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http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/article/2004/221.html
古川利明ブログより抜粋
「悪の検事総長・原田明夫」の権力犯罪を弾劾する――「三井環不当逮捕」は
「現代のドレフュス事件」である(その1)
…
そこで昨日の三井氏の講演に戻りますが、調活(調査活動費)という名の裏金づくり
を検察が組織ぐるみで行っていたということは、ほぼ大体の人は知っていると思います
ので、問題は、その実態を三井氏が大阪高検公安部長という現職のまま、内部告発をし
ようとしたところ、最高検検事総長の原田明夫とその2、3人の側近が共謀して、三井
氏を口封じのために不当逮捕にもっていったということも、既によく知られていること
だと思います。…
http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/article/2004/225.html
ちなみに、この99年4月の時点で、原田明夫は法務省事務次官で、盗聴法を何とか
して国怪を通すために、同じ東大卒の但木敬一“原田の腰巾着”法務省官房長を引き連
れて、マルハムの冬柴鉄三に直接会って、頭を下げるなどして、涙ぐましい努力をして
いる真っ最中でした。
…
(裏金で三井に告発された加納について)
ここで原田明夫の取った致命的なミスは、加納駿亮を「トカゲの尻尾」として切ること
ができなかった点です。
…
さて、前回(その2)の続きで、関西検察勢のゴリ押しを受け、加納駿亮を福岡高検
検事長に昇任させる人事について、法務・検察サイドは内閣(=首相官邸)に、01年
10月23日ごろに打診したところ、「こんな裏金ギワクの出ているモンダイの人物に
OKを出して、後々、尾を引いたらどうするのか」と前代未聞の再考を求められ、検事
総長の原田明夫以下、法務・検察の最高首脳は例によって、頭を抱え込んでしまいます。
そこで、原田明夫はまさに掟破りの「けもの道」へと足を踏み入れてしまうのです。
ここでいう「けもの道」とは、三井氏が手記(『告発! 検察「裏ガネ作り」』)の
中で使っているフレーズですが、私は何とも文学的かつ、本質をピシャリと言い当てて
いる表現だと思います。
けもの道――それは、つまり「人としての道」(=人道)に反しているがゆえに、と
ても表に出せるような話ではないからです。そして、その後に画策する「内部告発の口
封じのための不当逮捕」と相まって、まさに人間ではなく、ケダモノ(=キチク)のな
す技ともいうべきものです。
三井氏の手記によれば、加納駿亮の人事が揉めていた01年10月末ごろ、原田は当
時、法務省事務次官だった松尾邦弘(02年1月より最高検次長検事)、最高検刑事部
長だった古田佑紀を引き連れて、政界の超大物OBの事務所を訪れ、「加納の検事長人
事が承認されないと、検察が潰れてしまいます」と泣きを入れ、官邸に働きかけを行う
ことで、「OK」の承諾を得ます。
で、手記の中では、敢えて「政界の超大物OB」と匿名にしてありましたが、三井氏
が先日(2月20日)の講演で明かしたところでは、この人物とは後藤田正晴です。
これについては、かなりのマスコミ関係者が取材に動いていますが、双方ともそうし
た事実はないと否定しているらしいですが(#ま、アタリマエだわな。こんな超ディー
プリーな話、当事者がそんなにカンタンに「はい、そうですわ」と認められるワケあら
へんがな)、三井氏は確度の高い筋から情報を取っていますので、まず、これは間違い
はありません。
後藤田正晴といえば、最近ではすっかり生臭さが抜けてしまった好々爺になってしま
って、例えば、『現代』の昨年12月号のインタビューでは、「敢えて言う、一国平和
主義がなぜ悪い」と、小泉内閣の自衛隊イラク派兵、さらには改憲の動きに対してクギ
を刺し、いまや「ハト派のシンボル」みたいに祭り上げられています。
が、少なくとも、私が知っている後藤田正晴とは、東大法学部卒の旧内務省出身のま
さにエリート官僚で、警察庁長官も務め、その後は田中角栄に引きで政界入りした後は
中曾根内閣の官房長官と、私の頭の中では「カミソリ後藤田」、そして、「ゴリゴリの
タカ派」のイメージだったのですが、「あれ、このジイサン、いつの間にこんなマトモ
な物言いをするようになったんだろう?」と、びっくりしているくらいです。
確かにこの後藤田のジイサンが、1976年から96年まで7期にわたって自民党の
衆院議員を務め、その間、自治大臣や内閣官房長官など内閣の要職を歴任したことで、
今なお永田町に強い影響力を保持しているのはわかりますが、では、なぜ、原田明夫は
後藤田のところに「泣き」を入れに行ったのでしょうか?
じつは、後藤田は92年12月の宮沢改造内閣で、いわば一本釣りの形で法務大臣に
抜擢された際に、当時の法務・検察の最高首脳の人事をいじくり回したこともあって、
他の国怪議員よりはさらに強い影響力を「千代田区霞が関1丁目1番1号(=法務・検
察合同庁舎のある住所地)」に対して保持し続けているのです(んで、このとき、法務
省大臣官房の人事課長として、法務大臣・後藤田正晴の“使い走り”をしていたのが、
この原田明夫なのです)。
…
それまで続いていた「京大にあらずんば、人にあらず」という法務・検
察の出世コースの地図が、これを機に大きく塗りかわることになるからです。そうした
従来のメインストリームだった「京大閥」の流れを断ち切る形で、のし上がってくるの
が、原田明夫を筆頭とするこの東大卒の連中なのです。
…
んで、この原田一派は、その後、ほぼ一貫して、霞が関の中央合同庁舎6号館の南館
(=最高検&東京高検)と北館(=法務省)を行ったり来たりする中で、例の盗聴法を
通すための国怪対策に汗を流してきたというわけです。
例えば、あの第145“土石流”国怪で、盗聴法が自・自・公で成立した99年前半
で見ると、法務省事務次官・原田明夫、法務省刑事局長・松尾邦弘、法務省官房長・但
木敬一という布陣で、原田と但木は自民党やマルハムの幹部と会って、法案を通しても
らうようコマネズミのように動き回る一方で、松尾は法務委員会などの国怪質疑で答弁
に立っていたわけです。
…
つまり、時の内閣総理大臣・小泉純一郎は「飛んで火に入る夏の虫ならぬ、秋の虫」
とばかりに、この加納駿亮の検事長昇任人事にOKを出すことによって、検事総長・原
田明夫のキンタマを握ることになります。
というのは、検察庁法を駆使すれば、いつでも総理大臣(=小泉純一郎)は法務大臣
に命じて、指揮権を発動し、三井氏に対する起訴を取り消したうえで、こうやって加納
駿亮の調活費裏金づくりという「詐欺行為」をもみ消した原田明夫に対する犯罪(=刑
法第103条の犯人隠避罪)の捜査を(やろうと思えば)命じることもできます。
しかし、それをやらずに敢えて裏取引に持っていったのが、いまの「内閣」、すなわ
ち、小泉自・公政権のファッショたるゆえんなのです(それゆえに、わざわざ総選挙直
前を狙った辻元清美チャンの不当逮捕が出てくるのです)。
こうやって、原田明夫は己の「保身」のため、詐欺罪として真っ黒クロである加納駿
亮を、ぬあんと、「嫌疑なし不起訴」という“無罪放免”にしてしまったことを知るに
及んで、三井氏は最終的に、大阪高検公安部長という現職のまま、実名で内部告発をす
る決意を固めます。
その理由はこうです。
――もはや、加納駿亮氏の件などどうでもいい。それよりも原田検事総長が、こうし
たことで社会正義の権化たる検察を瓦解させた。これに対する義憤である。それ以外の
何物でもない、と。
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コメント
長いのでここまでにします。大分…で省略しました。興味があればリンク先を読んで下さい。
やはり、というか、角栄-後藤田-原田と連なる人事ではあった。
しかし、これは言うまい。
裏金隠しのために冤罪事件をでっちあげて三井環を貶めた張本人が郵政の取締役候補となったことは悲しい。
また、検事総長という職が果たしてCIAコネクションなくして推薦されるものとも思えない。
原田が郵政民営化の悪事隠しに狂奔するような予感さえする。それともスパイとなるか。
念のため亀井大臣のHPにもご注進しておいた。