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(回答先: 教員免許の更新制度廃止へ 民主・輿石氏が明言 (これっていいの?) 投稿者 稀代の天才白魔女さん 日時 2009 年 9 月 13 日 13:28:33)
教員免許更新制廃止はそんなに危惧することはないでしょう。
この教員免許更新制は「不適格教員の排除」を目的と言いますが、そんな教員は現行の法律で裁けます。
セクハラなら地方公務員法で十分でしょう。
教員には、懲戒処分があり減給・免職等で対応可能です。
能力がない教員は分限処分があり、他業種に回すことも可能です。(回された方の業種が大変かも知れませんが、公務員はそう言う仕組みになっているのです。)
ともかく現行法で対応可能なものを理由に無理矢理導入したのが「免許更新制」です。
とあれば、別に理由があるのです。
制度を考える上で大切なのは「導入する理由」ではなく「結果」なのです。
官僚はとても優秀ですから、世の中を動かすことぐらいできます。
ですから「結果」が「目的」だったと考えるのが妥当です。
その観点からすると、免許更新制でどんな影響があるのかを見て見ればいいのです。
1
現状維持で満足。少々不具合があっても、自分の将来を考え黙っている教師が増える。物言う教師は排除されるのではないかをいつもひやひやしている。このものを言う教師たちが実際には学校運営を支えているのが現実である。このような教師たちのやる気を奪おうとしているのが現実である。
2
事故代替や産休代替等の講師がいなくなる。
少しでも、公立学校の教員をしたものは免許更新制の対象になる。
したがって、教員採用試験合格待ちの講師が担当することが多かった代替教員がいなくなる。
また、結婚等で途中退職した教員も免許更新の対象になる。こういう人たちも正規の教員はしたくないが、子育て中の足しにしたり、子育て後の仕事の生き甲斐にしている人も多く教育現場にはなくてはならない人材でもある。
このような人たちは、お金をかけてまで免許更新はしないと言っている。
したがって、数年以内にただでさえ忙しい、劣悪な労働環境がさらに悪化し、休職に陥ったり転職する教師が多発する。あとは人手不足の悪循環の繰り返し。
ふざけたことに、教員経験のないペーパー免許の教師は教員免許更新制の対象にならない。
3
免許更新はすべて実費、交通費を含めて自己負担。地域によって違いはあるだろうが勤務の状況は良くて「職免」。その上ろくな内容ではない。私立大学救済のためにやっているようにしか思えなくもない。
したがって、教員にとってはなんにもいいことはない。更新講習を受けてきて良かったという話は聞かないし、そのことを実践に生かしているかどうかはほとんど不明。
4
結果からいえることは、教師の萎縮をねらっており、そして自分で考え教育に何が大切か必死になる教師はいなくなると言うだけである。そのことにより教育力は低下し、ただでさえ低下している学力の向上にはほど遠くなる。
でもそれが目的なんでしょうね。
なんだかんだ言っても日本人の学力を落とすことが目的なんでしょうね。
日本人がどんどんダメになっていき、「最後の就職口は兵士」てなことになりそうです。どこかの国の人たちは大喜びかも?
OECD30ヶ国最低級の教育予算と最高級の教育費個人負担の国、そして家庭の収入が成績に直結する新たな階級固定国家日本。
一体どうするつもりなんでしょうね。
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