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http://takashichan.seesaa.net/article/128917647.html から転載。
たかしの予言
民主党内閣が始動してから10日たった。これまでの自民党政権があまりにもひど過ぎたせいで、かなり民主党の滑り出しは良好に見える。最初の仕事が外交だったというのも鳩山氏にとって幸運だったと言える。それはそうだろう、日本国民ばかりか世界中が、あの「麻生」と比べてしまうからだ。「史上最低男麻生」の次、というのも鳩山氏にとって幸いだったと言える。各閣僚がこぞって始めた「無駄の削減」もパフォーマンスとしては概ね国民には好評、マスコミには不評?といったところか。ただこれらの「無駄の削減」は、大企業の尻尾を踏む行為であることを忘れてはならない。国民にとっては「快挙」に見えても、大企業にとっては「面白くない」はずだ。それでも民主党は、半年ないし一年は国民の目を意識した政策を押し進めることだろう。しかしそれは次第に「減速」を始める。
私たかしは、今後の民主党の推移に関する「予言」を書き留めておくことにする。四年後に見直して、当たったか当たらなかったかわかるはずである。皆さんもどうか楽しみにしていて頂きたい。
<たかしの予言>
■民主党が多分やらないこと
・個人所得税最高税率の引き上げ
・個人所得税最低税率の引き下げ
・大企業の法人税率の引き上げ
・大企業の優遇税制の廃止
そもそもこれらは民主党のマニュフェストには無いものばかりである。個人所得税における「所得再配分機能」の欠如、法人所得税における「大企業」の極端な優遇。これらは長年の自民党政権が作り上げた日本社会の根本的な「病巣」であるが、これらをヨーロッパ諸国並みの水準に正す、という思想は残念ながら民主党にはないと見るべきだろう。これをやらなければ日本の病は完治しないのだが。
■民主党が多分さぼること
・企業団体献金の禁止
これは民主党には無理だろう。民主党の寄って立つ基盤が、自民党と同様大企業であることが理由である。企業献金を廃止すれば「個人献金」ということにならざるを得ないが、企業の役員というものは個人の「ポケットマネー」は出さないものである。彼らは会社の金は湯水の如く使うが、自分の政治信念のために、自らの財産を寄付するということはまずもってありえない。結果この「企業団体献金の禁止」は「骨抜き」となり、企業献金は実質的に継続されることになる。
■民主党がもしかしたらやりそうなこと
・有価証券利益の税率を20パーセントに戻す
・中小企業の法人税減税
・派遣労働業種から製造業を外す
・障害者福祉の改善
・老人福祉の改善
・生活保護政策の改善
・医療費・少子化政策の改善
ただ単に、この程度のことは「やりそうだ」というだけである。
<追記>私は以前から「健常者のための社会福祉は障害者のための社会福祉とは違う」ということを主張してきた。前者はゼロをプラスにするものであり、後者はマイナスをゼロにするものだからである。当然障害者福祉は健常者福祉に優先されるべきものであり、憲法の生存権の条文に照らし合わせてみてもそれは自明の理である。またその性格上、たとえ負担部分が生じたにせよ、それは「応能負担」であるべきであり、決して「応益負担」であってはいけないはずである。しかるに自公前政権はそれらを無視して、ありとあらゆる障害者福祉をサボタージュし続けるのみならず、既存の法案を次から次へとズッタズタに「改正」し、挙句の果てに憲法違反の法案を堂々と推し進めてきた。その最たるものが「障害者自立支援法」である。福祉関係団体、良識ある国民、政治政党からは当初よりこの法案の「違憲性」「不当性」が指摘されていたが、政権交代によりこの悪法が廃止される見込みとなったのは喜ばしいことだと思う。「自己責任論」から脱却した本来の障害者福祉は、今後も民主・社民連合政府には期待したい。この際少しはポジティブな評価も必要と考えて追加しておく<追記以上>。
■民主党が多分やること
・衆議院議員の定数80削減
■民主党がいずれやらなくなるだろうこと
・公共事業の削減
この改革は今後急激に「減速」を始めるだろう。これを恒常的にやり続けると、大企業からあらゆる意味での「報復」が必ずある。この「報復」を恐れる一部の民主党議員は「反党活動」を始めるに違いない。大企業からの経済的恩恵を求めて、やがて旧自民党勢力と結びつき、一大政治勢力となる。そうしてまた日本の政界編成は逆戻りをするのだ。
■自民党が言い出しそうなこと
・選挙制度を中選挙区制に戻す
最後にこれを予言する。己のためならば何の節操もなく、その場その場で自分の都合のよいことのみを考えるのが自由民主党の本性であるから、彼らはそのうち間違いなく、恥ずかしげもなくこのセリフを吐き始めるに違いない。
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