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50年に一度のことが起こったのだから、現場が大混乱なのは当たり前です。
http://www.asyura2.com/09/senkyo72/msg/205.html
投稿者 南青山 日時 2009 年 9 月 28 日 02:48:51: ahR4ulk6JJ6HU
 

(回答先: 記者クラブを今後民主党が解体する気があるのかどうかが重要ですね。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 9 月 27 日 23:33:09)

>今の時点で「早速公約を破ったかどうか」はそれに比べたらさほど重要ではないと思います。

その通りですね。
50年に一度のことが起こったのだから、現場が大混乱なのは当たり前です。
しかも、マスコミ対策なんて、政権交代直後の優先順位を考えたら相当低い。
その前にやらなければならないことは(訪米も控えていたし)山のようにある。
しかし、上杉や神保は、自分たちの関心事で頭がいっぱいで、どうやらそんなことまで頭が回らないようです。
普通に考えれば、「政権交代直後で大変だろうけれど、選挙前に約束していただいた官邸広報のオープン化も忘れずに進めてほしい」という声明で十分でしょう。
国民にとっては会見情報が正しく伝達されることが第一で、会見時の厳しいやりとりなんてのは二の次、三の次の関心事です。
上杉や神保にはもう少しなにかやってくれるかと期待していたのですが、目先の飯のたね(官邸で発言して名前を挙げること)ばかりを追い求めているようで非常にがっかりです(とくに上杉はひどい)。
彼らの言い方を借りると、会見などで明言した母子加算10月復活が困難になった(年内には実施したいとのこと)長妻厚労相も「10月復活と言ったのに事実上の公約破り」「詭弁」「謀略」「早くも官僚に取り込まれた」ことになります。
このような物言いがいかにいい加減でどうでもいいことかは明らかでしょう。

>記者クラブを解体するのなら批判対象はまず記者クラブで特権を独占しているマスコミであってそれと闘おうとしている民主党ではないですね。

このことが最大のポイントですね。
これまでに上杉や神保や山口は真剣に記者クラブ批判を行ったのか?
記者クラブを肯定する大手メディアやかつての自公政権・官僚批判は行ったのか?
民主叩き、官邸叩きをする前に、なぜ記者クラブの連中を批判しないのか?(こそこそとネットで発言している週刊朝日ダメだめ編集長の山口も同様です)
ここに上杉や神保の物言いの最大の問題点が潜んでいると思います。

●追記

ここまで書いてきて、週刊朝日ダメだめ編集長の山口が「THE JOURNAL」の27日の記事で、「官邸の記者会見がオープンにならなかった内幕については先週発売の週刊文春の上杉さんのリポートに詳しい」とあったので、さっそく文春を手に入れて読んでみた(以下は読了直後の感想)。

上杉の記事はいろいろ憶測を並べてこれまでと同様の論旨を展開していたが、最後に来て驚きの1行があった。

「官邸での騒動後、鳩山首相は筆者にこう語った。『約束は必ず果たします。もう少しだけ我慢してください』」

おいおい、鳩山はいずれやると言ってるじゃないか。しかも上杉に直々に(小生の記憶では、一昨日の朝生で、上杉はこの鳩山発言の話は出さなかった)。
これまでの「事実上の公約破り」を前提にした鳩山政権批判はいったい何だったんだ。
実は公約破りでも何でもない、政権交代直後の官邸記者会見で、会見自体の開放なんてものの優先順位は下の方だったのであり(常識的に見てそうだろう)、大変だ公約破りだと騒いでいるのはマッチポンプジャーナリストの上杉や神保だけだったと言うことだ。
朝生でもそうだったが、上杉の取材力には大いに疑問があり、文春の記事中にある平野と官邸官僚の謀略話も、こうなると非常に疑わしくなってくる(真相はたんに優先順位が低かっただけではないのか)。
記事でも最後に小さくしか取り上げられていないが、岡田外相は会見開放をすでに開始している。
野党時代の会見開放の実績とこの岡田の動き、鳩山の言明から、ごく普通に考えれば、文春の記事は次のようなものになるだろう。

「会見の開放化は混乱の中でもあり一部しか果たされなかったが、外相の会見はすでに開放され、鳩山首相も直々に必ず約束は果たすと言ってくれた。われわれはもう少し事態の推移を期待を込めて見守るべきだろう」

しかし、それでは「文春」側が納得しなかったのだろう(というのは小生の推測だが)。
「書かれざる『民主スキャンダル』」特集の巻頭にもってくるからには、やはり「事実上の公約破り」「官邸官僚の『謀略』」路線で行ってくれ、ということになったのではないか(上杉の方で売り込んだ可能性もある)。
この一連の動きを見ていると、小生は、上杉というジャーナリストは記事を売り込むためにはマッチポンプも辞さないイエロージャーナリストと判断せざるを得ない。
もちろん、彼らにとってはこうしたことが飯の種であり、仕方ない面もあるのだろうが、残念なことに変わりはない(このようなジャーナリストに過度の期待は禁物であるのは明らかだが)。  

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