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有明海に浮かぶ佐賀空港(遠くに見えるのは福岡県柳川市)
「沖縄の負担軽減」を口にするだけで一向に具体策を示さない民主党政権に、沖縄県民の怒りが爆発した。
7日に嘉手納町で2500人の抗議集会が開かれたのに続き、きのう(8日)は宜野湾市での集会に県民2万1000人が集まった。そこで出たのが「来年1月の名護市長選の結果を見たい」などと、とぼけたことを言う鳩山首相に対する怒りだ。「沖縄県民は何度、民意を表明すればいいのでしょう。
総選挙では沖縄県内の4選挙区ですべて現行案(辺野古埋め立て案)に反対する候補が当選した。最近の琉球新報の世論調査でも現行案反対が67%、嘉手納統合案反対も72%、県外・国外移設賛成が70%です」(地元記者)
「砂上の問題、米軍再編が明かすウソ」を書いた沖縄タイムスの屋良朝博記者は、同書の中でこんな衝撃的な事実を紹介している。
米軍再編の日米交渉に関わった米外交官は、普天間移設先として佐賀空港が「ナイス・ロケーション」と判断し、日本政府に提起したというのだ。「佐賀空港は発着便が少ない。周囲に住宅もない。沖縄の普天間飛行場を移設するのにもってこいだ」と米外交官は言ったという。世界中に出撃する海兵隊は、沖縄の基地から単独で行くのではなく、まず佐世保港(長崎県佐世保市)から強襲揚陸艦が沖縄に出発、沖縄で海兵隊を乗せて目的地に向かう。朝鮮半島で有事の場合、佐世保から沖縄まで約2日かかり、沖縄での搭乗に数日、そこからまた九州方面に戻ってから朝鮮半島に向かうので、航路で4日分ロスしてしまう。海兵隊基地が佐世保に近い佐賀空港にあれば、大幅に出撃時間を短縮できるし、佐賀県は北朝鮮まで760キロ。沖縄の1400キロの半分だ。(取材協力・横田一)
(日刊ゲンダイ 2009/11/09 掲載)
<参照>
[外務省] 普天間移設のウルトラCは佐賀空港
鳩山政権は検討すべし(ゲンダイ的考察日記)
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1040.html