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他人の責め方に見えるモノ 2009/10/01
http://yahhoo.cocolog-tcom.com/goodwill/2009/10/post-d497.html
人が責められる時、責められる人、責める人さらには傍観者のバックボーンや倫理観あるいは人間性がもろに浮き出てくる場合がある。その責める理由が愚劣な場合、追及する側の思惑とは裏腹に、追及する側が自らを貶めていて、自分では気が付かない事がイタイ。
はて、ではそう言うお前はどうなんだと突っ込まれそう。ナルホド、ではベンダソンの発言は自己言及のパラドックス?
そういう見方も出来ようが、それは屁理屈だと言っておこう。まずは最後まで読んでくださいな。
http://www.asahi.com/politics/update/0930/TKY200909300384.html
<引用開始>
鳩山首相関連団体、ビル格安入居 母親所有、月10万円
鳩山由紀夫首相の関連政治団体が、首相の母の鳩山安子さん(87)が所有する北海道室蘭市内のビル1棟を、相場の5分の1以下となる月10万円の賃料で借りていたことが分かった。朝日新聞の取材では、相場との差額は少なくとも年間約600万円に上る。差額は寄付として政治資金収支報告書に記載する必要があるが、同団体は9月30日までに公表された08年分の報告書に記載していない。
ビルは、首相の政策秘書が代表を務める政治団体「北海道友愛政経懇話会」が賃借している。08年までの3年間で安子さんから同会への寄付はないが、一つの政治団体に対する個人献金は年間150万円に限られており、差額の賃料はこの制限を超える。首相の政治活動を支援する母の政治献金の処理をめぐり、今後、波紋が広がりそうだ。
朝日新聞の取材に、北海道友愛政経懇話会の会計責任者は「ビルや敷地全体をうちが使っており、賃料は月10万円を払っている。入居している政治団体は他にもあるが家賃を負担していない」としている。鳩山事務所は文書で「室蘭市の事務所については、すべて政治資金規正法にのっとった収支報告書の通りです。家賃は適正な価格と認識しており、ご指摘にはあたらないと考えます」と回答した。
問題のビルは、94年に室蘭市内に新築された鉄筋コンクリート3階建て。20台分の駐車スペースを含む約1500平方メートルの土地に立ち、延べ床面積は計約880平方メートル。この土地、建物とも安子さん個人の所有となっている。
このビルを借りている同懇話会では、会計責任者の私設秘書と職員2人が常勤。首相の地元選挙区における活動拠点となっている。首相が代表を務める政党支部「民主党北海道第9区総支部」もビル内に机があるが、拠点の事務所は苫小牧市にある。
同懇話会によると、このビルの賃料は月10万円。だが、室蘭市内の四つの不動産業者によると、付近の貸事務所の賃料相場は坪約2千〜5千円になるという。坪約2千円の試算では、ビルと駐車場を合わせて月約60万円、年間約720万円になり、実際の賃料との差額は約600万円に上った。
政治資金規正法では、賃借料と相場価格との差は、「財産上の利益」を受けたとして寄付扱いになり、収支報告書への記載が定められている。
一方、安子さんは、同懇話会以外の首相の資金管理団体など複数の団体に個人献金しており、08、07年は少なくともそれぞれに150万円、06年は計300万円。
総務省政治資金課は「事務所の賃料が社会通念に照らし相場より安ければ、差額分を貸主からの寄付相当分として、収支報告書に記載する必要がある」としている。
政治資金規正法に詳しい日本大学の岩井奉信教授(政治学)は、「母親からとはいえ周辺相場と比べて妥当な額を払うべきだ。不当に安ければ寄付とみなされる。なぜ安く済むのか、首相には説明責任がある」と話している。(釆沢嘉高、西川圭介、香川直樹)
<引用終わり>
先の故人献金問題の時もそうだったが、この件も、厳密に考えれば、違法かもしれないが、法や規則の主旨を無視して、人を取り締まる事だけに集中しているようだ。人の弱みに付け込み、杓子定規に権力を思いっきり駆使据する田舎役人を見るようで気分が悪い。
法や規則の主旨は、誰かが不当な利益を得たり、不当な不利益を被らないないよう社会秩序を保つためのルールだと思うが違うのだろうか。そのための手段として罰則あると思うのだが、この記事を読むと人を罰し、とっちめる事が法の目的なように思えてくる。
でも、政治資金規正法の目的には、「政治活動の公明と公正を確保し、もつて民主政治の健全な発達に寄与することを目的とする。」とある。誰か特定の個人や団体から過分な献金を受けると、何やら利益供与せざるを得なくなるから、公開して過分な献金を規制しようと言うことなんだろう。
要するに李下に冠を正すなということだ。だが自分の李下で冠を正すならだれも問題にはすまい。それなのに、まるで何が問題なのか考えもせず、杓子定規に法を解釈して人をとっちめること似血眼になっているようだ。
もともと、純粋な何の見返りも求めない献金ばかりならば、こんな法律はいらないはずだ。では純粋な献金とは何だろうか。どんなに何の見返りも求めない純粋な寄付行為だと言っても、他人である限りは疑惑は残る。故に李下に冠を正さず。つまりこれが答えだ、自分自身や身内に対しては別の話だとみなすのが普通だろう。
「自分に対する寄付」は説明不要だろう、「身内からの寄付」の場合は仲が悪ければお互い助けはしまい。というか、今ここの論点はそんな抽象論ではなくて、政治献金に見返りを期待しているか否かなんだから常識で分るだろう。自分や身内の献金には見返り期待も見返りもないだろうと言うことだ。
だって、多重人格じゃない限り、自分や身内に便宜を図ろうと思うなら、わざわざ身銭を切って自分に献金などする必要がないからだ。公金をネコババするのにワザワザ自分の金を拠出するバカいまい。
自分や身内からの献金で考えられる不正は、献金そのものが何かのダミーで資産隠しで税金を逃れる場合だろう。献金を受ける側ならば、受けた献金を報告しない場合がそれだし、献金する側なら、しても居ない献金をしたとして税の控除を受ける場合がそれだろう。
これが逆ならば、つまり受けてもいない献金を受けましたと報告したり、献金したのにしてないと言う場合は、まったく税金を余分に払うだけでマヌケな話だ。普通の実生活に置き換えれば、年収500万円なのに1000万円で申告したり、1000万円寄付したのに黙っている場合だ。見栄っ張りか、奇特な人か、ただのバカだろう。
さて、この記事をも一度よく読んでみよう。正直やたらごちゃごちゃ書いてあって、何が問題なのか正確につかみづらい記事だが、もう少し簡潔に分り易く書けんもんか、まるでわざと分りにくく書いてるようにも見えないこともないが、それはさておき・・・・、
要は、@鳩山氏が母親に払っている賃料が年間600万円ほど相場より安い、Aこれが個人献金に当たるが、限度額150万円を超えていてケシカランと言うことのようだ。
この600万円が法的に母親に支払わなければならないのなら、母親は献金してないから限度額150万円文を差し引いた450万円を鳩山氏が母親に払えば済む話だ。てゆーか、母親が政治家の息子の活動拠点に格安で事務所を貸してるってだけのことでしょ。
ある掲示板には、息子から金をとるなんて何という業突く張りなんだと書いてあったが、そういう見方も出来るくらいだから、早い話身内の問題に他人があーだこーだ首を突っ込んでいるようもんだ。
でも、たぶんこのことを問題視する人々は、法は法、規則は規則だ、それに600万円は安くないと言うのだろう。でも、繰り返すが、それガそんなに問題だったら450万円を鳩山氏が母親に払えば済む話、しかもそんなの単なる書類上の記述の問題だ。いったいぜんたい、実際の金の動きや、社会や他人様にどんな問題があると言うのだろうか。
敢えて言えば、鳩山氏の政治資金収支報告書の記載がちょいとマヌケだと言うことだろう。他人から不当に安く借りている訳でもない身内の問題をそんなに厳密に追究するなら、そしてこう言うレベルでものを考えるならば、この国は国民全員に問題あるということになるんじゃなかろか。
自宅で会社経営する人は、自分から自分に厳密に家賃を払いわなければならない。フツーそういう場合高く払うから税務署は問題視するのであって、安いからと文句つける事はない。だから、家賃として認められるのはこれこれここまでと指導を受ける。
確かに法や規則は守らなければならないが、それも程度問題だろう。私は常に制限速度を守ってますと言う人は、私は嘘をつきませんという人以外みんな罪人だ。何より不思議なのは、母親が息子に貸した事務所の賃料が不当に安いと問題視するのなら、何故国が自民党本部に同じように安く土地を貸していることを問題視しないのだろう。
こちらは国と政党のやりとりだ。国有財産の不当な貸与ではないのか。自民党本部の底地は国有地だ、国に払っている家賃は7000万円くらいという。3277平方メートルというから、5800円/坪・月だ。
永田町でこの値段、直観的に安いとだれしも思うだろうが、これだけの規模の取引事例がないから適正価格の比較ができないらしい。それで妥当な値段だと言う、ホンマかいな。念の為調べてみた。平均的な自走駐車場が通路含み1台あたり約6坪弱だから、駐車場であれば、3.5万円/台・月となる。
永田町界隈では駐車場が見当たらないので赤坂公共駐車場を調べると6万円/台・月だった。単純比較はできないが、それでも、永田町の地代が3.5万円/台・月では安すぎるだろう。この値段で国が特定の政治団体に貸しているのだ、身内同士の賃料を問題にしてこちらを問題視しないとはどういう問題意識なんだろうか、このメンタリティは不思議でならない。
鳩山首相の事務所賃料を長々と、さも大問題のように書く記者は、おそらく鬼の首を取ったつもりなんだろう、そしてアンチ民主党諸氏は記事を読んでケシカランと憤慨しているのだろう。いくらアンチ民主党とは言え、程度が低すぎまいか。
ノンポリの少なくとも一定の知性を持った人々は、はたしてこう言う記事を読んで、鳩山はケシカランと思うだろうか。おそらくバカバカしくてウンザリするのではあるまいか。
私はここのところ民主党支持のアンチ自民党だ。だが、もしこの騒動をそっくり谷垣氏に置き換わったとして、こう言った報道がなされたとしたら、そうだそうだとは思わない。いかにアンチ自民党だとしても、そんな程度の低い批判には組みしたくないし、同じ仲間とは思われたくもない。
アンチ民主、アンチ与党は結構だが、もう少し知性を見せて欲しいと思う。拙ブログでは政権奪取以前から、民主党のスキャンダルを危惧し、ひょっとしたらほんとうのスキャンダルもあるだろうとは思っているが、今は大きく日本が変わろうとしている時だ、僅かばかりの雑誌や新聞の売り上げや注目度を上げるために、愚にもつかない事を針小棒大に騒ぎたてるのは、なんとも情けない。
今更、日本のマスゴミに何を言ったところで、屁のカッパなんだろうとは思うが、せめてもの良心に訴えたい気分だ。がっつくのもええ加減にせいや、もう少し待ったらんかい!と言いたい。日本が軌道に乗ったら、それからいくらでも足を引っ張ったらいいだろ(ホントは良くないけど)。
(転載終わり)
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