★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK74 > 312.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
デフレ放置は、自殺・失業・給与低下放置と同義語と知るべきだ。
政府も日銀も、アホな予測出して、放置してんじゃねーよ。
******************************
日銀予測「物価3年連続下落」・・・本当にこれでよいのか(小野盛司)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/
(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第197弾です)
日銀は10月30日「経済・物価情勢の展望」をまとめ、2011年度まで3年連続で消費者物価の上昇率がマイナスになるとの見通しを示した。要するにこれから3年間は日本経済は悪くなり続けると日銀が認めたわけだ。
言ってみれば、日銀も政府もこれから3年間は経済立て直しの努力はしない。国民生活の悪化、つまり世界の中で日本だけが貧乏になっていくのを放置しようということだ。国民はデフレを止める方法が無いと思いこまされている。しかし、知る人ぞ知る。デフレ克服などすぐにでもできる。政府・日銀が共同してお金を刷れば簡単だ。それをやればインフレになると人は恐れる。世の中、インフレかデフレのどちらかしかない。日本以外のすべての国はインフレにして、国を豊かにする道を選んだ。日本だけはデフレを堅持して国を貧乏にする道を選んだ。本当にこれでよいのか。
政権交代で色々政治も代わっていくようだ。子ども手当もヨーロッパ諸国のマネをするのだろうが、是非日本以外にすべての国が行っているようにゆるやかなインフレにして国を豊かにすることをマネして欲しい。
日本の政治家は「改革」が随分お好きのようだ。デフレでお金が消え、国がどんどん貧乏になる中、国民は将来への不安でいっぱいだ。何か変わって欲しいと思っている。その「何か」が、日銀の金庫からお金を引き出すことであるのに気付いていない。それをやらずに「改革」を繰り返しても、状況は改善しないのだということを、いつ気付くのだろうか。
細川内閣でも景気対策より政治改革を優先すると言い、小選挙区制を導入した。しかし、この小選挙区制は経済発展には無力だったし、逆に日本を悪くしたのかもしれない。4年前の郵政選挙でも郵政賛成の議員に投票した国民よりも、郵政反対の議員に投票した国民の数の方が多かったのに、議席では郵政賛成派が3分の2以上を占め、結局郵政民営化の道をたどることになった。「郵政民営化は国民により信認された」ことにされてしまった。小泉改革で国が豊かになると国民は思ったのだろうか。「改革なくして景気回復無し」と言われ改革すれば景気がよくなると思ったのだろうか。その後、政治改革は間違いだった、小泉構造改革は間違いだったと国民は言い始めた。
今年の衆議院選挙でも与党3党の得票数の合計は50%に達していないが、それでも議席数では3分の2以上の圧勝だ。だから、国民による圧倒的な信認を得たと錯覚している。それを武器に反対意見を封じようとしている。国会での答弁もひどいものだ。野党に何か言われると「そんなことあんたに言われたくない」と言う。黙れと言うのと同じだろう。野党は半数以上の国民に支持されて選ばれてきたことを念頭において発言すべきだ。
それでも景気が回復するなら目をつむるが、この内閣はデフレに対しては全く克服しようとする意欲は無いようだ。先日紹介したように、「現在日本はデフレだと認識しているか」と質問主意書で質問したら、「企業物価が横ばいだからデフレでない」と鳩山総理からの答弁書には書いてあった。新聞には企業物価は過去最大の下落と書いてあり、おや?と思った人も多いだろう。下の図を見ていただきたい。これを見て企業物価が下がっていないと思う人は、鳩山さん以外にはいないだろう。
もう一度、注意深くこのグラフを見ていただきたい。鳩山さんが言っているのは、2009年7月から8月までだ。なるほど、ここは横ばいだと分かるだろう。これでデフレ脱却ですか。冗談でしょう、鳩山さん。こんなものでデフレ脱却と言うのはやめて下さい。マクロ経済はもう少し長期に見ていただかないと・・・。これでは鳩山さんはデフレの怖さを知らないと言われても仕方ないですね。
最近の株価を見ても、世界的に上昇機運が高まっている中、民主党政権が成立してから、日本株だけが上がらなくなりました。1万円割れも起こしてます。財務省の発表でも、景気は良くなってきているが、先行きは不透明だとのこと。つまり今までは自民党政権の景気対策が良く効いて、景気回復してきているが、これからは民主党政権が景気対策のための補正を3兆円削減したのと、景気対策を止めたのが効いてきて、先行きは不透明になってくるということだ。必死になって95兆円に膨れあがった来年度予算の概算要求を削減しようとしているが、なぜこれだけ景気が悪い中、歳出削減のことばかりを考えているのか。歳出削減をすればするほど、デフレは悪化し、日本は貧乏になるばかりだ。
財源がない?そんなことないですよ。日銀の金庫には、沢山お金が眠っています。なぜ、それを日本の金に困っている人たち、中小企業に、そして未来への投資のために使わないのですか。経済活性化には、お金が必要なのは誰もが知っていること。中央銀行にあるお金は各国好きなだけ自由に使って良いということが、国際的な取り決めなのですから、誰に遠慮もいりません。鳩山さんの決断次第なのです。様々な改革も結構な事です。新政権なのですから、思い切っておやり下さい。しかし、一番大切なことは、日銀の金庫に眠っているお金を国民のために使うことだということは、忘れないでいただきたい。