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http://news.livedoor.com/article/detail/4401659/
引っこ抜いてやりたい 森田健作知事の二枚舌
2009年10月18日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
●やっぱり千葉県の恥
前原国交相の「羽田ハブ空港発言」に「頭にきて眠れなかった!」と息巻いた千葉県の森田健作知事。相変わらず、パフォーマンスは大げさだが、この男ほど、いいかげんな政治家は見たことない。
羽田がハブ空港になれば、成田空港は商売上がったりになる。「冗談じゃない」というのが森田の怒りだが、この男は羽田空港の国際化の推進論者だったのである。
森田は98〜03年に、羽田空港のおひざ元、東京4区(大田区)選出の衆議院議員で、東京都や自民党東京都連と一緒に「羽田空港国際化」の先頭に立って旗を振っていたのだ。国会でもこんな発言を繰り返していた。
「大所高所に立って我が日本国の国益を考えた場合、どちらが国際空港だとか、どちらが国内空港だとか、そういうことで争っている場合ではないのではないか」(00年4月8日、運輸委員会)
「米国の運輸長官も、航空市場開放に向け、羽田国際化に期待、そのようなことを言っております。これから内外の期待も大きいし、特に利用者から、何とか羽田をもっと国際化してほしいという要望があることも事実だと思います」(01年4月6日、国土交通委員会)
こんな男だから、「眠れなかった」翌々日にはまたまた豹変。14日は、国交省の前原大臣室に乗り込んだが、前日までの怒りとは打って変わって、満面の笑顔で前原と対面。会談終了後も、「羽田は国内、成田は国際という原則を確認した」と満足げだった。何なのだ、この男は。
ただ目立ちたいだけの知事はウンザリだし、とっとと退場してもらいたい。大体、羽田の国際空港化は多くの利用者が望んでいること。「成田の歴史」を軽んじる気はないが、経済合理性からいえば、前原発言が100%正しいのは自明だ。森田がやるべきは、地元民の説得である。
(日刊ゲンダイ2009年10月15日掲載)