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10月20日7時2分配信 オリコン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091019-00000023-oric-ent
元参議院議員でプロレスラーの大仁田厚氏が、故郷である長崎県知事選(来年2月開票予定)に出馬の意向を固めたことが19日、ORICON STYLEの取材で明らかになった。大仁田氏はここ数年、精力的に長崎での活動を行っており、その中で友人や地元企業経営者から、県内の厳しい現状を聞き出馬の意向を高めていったようだ。
長崎出身の大仁田氏は、地元長崎のテレビ、ラジオ、新聞などの取材の中から、県下の中小零細企業の疲弊、観光業や第一次産業などの衰退を肌で感じながら、タレント業や公演などを行っていた。また、大仁田氏は被爆2世であり、3年前に父親で被爆者である平八郎さんを合併症で亡くしたことも大きな要因だという。
来年2月の長崎県知事選には、すでに数名の候補者が出馬の意向を明らかにしており、現職の金子原二郎知事も出馬の意向を匂わせているだけに激戦は必至。大仁田氏は、金子県政への痛烈な批判も含め、多数の発言を行っており、もし出馬が現実のものとなれば熾烈な戦いが予想される。
同じ九州の東国原宮崎県知事や橋下大阪府知事、森田千葉県知事など、精力的に地方からアピールをしていることも、大仁田氏の出馬に少なからず影響があったはずだ。県知事移転問題や財政赤字を、いかに解消するかが焦点となる今回の知事選で、自身の知名度やアピール力を生かし、いかに大きな渦を巻き起こせるのか、注目したい。
大仁田氏は1957年長崎県長崎市出身。全日本プロレスに入団し故・ジャイアント馬場さんに師事。1989年には自身のプロレス団体・FMWを主宰し、 “涙のカリスマ”として社会現象を巻き起こした。2001年には参議院議員選挙に比例代表候補として出馬し46万表を獲得し、初当選した。