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http://netallica.yahoo.co.jp/news/99920
市橋 逃走資金と手術代の出どころ
2009/11/10 10:00
●整形費用だけで100万円
「どうやって費用を工面したんだ?」
英国人英会話講師殺しの容疑者、市橋達也(30)が整形手術を受けたとのニュースに、クビをひねった向きも多いだろう。
市橋がリンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)の死体遺棄事件を起こしたのは07年3月。このとき市橋は裸足で逃走した。それがここにきて顔を整形して潜伏していることが発覚。それも鼻だけで少なくとも2回、目や下唇などにもメスを入れた。医療関係者によると「手術代は軽く100万円はするでしょう」と言うのである。
逃げ回っている市橋はどうやってこんな大金を手にすることができたのか。
名古屋の病院に来たときはヒップホップ系のいでたちで、「フリーターで近くのラブホテルに泊まっている」と語ったという。このときは現金数十万円を持っていて、カネに困っていた様子はない。
「男相手の“売春で稼いだ”とか、“泥棒したのでは?”なんて声が上がっていますが、どれも荒唐無稽な話。誰かが整形の費用を渡したのではないか」(マスコミ関係者)
市橋の実家が岐阜にあり、名古屋で整形したものだから、「親がこっそり援助したのではないか?」なんて声も出た。もちろん、真偽のほどはわからない。当然、警察だって実家をマークしている。カネを渡そうにもできないだろうと思ったら、世の中、いろいろな稼業があるらしい。「第三者を使えば送金できる」とは裏業界に詳しいジャーナリストだ。
「世の中には送金の“代行”をしている人がいて、そうした人に頼むと郵便局の電信振替やバイク便を使ってお金を運ぶ手続きをやってくれます。手数料は5万〜6万円が相場。受け取る人はホテルなどに偽名で投宿し、お金が届くのを待つわけです。なかにはバイク便のライダーがアルバイトで代行業者を兼ねることもある。その場合は10万〜20万円の手数料を取られる。現金書留や宅配便を使う方法もあります。ヤクザが逃走中の組員にカネを送るときも同様の手口を使います」
代行業者に送り先を知らせるときは公衆電話を使う。携帯電話は通話記録が残るので使わない。「代行業者にお金を届けるときは親戚に行ってもらう方法が多い。それも警察がマークしてないような“遠い親戚”を使うのです」(同)
市橋もこの方法でダレかから送金を受けたのだろうか……。
(日刊ゲンダイ2009年11月7日掲載)
2009/11/10 10:00 更新