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結論を先に持ってきます。「生活が第一」が求めるのは政治家の価値の転換!
「反原発」・「反基地」というのは
生きるための価値を何に求めるのか?という問題に収斂します。
11月8日、山口県田ノ浦である事件が起きました。
事件の概要を報じるブログ「RadioActive」の記事から引用します。
>今日も、昨日と同様に中国電力の作業台船や作業のサポートに入っている地元の漁船は、クレーンのワイヤーにつるしたコンクリートのおもりを漁船やシーカヤックの頭上を通して作業を行ったり、作業阻止のために作業船に近づこうとするシーカヤックを竹の棒で突いて押し出すなど、危険な行為を続けていたようです。
>今日の8時頃、このような作業に対する抗議行動として、シーカヤッカーの1人が作業台船のクレーンワイアーに手をかけていたところ、作業員4人に取り押さえられ、漁船の甲板に引き上げられました。そして、そのまま4人に手や足をおさえられ、腕で首を絞められて意識を失いました。台船による作業が終わるまで取り押さえられたのち、別のカヤッカーが助けに入り、救急車を呼び、病院に運ばれました。
この報に接した時思い出したもう一つの事件があります。
旧聞ですが、
2年前、辺野古で新基地建設の準備作業を行う作業ダイバーに対して
阻止行動(監視)中のダイバー(平良夏芽牧師)が息苦しさを覚え浮上したところ
バルブが閉鎖されていたという事件です。
原発設置を推進する側、それに異議を唱える側
基地建設を推進する側、それに異議を唱える側
同じような構図が見て取れます。
そして直接対峙し、被害者となり加害者となってしまうのは常にいずれも「生活者」の側の人間です。
この2つの事件の救いは
加害者となった「生活者」が被害者に対して明らかに何らかの怒り、憎しみを向けてしまっているのに対して
被害者側が向ける怒りは
直接の加害者にではなく
その先の「権力」へ向けられていることです。
「生活が第一」という2年前の参議院選以来掲げられた民主党の大義は
利益至上主義からの転換という意味で
大きな前進といえるのでしょうが
経済的富の再分配としての転換に留まる限りは「生活者同士の対立」を
払拭することは結局できないで終わることになります。
今政治家に就中吾等がその思いを託し
大いなる権力を手中にすることとなった民主党の政治家に問われるのは
一人びとりの生命に勝る重要なものはない〜
一人びとりのささやかな生活への思いを守ることが政治の役割〜
即ち、「成長」なり「生産性」なりの呪縛から逃れ
「一人の命を守る」〜「一人の生活を守る」
このことが政治家にとって最大の価値であることを
心底捉えうるか否かが問われているのです。
最後にこの記事を読まれたあなたへのアピールです。
子育てに追われる上関のおあかあさんたちが
祝島島民とシーカヤッカーへの仮処分申請を却下するように願う署名を集めています。
20日までに届けてほしいそうです。
反原発・反基地が生きるための価値の問題であるというとらえ方に同意頂ける方
ぜひご協力を!