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毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091020k0000e040068000c.html
愛知・犬山:教育長退任へ 学力テスト不参加
文部科学省の全国学力テスト不参加や全国に先駆けた少人数学級導入など、独自の教育改革を進めた愛知県犬山市の瀬見井久教育長(72)は20日、任期を1年近く残して11月20日に退任する意向を明らかにした。理由について瀬見井教育長は「民主党政権になり、私の考えが理解されやすい環境になった」と述べた。
瀬見井教育長は愛知県職員出身で、97年4月に石田芳弘前市長(現民主党衆院議員)が教育長就任を要請。教科2人担任制、教師による副教本作成、2学期制導入などの教育改革を推し進めた。07年に始まった学力テストには「義務教育に競争原理は不要」などとして反対。06年12月に就任した田中志典現市長から方針転換を求められたが、「教育行政は教育委員会独自の権限」と譲らず、全国で唯一の2年連続不参加を主導した。
その後、教育委員の増員や不参加派委員の入れ替えにより、同市は今年4月の学力テストに初参加した。その際も瀬見井教育長は「国のテスト結果の公表(8月下旬)は遅く、授業改善に役に立たない」と主張。テスト直後に解答用紙をコピーして現場教師による採点を行うなど独自性にこだわり続けた。瀬見井教育長は「教育改革から10年たち、いいタイミングと判断した」と話している。また、瀬見井教育長と同一歩調を取ってきた丹羽俊夫委員、テストに賛成した加藤武司委員の2人も同時期に退任する。【花井武人】
毎日新聞 2009年10月20日 12時42分