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岡田克也外相が普天間基地の県外移設を断念すると発言した時、私はたまたま沖縄にいた。地元の失望、落胆は極めて大きい。政権交代という千載一遇のチャンスさえ生かせないとすれば、沖縄の基地縮小は永久に不可能ということである。 民主党政権も日米関係の維持という神話に呪縛されている。そして、日本の全国紙、テレビがその呪縛を強化している。ゲイツ米国防長官の無礼な恫喝に対して、その非を咎めたメディアがあっただろうか。 米海兵隊の基地が沖縄に存在しなければ日米安保体制が崩壊すると主張する人々に訊きたい。海兵隊が本土やグアムではなく、沖縄にいなければならない理由をきちんと説明したことがあるだろうか。御殿女中よろしく、日米安保が崩壊すると大騒ぎしている人は、安保体制の崩壊が具体的に何を意味するかわかっているのだろうか。米軍は現に嘉手納や横田の基地を好きなように使っているではないか。なぜ、1つの海兵隊基地を沖縄の外に移すことが安保体制を壊すことにつながるのか、私には理解できない。 普天間基地の存在を許すことは、周辺住民に対する犯罪である。また、辺野古の海を埋め立てて基地を建設することは後世の人類に対する犯罪である。民主党政権は国民に示した約束を履行するよう、最大限の努力をするべきである。(東京新聞10月25日) |