★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK71 > 882.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
この問題を巡って
前原国交相へのエールと醒めた目(どうせ腰砕け…)が交錯し議論が賑わってます。
年末までには一定の評価に収斂していくのでしょうが、
3.3以降一貫して前原を攻撃し、菅への不信感を語り、代表選以降の岡田を批判してきたどなんとぅとしては
「旨く職務をこなせればそれで良し。行き詰まったら即入れ替え」と冷ややかに眺めていて良かったでしょうが…
別の視点がフット頭をよぎりました。
ヒントとしては大臣指名ということになっている副大臣人事。
ここに辻元清美、馬淵澄夫を持ってきたこと。
前原の"本気度"の現れと一応評価しました。
以下、どなんとぅの"転向"表明です。
「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない。」
このせりふを覚えて居られる方も多いでしょう。
映画「山猫」における老貴族の言葉。
というより、民主党代表選に臨む小沢一郎の引用で知ったという方も多いでしょう。
この言葉によって「こわもて小沢」から「ソフト小沢」への変身を図った。
当時そういう受け止め方が大勢であり、どなんとぅ自身もそう考えていたのですが、
もっと深い意味を持たせたのかもしれないと思うようになってきました。
小沢嫌いの人が決まって引き合いに出す事例があります。
「側近といわれるものが次々と小沢の下を離れ、批判に転じる。
小沢が暴君である証拠」というものです。
もちろんこれが誤解あるいは意図的な印象操作であって、
実際には「うまい汁のみを求めて小沢に近づき、
果たせなくなって攻撃側に回る」
西松事件をめぐる高橋元秘書や二階を見ることで実態が明らかになったでしょう。
これまでの小沢は彼らのような"裏切り"に対してはあまりに無頓着で寛容でした。
兆候を察知し、事前に手を打つなり、
反旗を翻した連中を立ち上がれぬほどに叩きのめしたり、
やろうと思えば簡単にできたはずですが、
「やるべきことはいくらでもある。雑事にかまけている時間はない」と考えてかどうか、あまりに寛大でした。
「変わらなければならない」宣言は
実はこの件に関しての意味を含んでいたのではないか?
先のせりふを引用した後の演説は次のように続きます。
「よりよい明日のために、かけがえのない子供たちのために、私自身を、そして民主党を改革しなければならないのです。
まず、私自身が変わらなければなりません。そして、皆様に支えていただきながら、民主党を改革し、さらに日本を改革しようではありませんか。私はこの闘いに政治生活の全てを注ぎ込み、ひたすら目標に邁進し続けることをお約束いたします。」
単に自分のイメージチェンジを印象付けるためにしてはあまりに重たい宣言です。
鳩山組閣の直前、小鳩会談が行われたことが報じられていました。
大方の予想するとおり、
アンチ勢力とみなされる者たちの処遇について意見交換したと見るべきでしょうが、
ここで彼等の最大限活用を進言したのではないかと思われます。
「本気で働けるやりがいのある役割を提供する」
これに応えて目覚しい実績を上げるならば「鳩山内閣の得点」であると同時に
本人の大いなる経歴にもなるわけです。
もちろん組閣に当たって「小沢の真意」をそれぞれが伝えられたことでしょう。
今回の選挙結果を受けてなおアンチを貫き通すことは「意地」でしかないでしょうし、
そもそもが「政治家を志した原点」をくすぐるメッセージが届けられたはずですから、
本気にならなければうそです。
前原の副大臣選任は「本気度」を示すメッセージ、
期待以上にやって見せます、という意欲の表れと考えてあげたい。
「山猫」のせりふを引用することで小沢が示したのは、
政権を目指す"野党"の立場では困難をともに乗り切る覚悟が試される。
その覚悟のない人間はいずれ腐ってゆくだけの存在だから、どんどん新しい物を育てるほうが重要。
政権を射程距離に捕らえて「政権交代」即「民衆のための政治」を実現してゆくためには
新しい人材を不断に育成供給してゆくこととともに
既成の人材を最大限「使える」形に持って行き、活用することが必要。
これまでのように贅沢に切り捨ててゆく余裕はない。
今からは反対勢力でもどんどん働いてもらう
この切り替えを宣言したのではないかと思い至ったわけです。
この仮定を根拠に
どなんとぅは
前原、菅、岡田への厳し目の視点を取り下げ、
彼らが本気で所要の役割を果たし、
実績を積み重ねてゆくであろうことを応援する立場への転向を表明します。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK71掲示板
フォローアップ: