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http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-11-07-M_1-031-1_004.html
2009年11月07日 社会
「地元の痛みを無視」神奈川知事発言 県内首長ら一斉批判
「まるで人ごと」「沖縄の思いは県外に伝わらないのか」―。訪米中の松沢成文神奈川県知事の発言に６日、県民大会共同代表や県内外の関係者らは一様に強い不快感を表明した。
「他県の、しかも一知事が決める話でもない」と強い口調で語るのは伊波洋一宜野湾市長。「安保の負担を、沖縄など一部地域に押しつけていれば問題が解決すると考えているのであれば、情けない話だ」と批判した。
基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代共同代表は「納得できない。松沢知事と同席する仲井真知事は、発言の修正を求めるべきだ」と話した。
前岩国市長の井原勝介さんも「沖縄の問題に口を挟むことではない。控えるべきだ」と指摘する。
松沢知事は以前、岩国基地への艦載機移転についても「早く移転すべき」と発言、波紋を広げた。「地元の痛みを全く考えていない。自治体の長ならば、基地の押しつけあいではなく、住民に影響のない場所へ移そうと要求するのが普通だろう」と疑問視した。
翁長雄志那覇市長は２００６年、基地の硫黄島移設案について松沢知事と意見を交わしたことに触れ「松沢知事は、県民の議論を深め一致させることが国民や政府の考え方を変えるだろうと語っていた」と振り返る。その言葉と相反するような今回の発言に対し「県民大会を控え、一定の県民世論ができるかもしれないこの時期に、『県外は不可能』と発言するのは失礼だ」と静かに語った。
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