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民主主義を盾に前政権の政策を要求する地方自治体の首長達は、国民の意思を何だと思っているのだろうか。民主主義の「勘違い」だ
http://www.asyura2.com/09/senkyo73/msg/498.html
投稿者 TORA 日時 2009 年 10 月 18 日 15:12:09: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu202.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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民主主義を盾に前政権の政策を要求する地方自治体の首長達は、国民
の意思を何だと思っているのだろうか。民主主義の「勘違い」も甚だしい。

2009年10月18日 日曜日

◆民主党は巧みな政治ショーをやっていると感じはじめた10月17日 大西宏
http://ohnishi.livedoor.biz/archives/50975796.html

小泉内閣は極端に政治を単純化させた水戸黄門劇場だったと思います。「官か民か、この印籠が見えぬか」というものでした。もともとは理解力の低い人たちをターゲットに描いたシナリオだったそうですが、それが本当かどうかは分からないとしても、低かったのはターゲットとした人たちよりも、小泉チルドレンだったのかもしれません。シナリオとしてはあまりにも単純すぎるぐらい単純な水戸黄門劇場でしたが、多くの人たちが乗せられました。善か悪かという設定、勧善懲悪は日本人の文化の底流に流れているのでしかたないのかもしれません。

さて、民主党連立内閣の動きを見ていると、どうも新たな劇場型政治だという印象を受けます。新政権の蓋を開けてみると、案外役者が揃っているということもあるかもしれませんが、この劇場の特徴は、議論を呼びそうな投げかけをまず行い、賛否両論の渦を巻き起こして注目を高め、さらに次のアクションを見せていくことで、民主党の存在感、結論への納得感、コンセンサスをつくるという手法です。

かつての自民党内閣では、これほど閣僚がマスコミに登場することはなかったというほど連日閣僚がテレビに登場してきています。それが副大臣、政務官クラスまで、日々頻繁にマスコミに登場し、その努力とか存在感を深く印象づけていることです。露出がこれほど増えると、その影響ははかりしれません。

小泉水戸黄門劇場よりははるかに巧妙に感じます。しかも次々に役者がでてくると、谷垣さんが掲げた全員野球のお株もすっかり奪われてしまいました。

いったい誰が描いているのか興味がありますが、前原国交相の羽田空港のハブ化発言を巡っては、なんと森田千葉県知事まですっかり乗せられ、見事に役割を演じさせられてしまいました。

補正予算削減にむけた切り込みにでも、あたかも最終結論だという感じで中間の状況を発表し、そこに批判を誘い、しかし最終ゴール前の努力を見せました。

「暗」から「明」へのどんでん返しです。「いったいどうなるのか、たいしたことできないじゃなないか、この内閣は大丈夫か」から「案外やるじゃないか、よくやった」という落差をつくるのは、シナリオとしては正攻法で効果が高いですね。過去の政治プロセスの固定観念を捨てられないマスコミも、この劇場を盛り上げる役割を果たしています。(後略)


◆日本の「保守」は社会主義 10月17日 田中良紹
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/10/post_191.html#more

鳩山政権が誕生して1ヶ月が過ぎた。この1ヶ月で最も感じた事は日本の政治には「勘違い」が多すぎるという事である。初めての政権交代だから仕方がないと言えばそれまでだが、民主主義の名の下に一党支配が長く続いてきたため、日本人には政治を「考える力」がなくなり、妙な宣伝に乗せられてしまっているのではないかという気がする。

 民主主義政治で最も尊重されなければならないのは選挙で示された国民の意思である。選挙で国民は政党の政策を見比べて判断を下す。国民の負託を受けた政党の政策が国家の基本方針となる。そこで政策がリセットされる。国家の政策を国民が選挙で選べる仕組みが民主主義政治である。

かつて「政局よりも政策が大事」と言った総理がいた。それがどれほど愚かな言葉であるかを今回の選挙で国民も理解したと思う。政策を実現するのは選挙=政局である。政策は学者や官僚でも作れるが、政局は政治家にしか出来ない。従って政局で政策を実現するのが政治家の仕事である。学者や官僚は「政局よりも政策が大事」と言うかもしれないが、政治家がその言葉を口にするのはおかしい。しかし前の総理はそう言った。これまで政権交代をさせないようにしてきた官僚のセリフを政治家が代弁させられていたからである。

「危機に政治空白は許されない」という言葉も聞いた。危機こそ国民が団結して対処しなければならない時である。国民から支持された政権が国民の支持を得た政策で内外の課題に立ち向かう必要がある。従って選挙は政治空白どころか危機に対する最善の方法である。国民に支持されない政権がだらだら続く事こそ政治空白を生み出す。この倒錯した論理も政権交代をさせたくない官僚のサル知恵から出てくる。こうして政治の「勘違い」が生まれる。

政権交代が決まった日から新政権が誕生するまでの移行期に、前政権と新政権の政策が異なる場合は、とりあえず前政権の政策を一時停止するのが常識である。ところが我が国では前政権と新政権で意見がくい違う消費者庁が前政権の方針のままスタートしたり、前政権が作った補正予算の執行作業が停止されず、地方自治体が「そのまま執行しろ」と新政権に迫ったりした。

その時の首長達の言いぐさが「一方的に停止するのは民主主義的でない」というものである。選挙で示された国民の意思は前政権の政策を否定して新政権の政策を求めている。それなのに民主主義を盾に前政権の政策を要求する地方自治体の首長達は、国民の意思を何だと思っているのだろうか。民主主義の「勘違い」も甚だしい。

ダムや道路建設の中止についても同様である。新政権の方針に反対する人たちは「民主主義は手続きが大事だ」と言い、「中止は一方的だ」と非難した。しかし中止を求めたのは国民の意思である。無論、民主主義は少数意見を尊重するので少数者の言い分を良く聞く必要はある。修正できる部分があれば修正もする。しかし決定そのものを覆す事は出来ない。覆せばそれこそ民主主義に反する。その事を誰も言わない。みんなで「勘違い」したままである。

(中略)

大体自民党は「弱者に優しい」事を「社会主義」だと「勘違い」しているようだが、社会主義とは「官僚が力を持って計画経済を行う体制」である。「さらば財務省」という本を書いた元官僚が「まえがき」に「霞ヶ関は社会主義だ」と驚いたように書いていたが、私はそれも知らずに官僚になった人間がいることに驚いた。官僚が社会主義的であるのは当然である。官僚の養成のために作られた東京大学がかつてマルクス・レーニン主義の牙城であったのも何の不思議もない。だから旧大蔵省が作った税制は金持ちを作らない税制なのである。

自民党が真に二大政党の一方の軸になると考え、さらにこれまでの社会主義的体質から脱皮しようとするならば、まずは官僚統治に代わる仕組みを作るために民主党と手を組み、国権の最高機関と言われながら官僚機構の手のひらに載せられてきた国会を本物の最高機関にする改革に取り組むべきである。そして日本政治の最大テーマである少子高齢化に対応するために、「小さな政府VS大きな政府」という米国式の対立軸より、むしろ福祉国家の先進諸国から対立軸のモデルを探し、その一方を目指すべきではないか。そうしないと「勘違い」をしたまま解党への道を突き進む事になりかねない。

(私のコメント)
民主主義とは真に手間のかかるものであり、政治家にも国民にも高いレベルの認識と判断力を要求する。それが無ければ民主主義よりも独裁政治のほうが混乱が少ないだけマシなのかもしれない。隣の国では大統領が交代するたびに前大統領が逮捕されて監獄行きになる。ノムヒョン大統領はそのために自殺してしまった。

中南米や中央アジアの国のように、選挙の度に不正選挙が行なわれたとしてゴタゴタと揉めたりするのは、民主主義がまだ正常に機能していないためだろう。アメリカですら大統領選挙で不正投票があったとして揉めている。選挙は国民の信任を得る為の行為なのですが、自分が思ったとおりの結果が出ないと騒ぎ出すのは民度が低いからだろう。

今かにの衆議院選挙では民主党が大勝して政権交代が起きましたが、自民党の政策の失敗によるものであり、あまりにも官僚に丸投げしてしまった結果、自分たちが作った法案の中身すら知らない自民党議員がいた。後期高齢者医療制度は実施の段階になって法案の中身を知る事となり、自民党政権はすっかり信用をなくしてしまった。

自民党議員は法案を作った官僚を呼び出してどなりつけたそうですが、お粗末なのは自民党議員なのだ。郵政民営化法案にしても実際に行なわれてみると地方切り捨て法案であり、選挙区などから苦情が殺到した。明らかに政策の失敗なのですが、小泉チルドレンがいるから政策の転換が最後まで出来なかった。医療制度改革も同じであり福祉予算の切り捨ても毎年2200億円にもなり、国民の不満が爆発した。その結果が政権の交代だ。

大西宏氏が書いているように、小泉内閣も劇場型政治を行ないましたが、鳩山政権でも亀井金融大臣や前原国土交通大臣が派手に政策を打ち出して劇場型政治を行なっています。田中良紹氏が書いているように政権が交代すれば前政権の政策を見直すのは当然の事ですが、八つ場ダム問題でも羽田のハブ空港化問題でも地元の意見を聞かないから民主的でないと言う批判が起きている。

しかし公共事業の見直しは民主党の公約でもあり、自民党の政策が変更されるのは政権の交代が起きた以上は当然の事だ。土木型の公共事業では景気対策にならないことは、八つ場ダムにしても成田空港にしてもなかなか完成しない事からも、当初の目的からずれて来てしまって見直しの時期が来ていたのだろう。

長期政権が続いてきたので、マスコミから垂れ流される報道をそのまま信じてしまって、マスコミが小泉改革を支持しようといえば国民もそれに乗ってしまう。「株式日記」では郵政民営化法案に反対してきましたが、国民世論を動かすまでには至らなかった。ネットでいくら正論を訴えた所でマスコミの力には到底及ばない。読者にしても私の書いている事をどれだけ信じてくれているのだろうか?

鳩山政権もまだ1ヶ月過ぎただけですが、内閣の各大臣や政務官などがテレビに出まくって政策を述べている。民主主義政治では国民の政策理解力が要りますが、政治討論番組を見る人自体が少ない。「株式日記」も選挙の前後は読者も増えましたが、1ヶ月も経つと政治への関心も薄れてくる。

日本では政権交代の経験が少ないから試行錯誤が続くのでしょうが、政治主導の政策運営が軌道に乗るかが心配だ。既に官僚に丸め込まれてしまった大臣も見かけるし、なかなか成果を上げられない大臣もいる。自民党政権みたいに1年足らずで大臣を交代させるような事は避けるべきだろう。そうなれば官僚が主導権をとるのは当然の成り行きになってしまうぁ。大臣は3,4年やらないと政治主導は不可能だ。

自民党が政権から転落したのは、明らかに人材の払底によるものであり、首相になっても1年足らずで政権を投げ出す事が続いた。官僚に任せきった政策運営をしていたら人材が育たないのは当然であり、世襲議員が多くなってますます官僚に頼る政治が続くようになった。長期政権になれば利権を守る事が国会議員の目的となってしまって、政策で競い合うと言う事が疎かになってしまう。

民主党はようやく政権が獲得できて大臣になった人が張り切っていますが、これから国会も始まり野党の追及をどのように迎え撃つのだろうか? 政府委員の答弁も禁止となり大臣が全部答えなければならない。官僚の力を借りずに答弁できる大臣はどの程度いるのだろうか? 


日本オープンゴルフを見ながら株式日記を書いているのですが、石川遼は実力もありスター性もある選手だ。14Hのラフからのピン寄せは見事なものだ。今は5アンダーで3人が並んでいますが、最後は実力と運との勝負が見ものだ。ギャラリーも大いに盛り上がってはたして誰が優勝するのだろうか? 私はゴルフはやらないが見ることもめったに無い。しかしハイビジョンテレビで見ると小さなボールもよく見えるし芝の目もよく見える。

 

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コメント
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地方自治体の首長達は、道楽息子のようなものである。今まで、さんざん親(国)のすねをかじっておいて、親の財産を浪費しまくって膨大な借金を作り上げたあげく、その責任が全て親(国)にあるかのごとく、自らの責任を全く顧みない無責任な主張を行っている。その典型が大阪の橋元知事であり、彼の論法は小泉元首相と同じで、話のすり替えが詐欺師のように上手である。
 原口総務大臣は、橋元知事を持ち上げるマスコミに迎合して地方(道楽息子)を甘やかしすぎるダメ大臣に成り下がっている。このような状態が続けば、親(国)もいずれ破綻するであろう。

2009/10/19 13:20
本当に民主主義が定着するか否かは是からの地方選挙にかかっているのではないだろうか。
国政よりはるかに生臭いシガラミがねっとりと選挙民を絡め縛っている
我が町も、利権土建・大企業代弁の御用組合・名誉御隠居あたりがほとんどです
ゴロツキ共が暗躍し、まともな人はアブナくて近寄れない
八ッ場の状態を笑える状態でないのが殆んどの町の実情ではありませんか

原口氏は「うまく立ち回る」なんてことでなく、佐賀男の原点である葉隠精神で戦うことを期待する・・が・・
2009/10/19 16:39

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