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2009.11.4(その1)森田実の言わねばならぬ【872】
平和・自立・調和の日本をつくるために[867]
《新・森田実の政治日誌》[「小沢独裁」への抵抗宣言]民主党は、11月2日の衆議院予算委員会における自由民主党の加藤紘一元幹事長の発言に謙虚に学ぶべきである/「小沢独裁」下で新人議員は「拍手要員」化「投票マシーン」化している/民主党新人議員よ、諸君は誰のために政治家になったのか/諸君を選んだ有権者が後悔し始めていることに気づくべきである/国民は拍手・ヤジ・投票のマシーンを選んだわけではない
「人生では無理はいつかほころびてしまうものだ」(中村真一郎)
11月2日の衆議院予算委員会で、自民党の加藤紘一元幹事長の質問には、説得力があった。加藤紘一氏は、最近の民主党に対して次のように忠告した。
《最近の民主党の皆さんには一人一人の顔が見えない。「機関銃のような拍手」と表現した新聞があったが、顔が見えなくなったことはよくないことだと思う。これから「個の確立」をめざそうというのに、その個が民主党からなくなっているように思う。》
さすがである。小選挙区で選挙戦を戦った民主党の新人議員は「個」人として当選した。しかるに国会に出てきたとたんに「小沢チルドレン」の一員になり、拍手要員化・ヤジ要員化・投票マシーン化している。これはよくないことである。民主党新人議員に読んでほしい一文がある。11月3日付東京新聞朝刊の「発言」欄のトップに掲載された〈新人議員も役割果たせ〉と題する読者(東京の北村さん)の声である。小沢一郎幹事長にも読んでほしい一文である。
《民主党の事業仕分け人選で、新人議員は研修が優先、新人議員の最大の仕事は次の選挙に当選することだと小沢一郎氏は発言しています。こんなに国民をないがしろにした考えはないと思います。
私たちは、次の選挙に当選する修行をさせるために民主党議員に投票したわけではありません。新人であれ、しっかりと議員の役割を果たすべきであり、その働きの結果として次の選挙での当選があるはずです。選挙に勝つことが第一目的の議員は必要ありません。
民主党は国民が何を期待して投票したのか、そして何をやるべきかをいま一度見つめ直し、日本のために働いていただきたい。》
新しく議席を得た民主党議員は、選挙区の有権者の期待に応えなければならない。もしも小沢一郎幹事長のために国会議員になったのであれば、国会議員の資格はない。国民のために働く議員にならなければならない。いま、衆議院予算委員会の総括質問の中継を見ながらこの一文を書いているが、民主党議員のヤジは感心しない。ヤジのために国会議員になったわけではあるまい。ナチスドイツのヒトラーの親衛隊のようなことはやめるべきである。