★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK71 > 423.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090917-00000504-san-pol
鳩山新政権が16日発足した。さまざまな分野の論客議員たちが、得意分野で大臣となり霞が関に乗り込むことになった。年金問題を厳しく追及したミスター年金、長妻昭厚生労働相(49)。反郵政民営化の急先鋒(せんぽう)の亀井静香郵政改革・金融相(72)。弁護士出身の福島瑞穂消費者・少子化担当相(53)。組閣後、早速、三者三様に戦闘の狼煙(のろし)が上がった。
◇
厚生労働省に乗り込むことになる長妻厚労相は、希望のポストに就任したとあってやる気満々だ。「表に出ている情報では医療、年金、介護の状況は『こうだ』とされているが、現状はどうだか」と早速、官僚への不信をこぼした。さらに「まずは現状把握を優先しないといけないな」と“宣戦布告”。
16日は朝起きて、まず神棚に手をあわせた。「政権を担うということは、日本国民の命と財産を直接預かるということだ。職務をまっとうしなければならない」。そんな願いを込めたという。
経済誌「日経ビジネス」の元記者。年金記録の記載漏れが5千万件以上あることを暴き出したことから“ミスター年金”の名前がついた。解散前の国会では舛添要一前厚労相と、激しい論戦の火花を散らしてきた。事務所には連日、有権者から年金の被害や、政策に関する相談が相次ぐ。
ただ、年金問題の複雑さや根深さも十分に承知している。「パッと行って、パッと何かできるものでもない」とも語った。
長妻厚労相の就任は、厚労・社会保険庁の官僚にとっては「最も恐れた人事」だ。社保庁幹部は「マニフェストにはたくさんの公約が書かれているが、どの辺にメスが入るのか…」と不安を漏らす。
社保庁に籍を置いた経験のある厚労省幹部は「下馬評では厚労行政に明るい仙谷(由人)さんだったのに、なぜひっくりかえったのか。長妻さんは野党として事件を探る能力はすごいが、大臣としての能力は未知数。国会で守りの答弁をみてみたい」と皮肉たっぷりに語る。
年金問題で長妻氏にやり玉に挙げられたことがある幹部は「心を入れ替えてきちんとお仕えしますよ。菅(直人)さんが厚生大臣の時は夜中に資料の説明を求められたりして大変だった。長妻さんはどうなることやら…」と話し、ため息をついた。
◇
因縁の郵政問題を担当することになった亀井郵政改革相は、「まさにサプライズだ。感無量です」。
「サプライズ」は、郵政民営化を押し切った小泉純一郎元首相を象徴するフレーズ。皮肉がたっぷりこもっている。
16日の衆院本会議後、報道陣に囲まれた亀井郵政改革相は、「はーっ」と長いため息。その後、「4年前は石もて追われましたね」と恨み節。
「臥薪嘗胆(がしんしようたん)して、間違った政治を直す努力をしてきた」と話しはじめると、民営化見直しの具体策が次々と口をついて出た。
一方で、日本郵政の広報は「特に何も言うことはない」とコメント。総務省郵便課は「大臣就任の件に関しては報道対応しない」とピリピリしていた。
◇
福島消費者相は参院本会議後に「生活や命に直結した部分を担当する。気概と責任感を重くかみしめています」と語った。
弁護士出身で、女性の人権問題に関する議員立法などに取り組んできたほか、結婚や子育てに関する著書も多数。『産まない選択 子どもを持たない楽しさ』と題した本もある。「私自身は子育てをしました。いろんな生き方が許容される社会が大事で、それを力いっぱい応援していきたい」
消費者庁の設立に関しては、基本的には賛成の立場。ただ「消費者の権利擁護の明確化」「自治体の消費者センター機能強化」などの注文もつけてきた。鳩山首相は消費者庁長官人事にも難色を示している。
福島消費者相の就任に、消費者庁の幹部は「誰が来ても、粛々と与えられた役割を果たしていくだけ。消費者庁については、国会で全会一致で決まった。今の枠組みは国会の総意を得られている」と強調した。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK71掲示板
フォローアップ: