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http://www.muneo.gr.jp/html/diary200910.html
2009年10月22日(木) 鈴 木 宗 男
アメリカのゲーツ国防長官が、20日、21日、鳩山首相、岡田外相、北澤防衛相と会談し、離日したが、普天間飛行場の移設問題で現行合意の履行を求めている。来月12日、13日のオバマ大統領訪日までにはっきりしてほしいとの強い意思表示であったとも報道されている。
「約束は守れ」と言うアメリカの主張も当然である。あわせて、日本の、特に沖縄の総意を考えなくてはいけない。
在日駐留米軍の75%が沖縄に集中している。この負担について、私は政治家として、基地の縮小、整理、統合、移転を絶えず考えてきた。県道104号線越実射訓練を北海道矢臼別に受け入れたのも私である。
小泉政権以後、多くの政治家が沖縄問題に関与しているが、ポストに就いた時だけの軽い人間関係ではなかったか。沖縄の痛みを、先の大戦での筆舌に尽くしがたい苦痛をどれほど考えてやってきたのか。私は疑問に思う。
ここまできたら、とにかく沖縄の声を最優先して普天間移設問題を考えていきたい。アメリカ側の強気な態度だけで決着できるものではない。
国民から選ばれた立法府でも色々な声があるが、何よりも沖縄の思いを私はしっかり受け止めて行動していきたい。今までの経験を活かして。
天皇陛下主催の園遊会に出席する。秋晴れのもと、東宮御所の緑がひときわ光って見えた。
御所を歩いていると、最高裁判所の竹内行夫判事がテーブルに座っている姿が見えた。私は見逃さなかったが、竹内判事は私の姿に気がつくと顔を背けた。
お天道様の下で堂々と挨拶も出来ず、顔を背ける人に人を裁く資格があるのかと考えるのは、私一人だけではないだろう。やましいことがなければ何も顔を背けることはない。「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」を言えない人は不幸である。
読者の皆さん、国民の皆さん、どうか人の道として、こうした行為が当たり前かどうか、ご判断戴きたい。私は正直に、失ってはいけない人の心をしっかりと持って生きていく。
今日は人間修養の良い経験をさせてもらった。
2009年10月21日(水) 鈴 木 宗 男
亀井郵政金融担当大臣は、日本郵政の西川社長の後任として斎藤次郎氏の起用を発表した。思い切った人事であり、これもビロード革命の一貫と言って良いだろう。
大蔵省事務次官経験者で、官僚出身ということで「いかがか?」という声もあるが、国民の財産、国民生活を守るという視点で、良い仕事をしてもらうことが一番である。仕事ぶりを見て評価、判断しても良いのではないか。
西川社長が民間人でありながら官僚的で人間味のないことを、私は5月15日の幕張メッセにおける全特総会でご本人の目の前ではっきり言わせてもらった。比較するのも何だが、ここは斎藤新社長に昨日閣議決定された郵政改革の基本方針をしっかり実行してもらい、より良い郵政公社にして戴きたい。
郵政改革の基本方針
平成21年10月20日
閣議決定(案)
1. 郵政事業に関する国民の権利として、国民共有の財産である郵便局ネットワークを活用し、郵便、郵便貯金、簡易生命保険の基本的なサービスを全国あまねく公平にかつ利用者本位の簡便な方法により、郵便局で一体的に利用できるようにする。
2. このため、郵便局ネットワークを、地域や生活弱者の権利を保障し格差を是正するための拠点として位置づけるとともに、地域のワンストップ行政の拠点としても活用することとする。
3. また、郵便貯金・簡易生命保険の基本的なサービスについてのユニバーサルサービスを法的に担保できる措置を講じるほか、銀行法、保険業法等に代わる新たな規制を検討する。加えて、国民利用者の視点、地域金融や中小企業金融にとっての役割に配慮する。
4. これらの方策を着実に実現するため、現在の持株会社・4分社化体制を見直し、経営形態を再編成する。この場合、郵政事業の機動的経営を確保するため、株式会社形態とする。
5. なお、再編成後の日本郵政グループに対しては、更なる情報開示と説明責任の徹底を義務付けることとする。
6. 上記措置に伴い、郵政民営化方の廃止を含め、所要の法律上の措置を講じる。
今日もまたビロード革命が進んでいる。「さすが亀さん」という声も聞こえてきた。
足利事件の菅家さんの再審が開始された。胸を張って宇都宮地裁に入る菅家さんの姿は神々(こうごう)しく見える。
それにしても、菅家さんを17年半刑務所に入れた検察の行為はお詫びしても謝っても済む話ではない。警察、検察の間違った捜査、調書、起訴は許されないことだ。
その間違った手続きによって、誤った判決をしてしまった裁判官は、今どんな思いでいるだろうか。「冤罪はあってはならない。冤罪をなくして下さい」と訴える菅家さんの言葉を、検察、司法それぞれ重く受け止めるべきである。
国策捜査により権力と闘っている私も、真実を求めて信念を持って堂々と主張していく。
幸い菅家さんの弁護人である佐藤博史弁護士は、私の弁護人でもある。巡り合わせを感じながら、勇気を得た思いである。