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http://www.afpbb.com/article/economy/2540806/3534433に次のような記事がある。
ここより引用開始
【11月19日 AFP】米財務省が18日発表した9月の国際資本統計によると、中国が日本を抜いて最大の米国債保有国となった。
統計によると、9月末の中国の国債保有残高は5850億ドル(約56兆5600億円)で、第2位の日本は5732億ドル(約55兆4227億円)、第3 位の英国は3384億ドル(約32兆7200億円)だった。その前月にあたる8月は、日本が5860億ドル(約56兆6600億円)、中国が5414億ドル(約52兆3500億円)だった。(c)AFP
以上引用終わり
しかし、この記事はとても信じられない。なぜなら、日本が保有する米国債があまりに少ないからだ。日本が保有する米国債の金額は200兆円を超えるはずだと言われていて、上の記事にあるように55兆円あまりであるはずがないのだ。
そのことが気になっていたのだが、月刊誌の文藝春秋2009年8月号に面白い文章があった。「日米安保は破棄できる」というタイトルの石原慎太郎が書いたもので、次のような文章だ。
>そうしたアメリカの戦略に乗せられてきたのが日本と中国で、保有する米国債の残高はそれぞれ65兆円と75兆円、二カ国だけで海外における米国債のおよそ半分近くを占めている計算です。政府に言われて国債を買った生保等の民間会社の分も入れると膨大なものだ。
問題なのは、最後の部分で、
>政府に言われて国債を買った生保等の民間会社の分も入れると膨大なものだ。
ということは、日本保有分とされる65兆円は日本政府保有分だけであり民間会社の分は含まれていないと解釈できるはずだ。
http://www.ustreas.gov/tic/mfh.txt には、2008年度から2009年度の国別米国債保有高の一覧がある。また、中国が保有する米国債については、http://www.chinapress.jp/finance/18445/のような記事もある。
そこで、次のような疑問が出てくる。
1.いったい全体、日本政府と日本国内の民間会社が保有する米国債はどのくらいの額になるのだろうか?
2.中国の民間企業は米国債を買うことができるのだろうか?つまり、中国の政府と民間部門が保有している米国債の残高は、上に引用された記事のとおりなのだろうか?
3.http://www.ustreas.gov/tic/mfh.txtをみると、世界各国の米国債保有残高は、月によって増減がある。たとえば、日本の2008年8月と9月を見ると 617.5 へ 630.3 から減額しているのだ。単位はビリオンダラーなので、日本円に直すと大まかに1兆円以上米国債が売られたことになる。ところが、米国債が売られたという話はトンと報道されない。一体全体、これはどういう意味なのだろうか?
誰か、答えを知っている方がいらしたら、ぜひ、教えていただきたい。
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