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瑣末なことで肩身が狭いが一日をテレビの前で過ごした関係上、投稿の衝動に駆られたので投稿するが、忙しい面々にはパスしていただくことを願う。
まず、特徴的なのは自民党ベテラン議員による一点突破と先祖がえり。
マスコミは野党としての不慣れを指摘するがかつての民主党との違いは、彼らには現政権に対する明確な対立軸がないことである。
加藤議員は、日本の保守党としてのの立場を強調していたが質問の内容はつながりのないほじくりである。
これでは「国民の生活第一」を掲げた民主党との違いを演出することは出来ずに、このままでは近い将来に自民党は消滅するのではないかとの思いがする。
加藤議員の姿勢にも問題がある。
一言で謂うと、「加藤の乱」での挫折も忘れたかのような横柄・生意気ぶり。
首相を「あんた」呼ばわりをし、小学校の参観授業よろしく「迷い指」を以って何人もの答弁者を指名する。
己の力不足を棚に上げて何たる不遜。
しかも、民主党の主張を逆手にとって、事前通告のない、あっても項目のみの事前通告による質問は深まりのない質疑応答に終わった。
答弁者の政府側にも問題がある。
特に、野党時代の溌剌さがなく自信無げであった。
加藤議員は菅さんの指名を回避したが菅さんは「返す刀」を持っているからである。
自分が追及されているのに分厚い資料を抱えて薄ら笑いをしながら背中をまるめて答弁咳へ向かい加藤や町村ごときを「先生」と呼ぶ姿からは闘う姿勢は見られない。
もう一度録画テープを見直して改善していただきたい。
たまには強気の開き直りも必要です。
かつての首相の小泉純一郎は、イラク派遣での自衛隊の安全地帯を問われて「私に判るわけがない、自衛隊が派遣されたところが安全地帯である。」と開き直りどっかと自席に腰を下ろしてニタついていたが、何のお咎めもなかった。
こんなひどい開き直りは論外だがいざというときはケツをまくるのも戦法である。
町村議員もこれまでの話を長々とやったが質問には活かせなかった。
しかし、岡田外相・北沢防衛相の私的発言が災いして苦境に立っていた。
邪道かもしれないが、政府要人はいつでも追及される側に居るのである。
常日頃における政策の立案・遂行においては、こういう場で追求されることを意識して事に当たるべきである。
国会審議でのやりとりが内閣支持率に直結することを考えれば当然の姿勢である。
連立二党の質問は、己の政策の具現化を狙ったもので効果的であった。
これは鳩山政権のモットーである友愛精神による少数党の意見尊重になるので有意義である。
その点、内輪の民主党議員の質問は、国民に具体的に鳩山政権の施策が分かってもらえ、且つ、役無しの民主党議員にも場が提供されて党と政府とのギクシャクさが解消されて有効である。
しかし、本来なら野党にこそもっと質問時間が提供されるべきであるが今の自民党では時間を持て余すか?
それも敵失である。
今後も国会審議でのやりとりを見守って生きたい。