彼と鳩山邦夫の動きを見ていると、安物の日本政治の本質がよく分かる。アメリカの支配層が日本に何を望んでいるのか、彼らの動きを見ることでかなり予測がつく。 八つ場ダム中止はほぼ確実だ。経済合理性から言っても、政策合理性から言っても、誰もが納得いくところだ。だから、それに反対することは、一種のパフォーマンス、別の意図があると考えるしかない。別の意図とは、民主党政権に対する一種の権威付けだ。中国よりも日本の民主党政権のほうがアメリカにとり手ごわいと言う報道とまったく同じ意図に基づいているわけだ。 鳩山民主党がやろうとしていることはCO2排出権取引バブルによる日本の富のいっそうの吐き出しだ。日本郵政の問題が鳩山邦夫のドジによって白日の元にさらされ、かんぽの宿の本来的な問題点を主に発言した保坂さんは今度の総選挙で落選した。鳩山由紀夫の民主党が躍進したのは、邦夫のドジを由紀夫によって埋め合わせさせようと言う意図があるからだ。 石原慎太郎などの安物政治家の動きを今後も注視していく必要がある。彼らを見ることで、アメリカのいんちきの仕組みがある程度分かるのだから。 2009/10/25 02:57 |