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[日本郵政・かんぽの宿問題] ゆうちょ銀行が「消費者金融」に変身!?
西川社長の首切り回避策? 「500万円無担保ローン」で
2009/09/10(木)
日本郵政グループのゆうちょ銀行が、9月から「500万円を上限」とするカードローンの取り扱いを開始したが、これが消費者金融もビックリの無担保ローンなのだ。郵政内部では、早くも「政府が株を100%持つ会社がこんなことをしていいのか」という批判が噴出している。
このカードローンは「したく(支度)」と呼ばれ、使用目的に制限がない。ネットや電話で申し込めば、7.0%から18.0%の金利の範囲内で借りられる。<原則、即日審査><電話なら最短30分回答>と早い。申込書に煩雑な個所はなく、本人の氏名、住所、連絡先のほか、勤務先の情報、あとは利用金額などを書き込むだけ。運転免許証かパスポートなどの写しを添えて提出すればOKだ。入会費や年会費もない。
初回こそ300万円が上限だが、次からは500万円まで借りられる。
ある金融関係者は「消費者金融だって最初の上限は30万円から50万円。ゴールド会員でさえ200万から300万円まででしょう」と度肝を抜かれた感じだ。
「西川善文社長は1日からこのカードローンを売りまくれと大号令で、社員のシリを猛烈に叩いています」(ゆうちょ銀関係者)
仮にローンが焦げ付いても、保証会社が債務の全額を肩代わりしてくれるので、ゆうちょ銀行が損をかぶることはないようだが、事実上の政府銀行がなぜここまでやる必要があるのか。
「民主党が総選挙で圧勝したことで、危機感を覚えた西川社長が郵政に居座るために本気になっているのです。8日の佐藤総務相の逆襲で、郵政と日通がつくった宅配便のJPエクスプレス統合の認可が見送られたが、この程度ではへこたれない。手の内に入れたJP労組や、選挙後に籠絡(ろうらく)したとされる民主党支持の全国郵便局長会を動かしてしがみつこうとしている。この破格ローンが業績をドンと押し上げれば、実績を盾にテコでも動かないつもりでしょう」
500万円ローンという奇策まで使ってポストに汲々としている西川社長。鳩山代表は早急に解任しないと足をすくわれかねない。
(日刊ゲンダイ 2009/09/09 掲載)
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◆日本郵政・西川社長の辞任要求へ…鳩山代表 (⇒09/09/09 読売新聞)
この記事については違う見方でグダグダ書きます。
9月から始めたばかりの商品でドンと業績アップは難しいと思います。貸金業は典型的な先行投資型の商売です。利益が出るのは早くても2〜3年先になります。それよりも、焦げ付いた場合に保証する会社とは、どこか気になります。
ゆうちょ銀行に個人融資のノウハウは乏しいはずです。審査・回収業務のシステム構築には莫大な費用がかかります。準備に1、2年はかかります。よって、この業務を、保証会社に丸投げしている可能性があります。銀行の住宅ローンを利用されている方ならご存知でしょうが、保証会社というのはたいてい銀行系の子会社です。ゆうちょ銀行の子会社にはそんな会社はないはずです。債権回収代行会社(サービサー)というのもあります。これもほとんど大手カード・信販系の子会社です。
おそらく、三井、住友、またはオリックス系を利用しているのではないかと思われます。オリックスは個人ローンが得意です。保証料、回収代行料、債権買取など、保証会社やサービサーにとってはケタ違いおいしい商売です。要は、西川氏の首切り回避策というより、単に身内やお友達の会社のために、ゆうちょ銀行を私物化していると推測します。西川氏がクビになっても住友に戻るだけです。でも、一旦、始めた商売は簡単にはやめられません。
わが田舎では、三井、住友、オリックスの店舗、CM、看板やポスターを見ることはほとんどありません。コンビニにATMは無く、あっても地銀のみのところが多いです(ネットバンクは「三井住友系」)。だから、ゆうちょ銀行の利用率は都会よりはるかに高いのです。いいところに目をつけたものです。田舎のオジサン、オバサンたちの多重債務者が増えないか心配になります。
郵政民営化の見直しは急ぐべきです。
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-924.html
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