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2009.11.7(その1) 森田実の言わねばならぬ【882】
平和・自立・調和の日本をつくるために[877]
《新・森田実の政治日誌》[「小沢独裁」への抵抗宣言]平野内閣官房長官の「憲法解釈は政治主導」発言の危うさ/小沢幹事長が主張する解釈改憲はきわめて危険である
「人間がもう少し気狂いでなかったならば、戦争から生まれる悲劇を免れたはずである」(ジード)
平野博文内閣官房長官は、「憲法解釈は政治主導で行う」と発言したが、小沢一郎幹事長が絶対権力者になった今日の民主党政権のもとでの「政治主導」は危険である。
小沢民主党幹事長は解釈改憲論者である。憲法の解釈を変えて集団的自衛権を行使できるようにしようというのである。
日本国憲法第九条は政府による戦争を禁止している。今日までの政府の憲法解釈は「個別的自衛権は行使できるが集団的自衛権は行使できない」ということ。この解釈を内閣法制局長官が表明しつづけてきた。小沢幹事長と民主党は、内閣法制局長官から憲法解釈権を取り上げて、「政治主導」にしようとしている。
いまの「小沢独裁」のもとでは、「政治主導」とは「小沢主導」を意味する。「小沢独裁」のもとでは、小沢幹事長が、憲法の解釈権を握ることになる。少なくともこのおそれは強いのである。
来年(2010)夏の参院選で民主党が勝ち、衆参両院で単独多数体制を確立すれば、小沢幹事長は何でもできるようになる。小沢幹事長が憲法の解釈権を握ることになる。
平野内閣官房長官の「憲法解釈は政治主導」発言は「小沢一郎が憲法の解釈権を握る」方向への第一歩なのではないか、と憂慮する。私が「小沢独裁」への抵抗を宣言したのは、この事態を阻止するためである。