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西川氏の後任となる日本郵政の次期社長として元大蔵官僚の斉藤次郎さんが内定し、この人選については小沢さんと斉藤さんとの関係とかブログでいろいろ書かれている。もちろん、その中にはゴールドマン・サックスなどの米国内部の利権勢力との関係に触れたものもある
俺の考えはきわめて単純で、少なくともジャーナリスト向けの記者会見での亀井さんの発言を読んでいると、鳩山政権は、いや少なくとも亀井さんは、そんなことより、小泉竹中時代にメチャクチャにされた日本に本当に危機感を持っており、いかに立て直すかを最優先していたのではないかと思う。「CIA」とか「特別会計」とか普通なら言わないと思われていたこと、また金融の非常に細部にわたることを口にしているからだ。
日本郵政見直し、西川氏の辞任というのは、日本の立場から考えれば、米国との関係どうのこうのより、日本の資産を国外に持ち出させないというステップを踏めたということが第一に重要だろう。これは今後の日本立て直しに死活問題といっていい重要さを持っている。そして、その第一歩と並行して行われたが元大蔵官僚、斉藤次郎さんの抜擢である。
マスコミは民主党政権の何を騒いでいただろうか。議員と官僚の戦いを囃し立てていた。しかしながら、抜擢されたのは元大蔵官僚。今度は、民主党もやっぱり官僚頼みって騒いでいる。このマスコミの変わり方は笑ってしまうしかない。官僚というのは一種類の人間しかいないのだろうか。自公支持や親米ポチなんてのもいるし、もちろんその逆もいるだろう。
現状において厳然たる事実は何か、行政をやる上で官僚、役人は不可欠ということだ。日本を立て直し、運営する上で欠かせないということだ。であるなら、小泉や竹中と一緒になって国を売り、その裏で自分の懐を暖めていた官僚に冷や飯を食わせ、逆にその間冷や飯を食わされていた官僚、役人を登用するというのが正しいやり方ではないだろうか。もし亀井さん自身が斉藤さんに白羽の矢を立てたのであれば、斉藤さんが10年以上前に大蔵官僚を退いたとはいえ、まさにこれを狙ったと考えていいのではないだろうか。逆に「年次改革要望書」に沿って動くような官僚がいれば、容赦なく切る、冷や飯を食わせるという合図になったと思える。
記者会見での発言、行動を見ると、亀井さんは本気の本気で日本立て直しを考えていると見える。
世界から見た竹中平蔵の犯罪性 ―
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/10/21/4644961