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4月以降断片的に八重山における主に軍事化への懸念をレポートとしてお届けして参りました。
その流れの一つの集結点として浜田前防衛相の与那国視察〜衆議院解散〜与那国町長選という
一連のイベントが仕掛けられました。
ご承知の通りどなんとぅの現地報告に対して多数のエールが贈られたに関わらず
「反自衛隊基地」を掲げた田里千代基候補は一敗地にまみれましたが、
ここで蒔かれた種は着実に育っており、
政権交代後着任した北澤防衛相に空手形の無効を宣告され、
外間町長が苦境に陥っております。
監視の手は決して弛めませんが
自衛隊先島配備の危険性は当面遠のいたと判断しております。
実は当地八重山に於いては「軍事化」への懸念ばかりでなく幾つかの大きな問題があります。
その一つが"自治"に関する問題。
幾つかの特徴的な風土の元、
先人から受け継いできた貴重な財産が消失してしまいかねない危機に瀕しています。
どなんとぅ個人にとって手に余る課題であり、
危機感はあっても解決の緒さえ見いだせないと静観せざるを得なかったのですが、
幸いネットにおける"政治的"発言が皆様から一定の評価を頂き、
そのことを背景に当地政治状況に対してもある程度の発言権を得るようになって参りました。
動き始めると面白いもので、
同様にこの島の未来を憂いていた何人もの方々との交流も生まれ、
やりようによってはあまりにでたらめだった島の政治状況をひっくり返す事ができるかも…というまでに自体が進んで参りました。
今後随時この島で起きている状況を報告させて頂きます。
とりあえずのめどは来年2月28日に予定されている市長選に於いて、
主権者たる市民の意向を最大限に反映した結果を獲得できるかどうかに賭けてみます。
当地の特殊情況もいろいろあると思いますが、
またある意味で日本中の地方都市に共通した課題も重層的に含まれております。
なにがしかの参考になればと思っております。
現下の問題は「自治基本条例」です。
現市長(一応革新側・4期目)が5選に対する実績づくりとして唐突に取り上げたものであり、
6月議会に議案提案〜議員全員を構成員とする特別委設置・7月に2回の審査〜総選挙、9月議会を経て、10月に特別委再開、2回の審査を終えたところです。
10月6日に再開第1回、8日に第2回の審査が行われましたが
以下の文章は第2回の審査当日議員諸氏に手渡したペーパーを一部修正したものです。
これまでの経過について実は随時投稿して参りましたが、後刻とりまとめて補足記事としてアップしておきます。順序が前後すること、お許し下さい。
おはようございます。
連日のご活動ご苦労様です。
国政の場に於いて劇的な大転換が遂げられました。
その要因について様々に語られておりますが、
野党(※石垣市に於いては自民党系のみが野党です)の皆様には耳の痛い言い方となりますが
前政権与党の"数の奢り"という要素がこの結果に大きく作用したとお考えになりませんか?
議会本来の任務である
「選挙民=国民の願うところを、
様々な角度から議論し、結論を導いてゆく」
当たり前の作業を放棄し、
「多数決」の形式に胡座をかいてどんどん選挙民の目線から遊離していった結果が
与党議員の大量落選につながったとお考えになりませんか?
我が石垣市議会で同様の状態に陥ってるのでなければ幸いなのですが。
今回、全国に向けて石垣市で行われていることを発信し、
また類似情況に対して他の市町村でどう対処しているのか、
情報収集に努めました。
あるまちの市議さんから次のようなメッセージを頂きました。
一部引用します。
文中にもありますが補足説明しますと、
この方は独自に市民アンケートを実施してその結果を基に条文の修正を提起し、
(力関係で)一部修正に留まったが、市民の意志を些かなりと反映できたことを良しとする旨のブログ記事における報告があり、
その記事に対して当市の情況をコメントとしてお知らせしました。
そのコメントに対する回答の一部です。
私のところは、数の関係があり、この9月議会で、一部修正して可決しました。
自治基本条例ぐらい、議会が中心になって制定しなければ、
地方政府の立法府の責任は果たせません。
「どなんとぅ」さんと同じ考えです。
議員は、どんな飼料を喰されているかは知りませんが、
市長の手先になってはいかんと私は自分を戒めています。
いいものには積極的に賛成。
問題あると疑問を持ったら遠慮せず質疑する。
その結果、理解できなければ「修正」する。
不可能なら反対する。
それだけです。
自治基本条例だけでなく、
昨年6月議会では、65歳以上の市県民税を年金から特別徴収の税条例の改正でも、
国が示した参考条例(案)を修正しました。
自治基本条例は、制定が一番か二番かという問題でなく
(※石垣の情況として県都那覇市が制定に躊躇して作業が中断しており、
県内一番乗りを目指して急がせているとしか思えない旨報告しました)、
住民の権利がきちんと保障され、執行部と議会の責務が明確になっている必要があり、
市民参画が活発になるよう誘導できるものが最高です。
長野県飯田市は、議会自ら市民参加で自治基本条例を制定しています。
これが理想です。
議会は、市長の追認機関でないと考えています。
がんばってください
特に与党議員(※いわゆる革新系+公明党)さん、この言葉をかみしめて頂きたいと思います。
住民説明会でのアンケート結果が報告されていました。
実は先日このアンケートまとめの閲覧を当局に申し入れたのですが
「議会に向けて作った資料だからお見せできない」と拒絶されました。
話は変わりますが、
議員さんといえどもある面では一市民の立場にあるはずです。
委員会の発言で○○議員、○○議員が当該地区の説明会に参加されたことを発言なさっていましたが、
他のみなさんは如何でしたでしょうか?
どんな形で住民に対してこの件が説明され、
どういった流れでアンケートの結果が出てきたのか?
この検討無しに「結果」のレジュメを受け取って「民意」を確認できるとお考えですか?
実は、一連の説明会開催前に企画室に対してある提案を行いました。
「説明会に先立って各地区の議員さんに協力を求め、
住民アピール、意見集約をお願いしてはどうか?」と。
「良い提案ですので前向きに検討させて頂きます」とのお答えを頂きましたが、
ご存じの通りです。
当局は(何故かは判らないが)
後世に誇りうる"憲法"を作る動機よりも
提案通りのものを一日も早く施行することにのみ意識を向けているとしか思えません。
ある専門家の方の御意見をうかがいましたが、
「施行日を平成21年9月30日とする」と書き込まれ提案されたものを
そのままの形でそれ以降審議、採択して施行した場合
「無効」を提訴して争う余地があるとのことでした。
どこから見ても瑕疵のない、
よりよくするために文言を検討すれば済むような内実のものでしたら兎も角、
自ら「見直しの時に修正」を口にする(※第3回審査において、条文の不備を指摘された当局の回答。3〜5年での見直し規定があるから問題があればその時に改正すればよいと!)ような欠陥憲法を
訳のわからぬままに市民に押しつける愚だけは犯さないで頂きたいと思います。
議論の端緒を作って頂いたことに関しては当局の労に感謝しますが、
いざこのような条例を制定し、
自らを厳しく律するという自覚が、
行政当局にも
提案者たる市長にも
そして強引に成立を図ろうとする一部議員の方にも
存在するとは思われません。
末代までの栄誉のはずが
末代までの恥とならぬよう、
議会人の誇りと良識に期待させて頂きます。
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