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見極めるポイントは、日本は財政難で財源がなく、政府の持つ郵政などの株式を売却せねばならないという論調であったり、緊縮財政か消費税増税しかないというものだろう。全ては裏に邪な目的があったのは、今まで腐るほど示されてきたとおり。
そういったものと全く違う一例 (数日前だが)
亀井静香さんには経済財政担当大臣ポストが最適
国民苦しめる小泉・竹中ネオコン路線政治を一貫して批判 JANJAN
http://www.news.janjan.jp/government/0909/0909100036/1.php
福島瑞穂・社民党党首とともに、亀井静香・国民新党代表(広島6区)も入閣が内定しました。わたしは、亀井さんには是非「経済財政担当大臣」に就任していただきたいと思います。
■竹中政治でぶっ壊れた日本の復興に適任!
理由は、シンプルです。 「小泉・竹中政治」を、政権発足以来、最初は自民党内で、除名後は国民新党でずっと批判してきた亀井静香さんこそ、「小泉・竹中政治」の弊害除去のため、経済財政担当大臣になっていただきたいと思います。
広島6区内で民主党のポスターに登場した亀井静香さん。経済再建では民主党は亀井さんの力を借りるべきだ。
小泉純一郎さん(元総理)・竹中平蔵さん(元経済財政担当大臣)に代表されるネオコンないしネオリベラルの政治が、結局国民を苦しめ、自民党を惨敗に導いたわけです。率直に申し上げて、民主党内にも自民党並みか、それ以上のネオコンないしネオリベラルな議員もいます。そういう方を万が一にも経済財政担当のポストにつけてはいけません。やはり、ここは、一貫して竹中路線を批判してきた亀井さんにお願いすべきです。
亀井さんといえば、建設族というイメージを持つ方もおられます。しかし実際には、自民党政調会長時代に中海干拓を始め、公共事業の無駄をかなりカットしています。一方で、地域密着型の公共事業を推奨しているわけです。
■思い切った財政出動に期待
亀井さん及び国民新党の主張は、思い切った財政出動です。国民新党は2008年の異常な石油高騰時以降、経済財政政策の転換、財政主導の政策を一貫して主張しており、「5カ年で200兆円(追加財政支出150兆円、減税50兆円)の積極財政により経済成長と税収増を図り、民間投資と消費への刺激拡大を通じて経済の活性化を実現する」としています。
わたしも同感です。正直に申し上げて、「無駄の削減」だけで家計や中小企業・地域への支援は「十分には」出来ないと思います。
■民主党の弱点「財源論」もクリア
民主党がよく自民党から攻撃された「財源論」についても、国民新党はクリアしてくれます。とくにお金持ちの貯蓄で、無利子国債(相続税非課税)を買ってもらう。それを財源に、貧困対策に回せばよい、というのが亀井さんの主張です。
まったくそのとおりです。日本では貧困に苦しむ人が多くいる一方で、それなりにお金を持っている人もたくさんいます。たとえば、都市近郊で土地を売った後、そのお金を使わず溜め込んでいるような人はいくらでもいます。
自民党の麻生総理も一応、積極財政策を採ったように見えます。しかし、麻生さんの政策の多くは「戦力の逐次投入」となってしまっています。そして、可処分所得を増やすような政策があまりないのです。麻生さんもまた、結局、大手企業応援ばかりの小泉路線から脱却できなかったのが致命傷となりました。
そういう人に対して、中曽根さんや小渕さん、小泉さんの時代に大幅に減税してしまっているので、歳入に穴が開いているのです。その人たちが国債を買い、利子を国から受け取る。その分、サービスがカットされたりすれば、結局は「弱者から強者への所得移転」になってしまいます。
国民新党は共産党や社民党と似て、累進課税の強化を主張しています。鳩山政権は単に「消費税を上げない」というだけでなく、「お金を出していただくのは、まずお金持ちから」ということをはっきりさせるべきです。そのためにも亀井さんに経済財政担当大臣になっていただきたいのです。
累進課税を検討するとともに、無利子国債でお金持ちのお金を財政に流し込み、財源を確保するのです。なお、わたしは、無利子国債については相続税非課税より所得税非課税のほうがいいかな、というイメージを持っています。累進課税で多くお金を取られるのが嫌なら、無利子国債を買う、というイメージです。
もちろん、亀井さんは、「特別会計と一般会計の一体的運用を進め、ムダな支出を削減する」という「民主党的観点」も忘れてはいません。積極財政への転換によって、年6%の経済成長を達成し、5年後には総額80兆円の税収増を確保する、としています。
■グローバリズム見直し
もちろん、日本経済をだめにしたのは小泉さんによる緊縮財政だけではありません。財政収支均衡政策、BIS規制、時価会計制度など、日本経済は不況を慢性化する構造的問題を抱えています。この10年、日本はこの足かせに苦しめられてきた、という現状認識の下、この足かせを取る事を提案しています。小泉時代に世の中を席巻したグローバリズムの見直しにも期待したいものです。
困窮する中小零細企業の経営資金の返済については、最長3年間の支払猶予制度を新設する。これは、竹中経済財政担当大臣が強行した「貸しはがし」と正反対の政策です。
「明るく正しい良き談合(入札制度改革)の仕組みをつくり、地方の仕事は地方に発注し、東京一極集中の構造を是正」というのはちょっとギョッとしますが、社民党や自治労などが提案している公契約条例に近いものと考えたらよいのではないでしょうか。
・国民新党 200兆円経済対策ポイント ――G20でも実証! 国民新党が唱えてきた大規模経済対策が世界の常識
http://www.kokumin.or.jp/seisaku/20090313.shtml
■民主党以上に労働者寄り
もちろん、竹中平蔵さんが中心となって進めた労働の規制緩和についても、批判的です。国民新党は、社民党や共産党と一緒に、労働者派遣法問題では、民主党(旧民社系の組合の支持を受けていたせいか、ブレもあった)を説得する側に回りました。
社民党の福島党首に雇用担当になってほしいという声もあります。しかし、わたしは、亀井さんでも、規制強化すべきは強化するという点で、大いに労働者のために取り組んでくれると思います。政治的な背景もあったとはいえ、運輸大臣だった1994年当時、日航が非正規雇用のスチュワーデスを導入しようとしたとき、待ったをかけています。
連合にも、「組合員の賃金引上げを求めるのみならず、『すべての働く者』の立場から、ひいては労働組合の社会的責任として、人間・社員が真に尊重される社会を構築するため、政府および経営者側に対し、働く者を守る姿勢を一層明確にすべきだ」との申し入れをしています。
・連合に申し入れを行う(平成19年2月27日)
http://www.kokumin.or.jp/katsudou-houkoku/20070227_rengou.shtml
さらに、2008年10月に、「麻生邸リアリティーツアー」参加者が「歩いただけで逮捕された事件」では、検証するため開かれた院内集会で、亀井さんが世話人となっています。
・リアリティツアー逮捕を検証する院内集会。の巻(雨宮処凛さんブログ)
http://www.magazine9.jp/karin/081119/
■介護労働者に公務員並賃金を!
また、国民新党の政策で面白いと思ったのは、介護労働者の賃金を一般公務員並みに引き上げる、という点です。ノルウェーなど、同一価値労働同一賃金的な考えが広まっている国では当然のことです。
わたしの友人の女性では、国民新党は古臭いのでは?と警戒する人も少なくないのですが、わたしは「それはちょっと違う」といつも力説しています。介護はそもそも、保険者が市町村です。市町村職員がすべき事をたまたま、外部委託しているだけとも言えるわけですから、この国民新党の政策は当然です。
従来、女性労働として軽視されていた介護労働の評価を、一般公務員並みにを引き上げることを明記した政策は画期的です。いまや、多くの男性も介護で悩む時代。介護への評価を上げることに大賛成です。
■「純ちゃんにむちゃくちゃにされた日本」復興へ手腕を
亀井さんは今年の正月、まず「純ちゃん(小泉純一郎さん)に日本をむちゃくちゃにされて、このまま引き下がっているわけにはいかない」と決意を表明しました。
・亀井静香「純ちゃんに日本を破壊されたままでは引き下がれない!」―広島県内の新年互礼会で意気軒昂
http://www.news.janjan.jp/government/0901/0901044680/1.php
政権交代を果たした今、思う存分、経済財政担当として、日本経済復興のため手腕を発揮していただきたいと思います。
「アメリカを始め世界が大転換を図る中で我々がすべきことは、政権交代で弱肉強食の経済活動と決別し、未来に繋げるために思い切って舵を切ることです。」(亀井さんHP理念・政策
http://www.kamei-shizuka.net/policy/index.html
民主党内には、「社民・国民新党との連立は、参院選までだ」いう議員もいます。しかし、わたしはそれには反対です。粘り強く4年間連立を維持したい。亀井さんには経済政策で。福島さんには、環境問題を軸とした社会の改革で。
ときに、ネオコン・ネオリベラルな勢力も抱えて、ブレがちな民主党を左右両脇からがっちりと支えて頂きたいと思います。
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