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羽田空港をハブ化する計画が実行されそうだ。実を言うと自分も成田は遠すぎて、羽田をハブ化すべきだと以前は思っていた。しかし、今はそう考えてはいない。なぜかと言えば、東京湾北部地震を始め東海地震など、関東地方を震源とする大きな地震が今後かなり近い将来起こることが予測されているからだ。
東京をこれ以上巨大化することは止めたほうがいい。少なくとも、成田空港という国際空港として機能している空港が近くにあるのだし、高速鉄道も整備されている。そもそも、ハブ化といっても日本のように国土の狭い国では、韓国や中国のような巨大な空港自体が作れない。羽田空港や成田空港はどちらも1000ヘクタールほどの広さで、中国の上海国際空港は4000ヘクタールほどある。だから、大体4倍もの大きさの差があるのだ。
現状としてほぼ各県ひとつの空港が作られているが、かなりの数の空港が実際には赤字経営で、税金負担がかさんでいる。つまり、もし空港を作るとするなら、東北地方とか近畿地方に二つずつのように各地方にある程度中心となる空港を作り、後は、羽田と成田、そして、関西国際空港のようなもうひとつの国際空港を作っておけばよかったのだ。少なくとも、まったく長期的な戦略がなかったと言われてもしかたなかろう。国内線と国際線の乗り換えは羽田成田間のシャトル便を飛ばせばいい。貨物ではすでに実現しているというのだから、人に対してできない理由がない。
石原慎太郎東京都知事によるオリンピック立候補とか築地市場の移転など、結構大きな土木工事というか箱物を作る事業が計画されていたが、大きな地震が近い将来起こるということをまったく無視しているように見える。反対から言うと、大きな地震が近い将来に予見できるので、わざわざ地震による被害を大きくするために大規模な開発が計画されているように見えるのだ。
たとえば、東海地震で浜岡原発がひどい放射能漏れを起こせば、関東地方はほぼ全域居住できなくなる。東京都庁も、羽田空港も、埼玉アリーナも、どこもかも、放棄するしかないのだ。
日本のように大規模な地震が繰り返し繰り返し全国各地で起こる国土では、首都にさまざまな機能を集中させるのではなく、機能分散をしておくことが危機管理の基本だ。
そもそも、道州制はどうなったのだろう。そして、道州制に伴う首都機能の移転はどうなってしまったのか?政権交代した今こそ、道州制の具体案とそれに伴う機能分散のグランドデザインを描いて国民に見せる必要があるのではないだろうか?
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