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2009.11.1(その1) 森田実の言わねばならぬ【864】
平和・自立・調和の日本をつくるために[859]
《新・森田実の政治日誌》最近の日本の軽薄な風潮にもの申す〈その1〉政治に個人にとっての「トクかソンか」の価値判断基準は問題がある/善悪と誇りなき政治判断は、政治の劣化に通ずる
「風にそよぐ葦」(新約聖書)
政治において大転向が始まっている。
いままで自民党と一体になって生きてきた諸団体の指導層の大転向が起きている。
8月30日の総選挙で自公連立政権が大敗北し、民主党が大勝利した結果、政権交代が起きた。9月16日には鳩山民主・社民・国民新の三党連立政権が発足した。それとともに大転向が始まった。それまで自民党と一体化していた諸団体が自民党を離れ、中立化するか、民主党に接近し始めている。
新聞記者やジャーナリストのなかにも、民主党政権を褒めそやす者が多くなった。自民党政権の時代には民主党を批判していた者が、民主党政権発足とともに民主党支持者に変わっている。「小沢一郎天才論」を口にするジャーナリストが目立つ。
問題は大転向の根にある動機と心理である。ほとんどの転向者が「自分にとってトクかソンか」の考えに立っていることだ。野党になった落ち目の自民党とつき合っていても「ソンをするばかりだ。民主党政権と仲良くするほうがトクだ」という考えなのである。自分にとって「得(トク)か損(ソン)か」の考え方が政治のなかにも入り込んでしまっている。由々しきことだと思う。
より誇り高い生き方を求めたい。善悪の判断を基準にすることを求めたい。日本人のなかから反骨精神が死滅しないことを願いつつノ。