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2009.11.6(その2) 森田実の言わねばならぬ【881】
平和・自立・調和の日本をつくるために[876]
《新・森田実の政治日誌》最近の日本の軽薄で反道徳的な風潮にもの申す〈その6〉鳩山首相の詭弁に甘すぎる政治ジャーナリズムの頽廃
「虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙する」(ショーペンハウエル)
鳩山首相はじめ鳩山内閣の閣僚は饒舌である。鳩山首相の所信表明演説と10月28〜30日の国会の代表質問における鳩山首相の答弁をマスコミはほめているが、私は所信表明演説と鳩山答弁を聴いて、鳩山首相はよくなかったと思う。それは、今日の日本が陥っている困難について、鳩山首相は何回も前内閣への責任転嫁発言を繰り返したことである。この点は、11月2日の衆議院予算委員会での答弁で、鳩山首相自ら反省したが、当然である。
今日の諸困難の原因が、前内閣の失政にあることは明らかなことである。日本国民はこのことを知ったから、自公連立政権を否定し、民主党に過半数の議席を与えたのである。民主党に責任をもって解決してほしいから民主党候補に投票したのだ。
鳩山由紀夫は首相である。政治の最高責任者である。日本と日本国民が負っている諸困難の解決に責任をもたなければならない。鳩山首相は「日本のオヤジ」でなければならない。
その「日本のオヤジ」は「こんな日本に誰がした。自民党政権ではないか」と何回も繰り返すことは慎まなければならない。諸困難を背負う信念を疑わせるものだ。このことは鳩山首相が反省したので、今後は言わないが、マスコミが鳩山首相をほめたのは感心しない。こんな鳩山首相の信念の薄さを支持している大新聞の記者がいるのは残念である。指導者はなれ合ってはいけないのだ。鳩山首相は11月2日の予算委員会で沖縄米軍基地問題の具体策について何も語ろうとしなかった。マスコミはこの原因が自民党の追及力の不足にありとしたが、これは間違っている。悪いのは、何も語ろうとしない鳩山首相の方である。これも、マスコミと鳩山政権のなれ合いではないか、と思う。