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どのぐらいぶりだろうか、亀井さんと組んでいる大塚耕平金融副大臣が出演するというので「サンデープロジェクト」を見た。斉藤さんの日本郵政社長内定を「天下り」とか突っ込まれて冷や汗状態みたいだったけど、なんでそんなことを気にするのか、あるいは後ろめたく思うのか、不思議な感じがした。俺たちが一般に考える官僚の間で官僚が就職斡旋する「天下り」とわけが違うし、適任だと思えば、官僚だろうが何だろうか、抜擢するのは当たり前の話。まるで問題ない。
それよりも、斉藤さんとかに知って欲しいのは、少なくとも国民の一人としての俺は「民主党に政治を委ねた」ということだ。そのための一票を投じたということだ。途中途切れがあるものの50年以上もの間続いた自民党政権が終わって、わずか2ヶ月。実際に政権についてみて、カネがどうなっているのか、官僚、役人とどう付き合うのが利口か、学ばなければならなことは山ほどあるだろう。2ヶ月でどうにかなることとはとても思えない。だから、半年、1年とかは、いろいろ試行錯誤して、どのような選択肢があり、どういう選択が日本の社会にとってベストか、侃々諤々議論し合って欲しいと思う。その間、マスコミが突っついているような意見の不一致が閣内にあったって全然構わない。最終的に合意に達したら、その合意に基づいて動けばいいだけのことだ。
しかしまあ、「サンデープロジェクト」はやっぱりガックリした。民主党がどのような考えでどのような方向に進もうとしているのか、知りたいことを何も議論してくれない。まあ、記者クラブ向けとジャーナリスト向けの2つの会見をやり、そこで亀井さんが記者クラブをボロクソに貶しているにもかかわらず、覚えている限り、記者クラブ向けの記者会見で誰一人として亀井さんに抗議するマスコミ記者がいない。他人の人間の質をどうのこうの言いいたかないけど、あれほどボロクソに言われて何も抗議しなければ、人間の質が疑われる。自分のやっていることにこれっぽっちの誇りもない、ただのイエスマン。官僚も手なずけやすかったに違いない。こんな連中にして、こんなマスコミ記事、マスコミ報道あり、ってのがよ〜〜く分かった。
マスコミ各社も、記者クラブなんかおかずに、各省庁からメールで情報を送ってもらった方がいいんでなかろうか。どうせ揚げ足取りばかりの質問で、意味のある質問ができるわけじゃない。政治家や官僚と記者の癒着を断つ上でいいし、何より人件費の節約になる。
【メモ】朽ちゆく帝国 10/25 ―
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/10/25/4653589