★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK72 > 661.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/aoyama211111/archives/51903221.html
2009年10月03日23:11
都民意向無視、150億円を浪費した石原知事の責任重大 青山貞一
2016年の東京オリンピックが消えた。
石原知事や知事周りの関係者、それにテレビ出演していたタレント、アスリートのコメントの敗戦の弁を聞いていて、「こりゃダメだ」と強く感じたことがある。
それは言うまでもない、開催地市民の支持が東京は4都市のなかで、もっとも低い事実を誰も語らなかったことだ。
開催地に決まったブラジルのリオは約85%の支持があったとされるが、東京は約55%で最も地元市民の支持が少なかったのである。
石原知事はことあるたびに環境に配慮した東京オリンピック開催を強調していた。
しかし、ここでいうまでもなく、東京都民の食材の拠点、東京築地の中央卸売市場を有害物質まみれの豊洲に強引に移転させようとしてきた、また東京に残る巨大な稲城緑地をブルドーザーであっという間に破壊することを容認してきたことなどに象徴されるように、およそ石原都政がしていることは矛盾に満ちている。
石原都知事頑張ったが…都議会などで追及必至か
スポニチ 2009年10月03日
2016年夏季五輪の開催を目指し、石原慎太郎知事が陣頭指揮した東京都の招致活動は、弱みだった世論の支持の低さを挽回するため「なりふり構わず」だった。経費は公表された150億円を上回るとの指摘もあり、都議会などで使途が追及されるのは必至だ。
知事は昨夏、内々に各局長を集め、新銀行東京の支援のほか五輪の招致活動でも知恵を出すよう“指令”。400億円の追加出資で世論の非難を浴びた新銀行問題はともかく、五輪招致も都政の最重要課題になったことが庁内で認識された。
水道局は宣伝費として09年度当初予算に08年度の倍の18億7千万円を計上し援護射撃。街頭ビジョンや、JRのトレインチャンネルで五輪招致のロゴを入れた水道水のCMを繰り返し放映した。
4月に国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が来日した際は、招致委員会と都の招致本部は過剰とも思える受け入れ態勢も整えた。
評価委が視察した江東区の夢の島公園には、校外学習として小学生5千人以上を集めたほか、五輪スタジアム予定地には都内の大学の柔道部員らを動員し“熱烈歓迎”。知事もプレゼンテーターや案内役で汗をかき「就任以来、知事がこんなに仕事をしたのは初めて」と幹部を驚かせた。
IOC総会が開かれたコペンハーゲンへの「弾丸ツアー」でも、応募が不調と見るや、都職員70人余をそれぞれ自費で参加させ応援させるなど、最優先で盛り上げを演出した。
最後の大きな招致イベントだった9月23日の表参道パレード。知事はオープンカーに同乗した招致大使のタレント萩本欽一さんに漏らした。
「こんなに尽くしたんだから、これで東京で(五輪を)やらなかったら本当につれえよ」
私自身、反対であったが、あれほど民主党をぼろくそ口汚く批判した石原都知事だが、鳩山総理が国連で演説した二酸化炭素25%削減が拍手喝采であると見るや、鳩山総理にコペンハーゲン行きを恥じらいもなく懇願した。
おそらく鳩山総理は他の都市では大統領、首相クラスが応援演説に行くこと、それに、ここで石原都政に恩義を売っておくことなどを考慮し、やむなくコペンハーゲンに行ったのだと思う。
ただ、仮にそのような背景があったとしても、鳩山総理はコペンに行くべきではなかったと思う。かの小泉首相は前回大阪が立候補したとき、強い要請があったにもかかわらず応援演説に行っていない。理念、政策上のケジメは、やはりハッキリとつけるべきだ。
私が長野県に特別職で行っていたとき、冬季オリンピックを長野に誘致するのに使われた費用が隠蔽された問題で、大騒ぎとなっていた。
今回のオリンピック東京誘致では公表されているだけで、150億円もの都民の血税が湯水に使われ、冷めている都民をよそに芸能界、スポーツ界の人材を使った。
巨額をはたいてコンピュータグラフィックスによって東京オリンピック開催を強引に宣伝しまくった石原都知事だが、実は石原知事にはもともと国際スポーツの祭典であるオリンピックを開催するしかくなどなかったのである。
それはなにか?
もとより石原都知事はことあるたびに諸外国、とりわけ近隣諸国を誹謗中傷してきた。中国しかり、韓国しかりである。あえてここでその内容には触れないが、自身が現場で事実を確認することなく、また中国や韓国にでかけ現地にいる被害者やその子孫と話し合うこともなく、一方的に口汚く攻撃、中傷、罵倒してきたことは誰の目にも明らかである。
ところで、皆さんは本独立系メディアが報道したポール・コールマン氏の一件を覚えているだろうか?
ポールさんが東京都稲城市の里山保全に関連し、東京都庁で石原都知事に接見したときのことである。
以下にそのときのやり取りを再現する。
<石原知事の2009年6月29日の定例会見における
横田一氏の質問と石原知事の回答>
【記者(横田一)】
オリンピック招致でですね、海の森を整備する一方でですね、同じ規模の東京近郊最大の里山の南山をですね、つぶしてニュータウン開発せよという事業に都が48億円投入しようとしている(稲城市・南山東部土地区画整理事業)と。これが環境オリンピックと矛盾するんではないかと。国連の、あの…。
【知事】
あなたね…。
【記者】
平和大使のポール・コールマン(環境活動家)さんが手紙でオリンピック招致のマイナスになるんではないかという手紙を知事あてに送られているんですが、南山開発に対するご見解、あるいは…。
【知事】
東京のことをよく知らない外国人がね、口を入れてくるのは、あなた自身がだな、要するにその人間に肩持ってものを言うならね、東京の10年計画(緑の東京10年プロジェクト)ってのは知ってるのかい、緑に関する。
【記者】
ええ…。
【知事】
知ってる?
【記者】
いや、里山開発について…。
【知事】
いや、だからだね、たまたまオリンピックと重なっているけれどもだな、東京は2年前から10年計画でね、緑を増やしてますよ、ね。しかし、この里山はあなた行ったことあるの?
【記者】
はい、行きました。で、「フライデー」で記事も書きましたが、スタジオジブリの高畑(勲)監督も、外国人だけじゃなくて、日本人のスタジオジブリの高畑監督もこの計画はおかしいと。石原知事は海の森をつくる一方で、何で今の里山を破壊するのかと、矛盾しているというふうにご指摘になっているんですが。
【知事】
里山に対するね、周りの住民のノスタルジー(郷愁)というのはありますよ。ただね、里山がね、魔の山になっちゃ困る。既にあそこで子どもがね、2人生き埋めになって死んでる。ね、あそこで砂をとっててね、その後が荒廃したままね、民有地ですからね、これはやっぱりね、持ち主がね、手を入れないためにですね、どんどんがけ崩れが起こってね、その後、しかも1人が生き埋めになって、これは気がついた人早かったんで救出したわけでしょう。
そういう事件が次々と起こればね、周りの人間って不安だしね、これはやっぱり合理的にですね、要するにトリム(手入れ)してですね、活用するっていうのは当然の行政の責任でしょう。私はね、あの計画は間違ってないと思う。しかもですな、周囲の住民のね、多数の合意を得て行っているプロジェクトですから、私はね、緑は増やすべきだと思うけど、同時にですね、放置したままでね、人を殺すような山林ってものは、私はね、やっぱり危ないと思います。あなたにぜひ見てもらいたい、この問題。
例えばね、東京の水源地であります森林ありますよ、三多摩の。これが民有地のためにね、手を入れることできずにね、持ってる人だってお金かけるの損だから、そこがどんだけ荒廃しているかね、必要だったら今度ヘリコプター飛んで見せてあげるけど、やっぱり緑はね、トリムを、手を入れなかったらだめなんだ。放置しただけだと、やっぱり子どもを食い殺すことになる。私はこの計画は結構だと思います。
【記者】
いや、その辺は知事がリーダーシップをとって整備しながら環境保全を両立する代替案の検討とかですね、とりあえず現地を見て、今の現況を把握されるということはなさるご意向はないんでしょうか。
【知事】
私は知ってます、現地。見てます。
【記者】
その上でも今の計画を見直す必要はないというふうに…。
【知事】
いや、だから、あの、山のあの荒廃を見たらですね、周りの人たちが不安に思うのは当たり前じゃないですか。ね。だから、私はね、合理的にあれをですね、要するに再生されるということでね、あのプロジェクト間違いないと思いますし、あそこにはですね、保育園をつくるとかね、介護施設でもつくるとか、そういったことでね、あの土地はね、あの地域としてやっぱり再生されて生きていくんじゃないですか。
【記者】
ポール・コールマン氏は国際オリンピック…。
【知事】
いや、ポール・コールマン、知らないわ、外国人は。どうでもいいんだ、そんなのは。
【記者】
国際オリンピック委員会にも直訴すると言って、おっしゃっていますが、マイナスにならないというふうにお考えになっているんでしょうか。
【知事】
いや、それはこちらはこちらでですね、質問があったらちゃんと説明いたしますよ。
【記者】
はい、わかりました。
【知事】
で、ま、オリンピック委員会ね、どういう人がそれを受けるか知らないけれども、だから、来て見てみりゃいいんだよ、それをもって東京の是非を判断するんだったら。
【記者】
いや、ロードレースのコースになってですね、里山破壊の赤茶けた斜面が映像で映し出されて、環境先進都市だ、東京だと思っていたら、環境破壊都市だったと、世界中に発信するということになりませんか。
【知事】
だから、物事は完成されてから見てもらいたいんだ。やっている途中は、そりゃはげちょろけだろうよ。一体だれの立場でもの言ってるんだい。住民なのかそれとも何人なんだ、君は一体。もういいよ。
上記の会見を見るだけでも、石原氏が差別的な発言を繰り返しているか、東京都がしていることの矛盾を指摘する記者やコールマンさんにまともに対応していないかが分かるというものだ。
事実、コールマンさんはIOC本部に行き、東京都知事がなにをしているかについての手紙(意見書)を渡している。
当然のこととして、その意見書は約90名いる審査員の目にもはいっているはずだ。
もし私が審査委員だったら、なぜ東京が市民の支持が低いのかが、環境重視と言いながらその実、石原都政が以前として20世紀的な土建発想、はこもの主義を超えていないことを理解すると思う。
いずれにせよ、石原都知事の傲慢さ、差別感、ご都合主義的発言にはうんざりである。東京都議会も与野党逆転した現在、民主党政権は国、都ともに、ぶれることなく、豊洲問題、石原銀行(400億円)問題などマニフェストを実行して欲しい。
さらに圏央道、東京外郭環状道路など巨額がかかる土建事業、義務教育現場における国旗国歌強制問題など、中止させるべきことはたくさんある!
石原都知事は、都民の民意を一貫して無視し強行しきてきたオリンピック開催、豊洲、石原銀行などの責任をとり即刻辞職すべきだ!
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK72掲示板
フォローアップ: