★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK73 > 770.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: ワヤクチャ殿! 投稿者 異論半論 日時 2009 年 10 月 24 日 20:43:28)
現状で野菜工場にさまざまな問題点があるのはよく分かります。しかし、たとえばレタスは、野菜工場出荷のもので路地ものに比べて2割高ぐらいでしかなく、今年の夏、路地もの野菜が高かった時期は、野菜工場出荷のもののほうが安いと言う価格逆転現象が起こったと言います。
価格逆転が起こった原因は異常気象にあります。今後、温暖化に伴う気象異常が多発する可能性が高く、気象条件から独立して野菜栽培ができる野菜工場はこの点のみを考えても、一定の可能性を見込むことができます。
また、光源と温度の問題についても、技術革新によって十分に解決できると考えます。
農業(技術)は基本的にまだまだ開発の余地があるフロンティア分野だと思っています。農業は、基本的には今までたった二つの技術革新しかしてきていないと思います。ひとつは人工授粉、もうひとつは細胞培養です。もちろん農業機械の発達などがあったのは事実ですが、農業と言う生産のあり方自体に影響を与えたのはこの二つの技術革新しかないと思います。
自分がいつも感じていたのは、人間の存在感がどんどんと大きくなってしまい、自然の許容量を超えてしまうのではと言う危機感です。現状の文明のあり方は、自然を収奪すると言う点では依然として中世世界と変わりはなく、究極のリサイクル、持続可能性のある社会にはなっていません。しかし、農業の技術革新によって、社会全体を究極的な意味での持続可能性のある社会に変えていくことができると考えています。そして、その技術革新の最も基礎なるものが地熱エネルギーなのです。