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鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[強固な日米関係をめざして]
今週からいよいよ国会での審議が始まりました。
まず、国会においても申し上げましたが、私の資金管理団体の収支報告に
ついて、必ずしも事実と一致しない虚偽の報告があり、国民のみなさま方に
大変ご迷惑をおかけしたことを、心から改めてお詫び申し上げます。
私自身を含めて、会計担当者や事務所職員との十分なコミュニケーション
を怠ってしまった結果、このようなことを起こしてしまい、まことに痛烈に
反省をしております。
今後も、検察の捜査に対して全面的に協力を申し上げます。当然、必要な
資料やデータを検察に提出し、正確な捜査が進められていくことを期待して
おります。
また、このような過ちが二度と起きないように、私自身を含め、事務所の
体制も、改めるべき点は改めたいと思います。
さて、鳩山内閣全閣僚が出席をする予算委員会は、衆議院での3日間の審
議が終わり、6日から3日間、参議院で行われます。
予算委員会での質問は、これまで私も何度も経験をしてまいりましたが、
今回、初めて答弁をするという立場になりました。また衆議院では、野党の
事前質問通告がほとんどなく、どのようなことを聞かれるのかと多少不安に
も思っておりましたが、とにかく、「ひとつひとつ、誠実に答えていく」と
いうことだけを考え、丁寧な答弁を心がけてまいりました。
また各大臣も、「立場」だけで形式的に答えるのではなく、それぞれの信
念を持って答弁していたことで、このような"条件の悪い"中でも、内閣とし
ての足並みが乱れることもなく審議を行うことができたと思っております。
衆議院の予算委員会の中で、とりわけ多かった質問は沖縄の普天間基地移
設問題です。一体いつまでに結論を出すのか、その期限はいつかなどという
質問もありましたが、結論を急ぐあまり、十分な検討をしたと言い切れない
ということだけは、何としてでも避けなければならないと思っているのです。
すでに日米合意もなされ、結論は出ていると野党は言いますが、前政権の
野党時代から我々が主張してきた沖縄の基地問題に対する考えは、本来まさ
に政権交代がなされた今こそ実現しなくてはならないのです。この問題は、
沖縄の基地問題であり、日本の防衛体制、つまり日米安全保障体制の問題で
もある。沖縄のこれからは、日本のこれからでもあり、その延長線上に日米
安保体制を含む日米関係のこれからがあるのです。
前政権のように、対米追従の日米関係に疑う余地もなければ、新たな検討
も必要ないのかもしれません。しかし、我々はこの問題で日本の意思を明確
に示したいと思っているのです。これまで基地問題で犠牲になってきた沖縄
県民の思い、また、日本の外交・安全保障の基軸である日米関係、これまで
の日米合意についてもよく考慮した上で、移設先には沖縄県内・県外、日本
国内・国外とありとあらゆる選択肢を真剣に検討し、結論を導き出したいと
思っています。いたずらに結論を先延ばしする気持ちは毛頭ありません。し
かし、安易に「いつまでに」と言えるような問題ではないということも、ご
理解いただきたいのです。
日本の意思を明確に示すことで、本当の意味での強固な日米関係ができる
ものと思っております。私はその先頭に立ち、オバマ大統領とも真の信頼関
係が築けるよう、努力してまいります。