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阿修羅政治版に仁王像さんというハンドル名の方が政治評論家の森田実さんのブログ記事を紹介されていた。
森田実の言わねばならぬ【872】
平和・自立・調和の日本をつくるために[867]
《新・森田実の政治日誌》[「小沢独裁」への抵抗宣言]民主党は、11月2日の衆議院予算委員会における自由民主党の加藤紘一元幹事長の発言に謙虚に学ぶべきである/「小沢独裁」下で新人議員は「拍手要員」化「投票マシーン」化している/民主党新人議員よ、諸君は誰のために政治家になったのか/諸君を選んだ有権者が後悔し始めていることに気づくべきである/国民は拍手・ヤジ・投票のマシーンを選んだわけではない
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05791.HTML
何となく読んでいるともっともらしいのだが、もっともらしい言葉をちりばめただけで、何も言っていないのと同じことというか。これは記事に書かれていることがどういうことか、具体的に想定していくとすぐにわかる。たとえば、森田さんは「11月3日付東京新聞朝刊の「発言」欄のトップに掲載された〈新人議員も役割果たせ〉と題する読者(東京の北村さん)の声」とやらを紹介している。
「《民主党の事業仕分け人選で、新人議員は研修が優先、新人議員の最大の仕事は次の選挙に当選することだと小沢一郎氏は発言しています。こんなに国民をないがしろにした考えはないと思います。」
どこが国民をないがしろにしているのだろうか?新人議員が2ヶ月もたたないうちに何かできると誰が思うだろうか。そんなことは、会社勤めをしたことがない人でもわかるだろう。新人議員が最初にやるべきことは、やりたいことがあったとしても、そのやりたいことが国会という場で具体的にどうすればやれるようになるのかを知ることである。会社でも、どの程度の能力があるかも分からない、さらには議員としての活動の仕方も知らないかもしれない人間にプロジェクトを任せるアホはない。大体は、誰かの下につかせて学ばせる。そして、これは民主党の責任である。
そして、その新人議員がちゃんと学んだかどうかを判断するのは選挙民であり、それが証明されるのは、小沢さんの言うように「次の選挙に当選すること」なのだ。「小泉チルドレン」とやらは今回の衆院選挙でどうなったか?ほぼ壊滅である。おそらくは研修らしい研修もなく、何も学ばなかったのだろう。ここでも自民党は新人議員を育ているという責任を放棄していると考えていいだろう。
こう書けば、森田さん自身が言う「新しく議席を得た民主党議員は、選挙区の有権者の期待に応えなければならない。」がいかにアホなことを言っているか分かるだろう。「新しく議席を得た民主党議員」は「期待に応え」る前に、どうやったら期待に応えられるのか、まずその具体的な方法を知るという作業を求められる。森田さんの言うヤジなんて、目に余るなら委員会室強制退去などの罰則規定を設ければいいだけである。
森田さんも何を言っているんだか分からないことを書く前に民主党新人議員のブログでも読んで、彼ら個々人が実際に何をやっているのかを知った方がいいだろう。例えば話題になった長崎選出の福田衣里子さん。森田さんに言わせると、この福田さんも「ヒトラーの親衛隊」の一員ってことになるのかもしれない。
「3時半より小沢幹事長と面談し、肝炎法案の成立に向けて、まだこれからの段階ではありますが、光が見えてきたように感じます。これから、与野党すべての議員の力をお借りし、成立に向けて頑張って参ります。」
衆議院議員(長崎県第2区) 福田衣里子のブログ
http://blog.livedoor.jp/ennriko555/archives/51294238.html
そもそも自民党議員に質問能力ある? ―
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/10/29/4660667