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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20090930.html
2009-09-30
今週の「週刊東洋経済」は仰天の東京オリンピック招致特集号(実質)・イシハラ氏も見開きで登場
今週の週刊東洋経済の表紙と内容は、びっくり仰天の東京オリンピック招致を切望しよう、都心と湾岸乱開発を進めよう、東京一極集中が日本の生きる道だ特集(とわたしは読みました)です!!
(ここに最新号のリンクがあります)
http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/
そもそも、表紙は東京オリンピック招致のイラストです。
招致賛成も反対も、民主主義国家ですから、事実に基づき「意見を述べる」のは悪いわけではないでしょう。
ただし、メディアは(本来の役割として)事実を伝えることが存在の意味で、ごみうりや産経のように分かりやすいラベルがついていない一般経済週刊誌にこんなことを書かせる力は何者によるのでしょう。
政権交代でも変わらずこうしたこと=「経済誌乗っ取り企画」ができてしまうのは、たとえば、「民主党が本性をあらわにした」と読み取りたいかもしれませんが、この局面、そういったことではないとわたしは(各種傍証を踏まえて)考えます。
記事をぜひお読みください(体には悪いですが、利権を得るための事業遂行のためには、どんな捏造も嘘も美談に仕立てあげるつもりだ、ということがよーーーーく分かります)。
大特集の冒頭では、光と影を見る、とありますが、どんな光と影かと言えば、できればオリンピック、それがなくとも、規定路線であったとして、湾岸を大開発しなくては、日本の経済が成り立たないとまでしています。
特集冒頭の文章から:
東京五輪プランと並行して、2016年をゴールとした東京都心部の大改造計画が進行している。その光と影を徹底検証していこう。
(略)
昨年秋の経済危機により、産業誘致をめぐる都市間競争は、激しさを増している。東京は国際都市としての魅力を高めていくことができるのか、それとも沈んでいるのか。五輪招致をめぐって注目が集まる湾岸部では再開発プロジェクトなど都市改造計画が目白押しだ。その成否が、10年後の日本全体の競争力を決めることになるかもしれない。
目を疑いますね。
とても控えめに書いていますが、お東京都様の主張するがままの乱開発を成功しなければならないという強迫観念に持ち込むような思惑が露骨すぎます。
そもそも、何をもって成功と言うのでしょう?誰のためのどんな目的が成立したら「成功」とみなすのでしょう?
そして、築地移転についても「影の部分」として、89ページで書かれていますが、なんと締めくくりは、何の根拠もないお東京都様の言い分を繰り返して、挙句の果てにこうです。
念には念を入れた土壌汚染対策を実施したうえで移転を行うのが、落ち着きどころといえる。拙速にPFI事業の選定を強行するのではなく、土壌浄化についての取り組みをわかりやすく説明し、都民の理解を得るために十分な時間をかけることが必要になりそうだ。
ということはですよ、いいでしょうか、これはすなわち、
都民が単細胞的に反対しているから、面倒でもしっかりお上は説明して説得しろ、オリンピックだってたぶん来ないかもしれないから時間はできるんだから、ともかくなんとしてでも、築地を地上げしろ!
・・・ということを書いていますね!
さて、ここから記事見出しです。本当の利権の受益者や湾岸開発の総合プロデューサーは表に出ていませんが、それでも「仕掛け人」としての役者は勢ぞろい、です。
週刊東洋経済 情報量と分析力で定評のある総合経済誌(←と、自称しています)2009年10月3日特大号 (2009年9月28日発売)
大解剖! 東京の実力
東京五輪計画は湾岸埋立地の活用が最大の特徴。道路網の整備も計画されている。(1) なるか東京オリンピック
(2) 加速する埋立地の”進化”
(3) 成熟都市の再成長計画
(4) 過密都市東京が抱える課題
(5) 進化続ける世界の強豪都市P.44
COVER STORY
大解剖!東京の実力
P.46 [1] なるか東京オリンピック
P.47 図解| 競技場建設費等で4143億円投入
P.48 「経済界への注文は?」 招致委員会 河野一郎事務総長 小谷実可子理事に聞く
P.49 ネットユーザー1000人独自アンケート| 東京開催支持は56.5%
P.50 ライバル都市の計画を徹底検証 在日ブラジル大使に直撃!
P.52 石原慎太郎 東京都知事 「スポーツの圧倒的な感動で日本を蘇生したい」(管理人:出ました!)
P.54 東京マラソンを成功させた東京都心の「イベント力」
P.57 動くカネがケタ違いに大きい地元開催、電通が五輪招致に励むワケ
P.58 [2] 加速する埋立地の”進化”
P.61 安藤忠雄 建築家 「海の森で都心に涼しい風を呼び込む」(管理人注:イシハラのオトモダチ)
P.62 羽田空港、悲願の国際線解禁へ
P.64 海への発展を描いた丹下健三
P.66 山ア養世 「太陽経済の会」理事長 「湾岸開発が首都を救う」(管理人注:GSのOB)
P.67 ビジネスパーソンが知っておくべき 東京の建物10選
P.70 [3] 成熟都市の再成長計画
P.71 伊藤 滋 早大特命教授 「日本の盛衰は東京が握っている」(管理人注:一極集中)
P.72 早大を起点に早稲田が「森」に。明大も対抗
P.74 東京スカイツリーで生まれる「水の都すみだ」
P.75 日本橋を覆う高速道路の撤去はどうなった?
P.76 東京、渋谷、新宿――激変するターミナル駅
P.77 進む情報都市へ向けた実証実験│障害者にも優しい”東京ユビキタス計画”
P.78 森 稔 森ビル社長 「東京都心部に集中投資を行い知的産業を呼び込め」
P.82 [4] 過密都市東京が抱える課題
大規模災害/救急医療/高齢化/治安/渋滞/新銀行東京/築地移転
P.90 明治の渋沢栄一、大正の後藤新平が描いた東京の都市計画
P.94 [5] 進化続ける世界の強豪都市
ニューヨークの巨大公園力/地主貴族が育むロンドン/北京は天津との一体開発へ
〜〜〜
石原慎太郎 東京都知事 「スポーツの圧倒的な感動で日本を蘇生したい」は、写真付見開き2ページをフルに使って掲載されています。そして、また平気で嘘に嘘を重ねています。
だいたい、お金がかからないというくだりに関して、誰も信じていません。
陰なる主催者(受益者)が自ら、公共事業の闇に乗じて、見かけ上の帳簿を小さく見せているだけです。
そもそもがこのクビ長自身、「得をする人」に言わされているだけです。
まあ、しかし言うに事欠いて、「日本を蘇生」とは何のつもりでしょう?!?
一部抜粋します。
(略)―都民からは「税金の無駄遣い」との声もある。
それは誤解。今回、新しく造るような施設はほとんどないんだから。まず土地の収用の面で、ほとんど苦労がない。ほかの立候補都市はそこに相当困っていると思うけど、今回の計画では幸か不幸か埋ね立て地をそのまま活用できる。
新しく造る施設のうち最大のものは晴海に造るオリンピックスタジアム。神宮の国立競技場をそのまま使えばいいじゃないか、という声もあるのだが、あそこはトラックの数が少なく、観客の収容もIOCの規定の10万人に及ばない。そのため、どうしても新規に造るしかない。これは本来、国が作るべきものだが国は、財務省が暫定措置とはいえ法人事業税の一部を3000億円ずつ2年間にわたってかっさらっていくほどカネがない。だから都が自ら造るしかない。すでに4000億円の積み立てを行っており、財政的な点では、後顧の憂いはない。
―仮にオリンピック開催が実現しない場合、「10年後の東京」はどうなるのか。
今は10月2日のIOC総会でオリンピック開催を勝ち取れると信じてやっている。が、順番から言えば「10年後の東京」を考え始めたのが咲きで、立候補はその後だ。万が一、オリンピックが行われなかったとしても、当然のことながら都市計画は進んでいる。
今回の政権交代でちょっと予測できなくなったところがあるが、東京の致命的な結果である慢性的な交通渋滞(略。この後、美濃部都政の悪口などの単なる軽口)
―「10年後の東京」では埋め立て地に巨大な森林地帯が誕生することになっている。オリンピックが行われない場合にも、この整備は変わらないと。
中央防波堤には皇居並みの大きさの人口島ができる。ここには安藤忠雄さんの発案で、すでに植林が始まっている。これはオリンピックとは関係なくやること。しかし、森が完成するときにオリンピックが行われれば、プレゼンテーションのためにもいいことだ。(略)
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