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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090926-00000109-mailo-l14
9月26日13時1分配信 毎日新聞
◇2隻目寄港や大規模工事に
米海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン(GW)」が、米本土以外で初めて米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されてから25日で丸1年を迎えた。2隻目の原子力空母も寄港したり、GWの大規模なメンテナンス工事が行われたり、さらなる基地機能強化をうかがわせる出来事も起きた。進まない情報公開についても反対派からは懸念の声が上がる。【吉田勝、写真も】
「日米の政府同士が決めたことだから配備は仕方がないけど、放射能漏れ事故なんかあったら大変だよ。人体への影響だけじゃなく、横須賀全体の価値ががた落ちになるからね」。基地近くの商店街で長年不動産業を営む60代男性は不安を語る。
同基地には73年、通常型空母「ミッドウェー」が配備され、「インディペンデンス」「キティホーク」と続いた。しかし原子力空母は初めてで「歓迎はしないが、安全性に配慮してくれるなら仕方がない」とする消極的容認派の市民が多い。6月末の市長選で初当選した吉田雄人市長も「来るまでは反対だったが、来てしまった以上現実として受け止める」という姿勢だ。
今年1月からの原子力空母と原子力潜水艦の滞在延べ日数は、25日現在239日で、過去最多だった95年の244日を超えることはほぼ間違いない。
一方、GWが初の長期作戦航海に出ていた8月下旬、原子力空母「ニミッツ」が寄港したことが、反対派の新たな批判を巻き起こした。「こうした既成事実を積み上げながら、基地機能強化を図り、将来的に空母2隻体制をなし崩し的に進めていくのではないか」との懸念の声が上がった。
GW配備に合わせ、港のしゅんせつ工事が実施され、原子炉冷却水として使用する純水製造施設なども建設された。配備後の今年1月から約4カ月間、米本土以外では初めて行われた大規模なメンテナンス工事では、技術者約600人を米国から来日させ、作業に当たらせ、3月下旬には低レベル放射性廃棄物約1トンが米国に搬出された。
反対派の市民団体共同代表の呉東正彦弁護士は「これからが基地機能強化の本番なのではないか。GWだけでなく原子力艦船の一大拠点になることが懸念される」と話す。
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■米原子力空母GW この1年■
08年 9月25日 GWが米海軍横須賀基地に配備
10月 1日 韓国での観艦式参加などのため出航
11月21日 帰港
12月 6日 基地開放イベントで初の一般公開
12月16日 GWの放射能漏れ事故を想定した日米合同訓練
09年 1月 5日 米本土以外で初の大規模なメンテナンス工事に入る
3月28日 工事で出た低レベル放射性廃棄物約1トンが米国へ搬出される
5月 6日 約4カ月間のメンテナンス工事を終え、試験航海へ
5月15日 帰港
5月20日 訓練航海のため出航
6月 5日 帰港
6月10日 初の長期作戦航海へ出航
8月24〜28日 米原子力空母「ニミッツ」が同基地に寄港
9月 3日 GWが約3カ月間の作戦航海を終え帰港
9月26日朝刊
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