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少し前の原油取引通貨変更の秘密会議のニュースといい、賛成反対の二者択一を求められば、意見が真っ二つに分かれると思うニュースがどうも続いているような。俺は賛成反対の他に「どっちでもいい」とかの選択肢があると助かる。興味はあるが、賛成反対でもない「どっちでもいい」の部類だから。
賛成の観点からすれば、何だかんだと言ってプラハ演説とかは画期的だった。日本共産党などは真に受けて志井委員長自ら連帯の手紙などを送ってしまった。反対の観点からすれば戦争を現にやっている、あるいはイスラエルの核兵器を見逃している国の大統領が何で平和賞だということになる。俺から見ると、どちらももっともな意見だ。確かに演説はいいが、現実には何も達成していないではないかという意見もある。
俺がオバマ大統領に対する興味として一点を挙げれば、すでに99.99%あり得ない「アメリカン・ドリーム」をはじめとして、未だに米国民が抱いている自国に対する幻想(嘘)を彼がどのように演じ続けるか、だ。
大統領予備選挙で民主党のクリントンには勝つものの、大統領選挙本戦でマケイン(白人)に勝つことはない、というのが大方の見方だった。しかし、現実にはオバマは勝った。もちろん米国金融資本から献金はでかいが、とはいえ、大統領就任式を見たら、オバマ人気が圧倒的だったことは誰もが認めるだろう。つまり、米国民は米国社会の最後の幻想にかけたのだ(もちろん、米国民の多くは「アメリカン・ドリーム」がまだ生きていると思っていて、幻想とは思っていない)。外から見ていると、オバマさんは身をもって「幻想」(米国社会の嘘)を体験した。
これは、オバマさん自身にとっても、また米国社会にとっても非常に深刻な問題を引き起こす種になるのではないだろうか。なぜなら、オバマさんが体験したこと、米国民がオバマさんにかけたことは幻想であることが分かっており、自己分裂、社会分裂を起こさざるを得ないと思われるからだ。単に、元々あった国内対立を先送り、あるいは隠してしまっただけなのだ。この対立は深刻化するだろう。アフガン問題や医療改革問題など、その兆候はすでに現れている。
米国バブルを振り返る(企業収益と生産性)
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/10/10/4625685
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