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佐藤前知事の汚職事件 縮小されたわいろ認定【双方上告、最高裁が判断へ】(毎日新聞 福島)
http://www.asyura2.com/09/senkyo74/msg/759.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 11 月 13 日 19:40:59: twUjz/PjYItws
 

http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091113ddlk07040130000c.html

ニュースBOX・福島:佐藤前知事の汚職事件 縮小されたわいろ認定 /福島

 ◇双方上告、最高裁が判断へ

 県発注工事を巡る汚職事件で、収賄罪に問われた前知事、佐藤栄佐久被告(70)は、1審に続いて2審でも有罪判決を受けた。しかし、わいろの認定は起訴内容の指摘に対して1審、さらに2審と縮小された。無罪を主張する弁護側は、「換金の利益」をわいろとした2審判決は「実体がなく、実質無罪。薄皮が一枚ずつはがれるように真実に近づいている」と話す。識者には検察側の立件に無理があったとの声もある。被告と検察双方が上告し、最高裁が司法判断を下すことになった。【松本惇】

 ■甘い捜査批判も

 今回の換金の利益は、売れない土地を便宜供与の見返りに買ってもらったとする考え。

 元東京地検特捜部検事の郷原信郎・名城大教授(経済刑法)は「知事の事件として強制捜査に踏み切ったのに、その程度しか認められないとは、検察の正義が全うされたとは言い難い」と甘い捜査を強く批判する。検察側が売買額は割高だとして示した時価も「客観的に算出できていない」と指摘し、「知事を政治的に葬り去る事件ではない」と話す。

 ■追徴せず

 検察側は、土地売買契約の1カ月後、贈賄側(時効成立)の水谷建設から弟の祐二被告(66)に渡った1億円も土地代金と主張したが、被告側は融資と反論した。1審の東京地裁(山口雅高裁判長)は「別の独立した行為」とし、時価を超える代金約7300万円をわいろと認定。受け取った弟のみに同額の追徴金を科した。

 刑法は「収受したわいろは没収する。できない時はその価額を追徴する」と定める。1審判決は前知事が実質的な利益を得ていないことを示した。

 2審の東京高裁(若原正樹裁判長)は、そもそも時価の算出方法に問題があると指摘。差額さえわいろと認めず、弟にも追徴しなかった。一方で、換金の利益はあったとして有罪とした。わいろは金銭でなくとも人の望みを満たせばよい。判例では異性間の情交や接待、地位の提供なども認められている。

 ■「セミの抜け殻」

 前知事は換金の利益を「セミの抜け殻」と表現した。元東京地検特捜部長の宗像紀夫・主任弁護人は「山林原野ならともかく、土地は郡山の市街地にある。買いたいという人は何人もいたが、前田建設工業の元副会長に開発の意向があったため、他の人に売れなかっただけ」と主張する。

 2審判決後、ある検察幹部は「土地の時価は合理性のある算出基準で出している。それが否定されれば捜査はできなくなる」と不服感を表した。日大の板倉宏名誉教授(刑法)は「換金の利益をわいろとする判例は少ないが、通説的な考えだ。状況から土地を買う明確な理由が見当たらず、(換金は)わいろとしか考えられない」と話し、最高裁で有罪判決が覆る可能性は低いと見る。

   ◇  ◇


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 ◆起訴内容と判決

 起訴状によると、前知事と弟の祐二被告は共謀し、00年8月の木戸ダム(楢葉町)工事の入札で前田建設工業が受注できるよう便宜を図った見返りに、同社の下請けだった水谷建設に02年8〜9月、祐二被告が経営していた「郡山三東スーツ」所有の時価8億円の土地を約9億7300万円で買い取らせ、差額約1億7300万円をわいろとして受け取ったとされる。

 1審判決(08年8月)は前知事に懲役3年、執行猶予5年、祐二被告に懲役2年6月、執行猶予5年を言い渡した。追徴金は祐二被告のみ約7300万円。2審判決(今年10月)はこれを減刑し、前知事に懲役2年、執行猶予4年、祐二被告に懲役1年6月、執行猶予4年とし、追徴金は科さなかった。


毎日新聞 2009年11月13日 地方版

●関連情報:「佐藤栄佐久公式サイト」
http://eisaku-sato.jp/

『 耐雪凌霜 』 〜ウェブサイト/ブログ開設にあたり
http://eisaku-sato.jp/blg/2009/10/000008.html


2009年10月 5日

『 耐雪凌霜 』 〜ウェブサイト/ブログ開設にあたり


「知事抹殺」出版記念会で出席される方へのサイン本に 『耐雪凌霜』 と書いた。

2009年9月27日に福島県知事を辞職してから3年になる。

『国策捜査ではないんですか』
と叫ぶ記者の声を後ろに聞きながら、18年間の幕を閉じるにはあまりに短い記者会見を終え会場を出た。

この3年間はあっという間に過ぎ去った。

30年前、私は参議院議員に立候補して落選、県内 4000集落をこつこつと回っていた。

会津地方の湯川村の旧家で話をしている時に『耐雪凌霜』と揮毫してある古い扁額が目にはいった。聞けば戊辰の戦争の際、撤退する侍に宿を提供したお礼に書いてもらったものだと言う。
郡上八幡の援軍が戊辰の時会津に来て、その隊の名前が『凌霜隊』だったと後で知った。
その一人が書いたのではないかと推察する。

私は浪人中の自分の気持ちにぴったりの言葉として色紙等に揮毫していた。

この3年間も同じ気持ちだった。

あり得ない事実で起訴、私の最も嫌う人物像に仕立て上げられ、そして、一審で証拠は吟味されず、有罪判決が出た。執行猶予がつき、追徴金もない。
裁判官は検察のいい加減な調書を踏まえた大岡裁きのつもりだったのだろう。

しかし、有罪だ。事実がなかったことは私が一番よく知っている。

私がこの理不尽な判決に声を上げず、政治家はどんなに清廉に見えても、所詮、皆金銭が絡んで汚い者だというステレオタイプを許してしまえば、日本という国は虚無主義に陥る

そのような近親者の言葉に、私は戦いの継続を決めた。

無私を政治信条とする私を県民も理解し、支持してくれてきた。
ここで終ることは、18年間、そして今も支持してくれる人々への裏切りになる。

法廷での戦いは2つ目のラウンドを終え、今この原稿を書いている時点で、控訴審の判決を待っている。

そして、拙著「知事抹殺」を出版し、この事件は一体何なのか、という事実を世に問うた。
沢山の方が出版記念会に出席してくれる。早速読んでくれた友人が手紙をくれた。

『耐雪凌霜』の気持ちで私とともにじっと堪え、
支援してくださっていた事は、言葉にできないほどありがたい。

皆様に、この場で改めて御礼を申し上げます。

戦いは現在進行形だ。
全てを失った私の新たな足場として、ここにブログを開設させていただくことにした。
拙い文ではあるが、拙著に引き続き、この場で私の考えと事実を綴っていこうと思う。


コメント(1)
佐藤栄佐久

■コメント
当時、テレビをみて、今も多くがそうであるように、その電波を信じて、佐藤栄佐久なる悪い人物と思ってしまいました。ネットから政治を眺めてみるととんでもない、全てが嘘と言っても過言にあらず。テレビはその全てがうそ、佐藤様例え一時でも疑いの目向けてしまったこと、ここにお詫び申し上げます。この国の政治を司っている大半は日本人ではありませんね、物凄く真っ当な日本人国会議員もいますが、毒政治、毒メディア、毒司法、手下の毒犬警察、真っ当な日本人の手に取り戻さなければなりませんね。それにしても福島県人凄い、赤い血流れていますね(黒い血ではないという意味です)ここに参集する人たち日本人の誇りです。

by 黒百合 (2009/10/18 18:38)  

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