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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091024ddm002010116000c.html
鳩山内閣:閣僚資産公開 首相、歴代2位 1位・細川氏25億円、3位・麻生氏4億円
資産家として知られる鳩山由紀夫首相。23日に公開された総資産は14億4269万円で、鳩山内閣の閣僚の中でも突出した額となった。閣僚の資産公開が始まった1983年以降、細川護熙首相(93年当時)の約25億4000万円に次ぐ歴代2位。これまで2位だった麻生太郎前首相(就任時4億5548万円)も大きく上回った。
鳩山首相の資産は7割が定期預金や外国公社債など金融資産。資産額にはカウントされないが、株式も大量に保有しており、母方の祖父・石橋正二郎氏が創業したブリヂストン株350万株の時価は約55億円(23日の終値)。他にも▽みずほフィナンシャルグループ7万2000株▽東急不動産3万7000株▽東急電鉄3万株−−など大手企業株が並ぶ。
自宅は閑静な高級住宅地として知られる東京・田園調布。679平方メートルの敷地を所有し、幸夫人の意向が取り入れられた自宅(延べ床面積371平方メートル)を構える。固定資産税の評価額では1億642万円だが、付近の1坪あたりの実勢価格は320万円とされ、これで試算すると約6億5800万円と6倍超にもなる。
長野県軽井沢町の高級別荘地には、東京ドームのグラウンドの約半分の土地(7207平方メートル)と別荘を所有する。別荘は民主党幹部が集まって会合を開くなど、数々の政治の舞台にもなっている。【後藤豪】
◇「格差」顕著、2000万円以下6人
鳩山内閣の閣僚資産の平均は1億4045万円で、麻生内閣の1億4128万円や福田内閣の1億1695万円と大差はなかった。とはいえ、鳩山由紀夫首相が平均額を大きく引き上げており、閣僚間の資産「格差」を示す結果になっている。
家族を含めた公開が始まったのは89年の宇野内閣以降。最多は96年第1次橋本内閣の3億8687万円で、鳩山内閣は約3分の1にとどまった。
鳩山内閣に顕著なのは、閣僚間での資産「格差」。14億4269万円と飛び抜けた資産家の首相に加え、福島瑞穂消費者・少子化担当相ら3閣僚が資産1億円を超えたのに対し、北沢俊美防衛相の609万円など資産1000万円以下の閣僚が2人おり、2000万円以下では6人と閣僚の3分の1を占める。
副大臣の平均資産は2810万円で、福田内閣の1億2846万円を大きく下回った。政務官は若手が多いこともあり1648万円にとどまり、泉健太内閣府政務官ら5政務官が資産ゼロとなった。
とはいえ、預貯金で普通・当座預金は公開対象外など、資産の実態が反映されていない側面も否めない。菅直人副総理兼国家戦略担当相は23日の記者会見で「資産は親代々というケースもある。今の民主党の閣僚は、親代々ではない形で政治家になった方が多いのが(今回の資産公開に)影響している」と語った。【影山哲也】
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091024k0000m010149000c.html
鳩山内閣:資産公開 6閣僚「0円」 普通預金含まれずに
公開された閣僚の資産では、鳩山内閣18閣僚のうち6人が、定期預金・郵便貯金・その他の貯金とも0円とした。普通・当座預金とも公開対象ではないためとみられるが、一部の閣僚は普通預金を保有していることを認めている。従来の「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」に基づき、普通・当座預金は含まれないため、資産の実態を反映していない可能性がある。【篠原成行】
衆院解散当時の麻生内閣でも18閣僚のうち7人が3項目とも0円と公表している。鳩山内閣で0円としたのは岡田克也外相、長妻昭厚生労働相、赤松広隆農相、前原誠司国土交通相、北沢俊美防衛相、中井洽国家公安委員長。副大臣8人と政務官12人も0円だった。
岡田外相は05年の衆院選直後の資産公開では定期預金を2200万円と記載していたが、4年間で0円となった。中井氏も前回の郵便貯金110万円が0円になった。残る4人は前回も0円。
内閣府は「普通預貯金は流動性が高いため、対象外となっている。ここで歳費を含めた多額の資金を管理することが、政治家への国民の信頼を保つという大臣規範の趣旨に沿うとは言いにくいが、閣僚個人の良心に任せるしかない」とした。
岡田事務所は「普通預金で資金を管理したとしても、(ここに入金する)歳費の額も公表されており問題はない」とコメント。長妻厚労相は閣議後会見で「ありのままに書いたが、普通預貯金は若干ある。工夫できるところがあれば、さらに制度を進化させることも必要」と話した。
◇鳩山首相の株式、評価額は57億円
資産公開では、18閣僚のうち12人が本人もしくは扶養家族が上場株式を保有していた。最高評価額は、鳩山由紀夫首相の計57億2595万円。トヨタ自動車株を持つ直嶋正行経産相など、かつての勤務先の株式を保有する閣僚が4人と、労組出身者が多い特徴も垣間見えたが、麻生内閣に比べ高額銘柄を持つ閣僚は少なかった。
鳩山首相は、祖父が創業したブリヂストン株(1株1602円)350万株のほか、12銘柄の上場株式を保有。父が創業したイオン株(1株837円)を持つ岡田克也外相も総額1億1091万円に上った。【長野宏美】
◇今回定期預金などが0円だった閣僚の05年衆院選後の資産公開時
岡田 克也外 相 定期預金2200万円
長妻 昭厚労相 預貯金 0円
赤松 広隆農 相 預貯金 0円
前原 誠司国交相 預貯金 0円
北沢 俊美防衛相 預貯金 0円
中井 洽国家公安委員長郵便貯金 110万円
※北沢氏は参院議員のため04年の公表時
◇麻生内閣と鳩山内閣の各閣僚の資産
●衆院解散時の麻生内閣
麻生 太郎首 相 8560万円
石破 茂農 相 3350万円
金子 一義国交相 2919万円
森 英介法 相 2262万円
野田 聖子消費者行政担当相 2165万円
与謝野 馨財務相 2046万円
中曽根弘文外 相 1557万円
●鳩山内閣
鳩山由紀夫首 相57億2595万円
岡田 克也外 相1億1091万円
直嶋 正行経産相 2420万円
北沢 俊美防衛相 1268万円
平野 博文官房長官 1024万円
川端 達夫文科相 1005万円
※1万円未満切り捨て。株価は22日終値。評価額1000万円以上