが物を言う冷徹な国際社会にあって、憲法的に丸腰の日本が経済や貿易で米国と対等性を保持することは大変である。しかし、再配分に回るべく富が、海外、特に米国に流れたことによって、国民生活が苦しくなっている今、何でも米国の言うとおりにはできない状況に入ってきた。
鳩山政権は、自民党50年の隷属体制の大きな慣性に立ち向かっているから、並大抵のことではないだろう。しかし、確かに性急にやりすぎると米国は単純であるから、自国国益に反する国として敵対視する可能性が高い。隷従ポチから脱却することは必要だが、離陸を上手くやらないと危ない。私は新約聖書の有名な言葉を思い出した。
「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。」(マタイ10−16)
国際世界は狼の群れである。最も強い狼はアメリカだったが、“狩り”に手広く手を出しすぎて、獲物を逃がし、空腹になっている。空腹を満たすために、手近(日本)にある食物を食べようとしている。その食物は郵政資産である。戦後日本はアメリカに対して従順な鳩になっていたが、冬を越すための餌をこれ以上やるわけにも行かない。これを恐ろしい狼にやってしまうと、今度は日本が飢える。
むずかしい状況に入ってきている。だが、属国状況は変わらないのであるから、「蛇のように賢く」やるしかない。有効な経済成長策を打ち出すことも突破するために必要だと思う。
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