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民主党の国会議員削減の方針は国民主権の否定。【村野瀬玲奈の秘書課広報室】
http://www.asyura2.com/09/senkyo70/msg/881.html
投稿者 こーるてん 日時 2009 年 9 月 09 日 08:37:22: hndh7vd2.ZV/2
 

村野瀬玲奈の秘書課広報室
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1406.html


民主党の岡田克也氏が改めて比例区削減の方針を強調しました。私も改めて議員定数削減、特に比例区削減は民主政治・国民主権にとって大きな誤りであることを強調します。

まず、報道から岡田発言を引用。大脇道場の友さんの記事にあった時事の記事を借ります。


●大脇道場!
NO.1352 民主党「上げ底政権」による、「比例定数80削減」には断固として反対する。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1387.html


比例方針変えず=岡田民主幹事長(時事 2009/09/07-00:18)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009090700005

民主党の岡田克也幹事長は6日夜のNHK番組で、同党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた衆院議員の比例代表定数80削減について「比例中心だと第3党が主導権を持ち、かえって民意がゆがめられる。若干の比例を残し、ダイナミックに政権が代わる小選挙区を中心にした制度がいい」と述べ、あくまで削減を目指す考えを示した。
 比例定数の削減には、同党と連立政権に向けた協議をしている社民党が反対しているが、岡田氏は「(削減は)多くの国民の共感も得ており、簡単には変えられない」と強調した。

(時事通信記事の引用ここまで)
(中略)
 「国人のための民主政治」を語る民主党である。
ゆがんだ選挙制度による「水ぶくれ政権」、「上げ底政権」による、「比例定数80削減」には断固として反対する。

 仮に百歩譲って「正しい政策」を実施するにせよ、こうした制度を容認し、更に改悪するという政党には「民主政治」を語る資格は、最早ないといわねばならない。

 民主党が自民党的強権政治を変える意思があるなら、選挙制度を公正なものにし(当面中選挙区に戻すなり、比例代表に重きを置いた制度にするなり・・・)、真に国民の参加の元で政治を国民のものにする努力こそが求められているのではないだろうか。

 政党支持の如何にかかわらず、民主主義の基本としての議論が待たれる問題として、ここにしつこく改めて提起したい・・・です。

(引用ここまで)

友さんが書いていること(引用部だけではなく、データも載せられたリンク先も見てください)に尽きています。私も過去にたくさんの記事を書いています。たとえば、『「国会議員定数削減」をめざす鳩山由紀夫発言は評価できません』ですが、こちらhttp://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1240.htmlとか、こちらhttp://muranoserena.blog91.fc2.com/?q=%B5%C4%B0%F7%BF%F4にも集めています。

今回は、比例区削減は民主政治・国民主権にとって大きな誤りであることを強調しているブログ記事と連帯して、リンクをあげておきます。


●toxandoria の日記、アートと社会
2009-09-07 衆院「小選挙区比例代表並立制」の過剰代表(欠陥)に慢心する民主党
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090907/p1

民主党の岡田克也幹事長が9月6日・夜のNHK番組で、民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた衆院議員の比例代表定数80削減について“比例中心だと第3党が主導権を持ち、かえって民意がゆがめられるので、若干の比例を残し、ダイナミックに政権が代わる小選挙区を中心にした制度がいいと述べ、あくまで削減を目指す考えを示したこと”については、その誤りを厳しく批判すべきである(参照、下記★)が、この“誤り”について多くの国民は気づいていない節がある(9/7、NHKテレビ・PM7時ニュース/世論調査、必実行マニフェスト・期待項目の上位に、この議員定数削減がランク!)。

問題はそのマニフェストが国民一般の目線でよく考えてみたら明らかに奇ッ怪なものであるということになれば、やみくもに実行せず修正すればよいだけのことだ。それにもかかわらず、それに拘るならば不埒な助平心を疑われて仕方あるまい。「外部経済論」ではないが、少数各派の多様な批判力や一般国民の様々な日々の思いの中にこそ政権政党自身の発展のタネが隠れていることを忘れるべきではない。
(中略)
特に、人口比で見たときの国会議員数については、必ずしも日本が世界の先進国の中でずば抜けて多いわけではないことも指摘されている(参照、下記グラフ&ブログ記事▼)。ともかくも、民主党にせよ、自民党にせよ、近未来の日本型「民主主義の赤字」がファスケスを剥き出しにしたファシズムと化すことだけは、御免を被(こうむ)りたい。

(引用ここまで)


●A Tree at Ease
今度こそ比例代表制を
http://luxemburg.blog112.fc2.com/blog-entry-138.html

1.小選挙区制度、比例代表制度のメリット、デメリット?
 モノの本には、各選挙制度の長所・短所などが並列的に並べて書かれている。これ自体が一種の洗脳ともいえるものである。
 たとえば、何かの決定方法で、ジャンケンで決める・決闘で決める方法が考えられたとして、それぞれのメリットデメリットなどとならべるだろうか。決闘は相手を傷つけ、場合によっては殺すのだから、人権侵害の決定方法であって、現代では許されず、そもそも並列的に並べて論じられるものではないはずだ。
 小選挙区制は、民意をゆがめ、たいていの場合過半数の国民の意思を無視する人権侵害の制度であって、そもそもあってはならないものである。民主主義では国民の意見を勝手にゆがめる権利は誰にもないのだ。
 このことについて、以前書いた記事であげた「50回選挙をやっても自民党が負けない50の理由」(土屋彰久)から再度引用しておく。

小選挙区制にも比例代表制にもそれぞれにメリットとデメリットがあるというような誤解があるが、これは、この国の支配層が全力を挙げて完全比例代表制、ないし比例代表制中心の選挙制度への移行を阻止すべく、御用学者を総動員して比例代表制のデメリットを喧伝しているために拡がっている誤解である」

2.比例代表制度でナチスが生まれた?
 比例代表制だと小党分立になり、政治が安定しないために、結局ナチスが生まれたんだ、という人がいる。たとえば、こちらのサイトがそうだ。
 第一次世界大戦後、莫大な賠償金、さらに他国による工業地帯への軍事占領に加えて世界大恐慌となれば、選挙制度がなんであれ、ああなる。むしろ選挙結果からみる限り、小選挙区制の方が早くナチスが政権を取っていたともいえる。
 では本当はどちらがナチスを生むのか・・・これは愚問である。
実際にはどんな制度をとっていても、なるようになる。例えばブルボン王朝は小選挙区制など問題にならないほど民意の反映を遮断していたわけだが、結局倒れる。かりにブルボン王朝が比例代表選挙をやっていたとしたら、流血やギロチンなしに、緩やかにかつ速やかに現在のフランスになっていっただけのことである。つまり、比例代表制など民意を反映する制度は触媒のようなものであって、最終的に安定に向かう段階をスムーズにする。小選挙区制のような民意を遮断する制度でも結局政権交代は起こるが、そこには流血とまで行かなくても、国民の自殺や絶望を引き起こし、身にしみて自民党の本質を知るまで政権交代が起こらない制度である。

3.比例代表制は政党しか選べないから、選挙権の侵害?
 比例代表選挙では、政党を選ぶことしかできず、候補者個人を選択できないから選挙権の侵害であるという人がいる。
 しかし、これは選挙制度とは関係がない。小選挙区制でもマニフェスト選挙をやるイギリスは政党のマニフェストに対して投票するのであって、候補者個人に投票しない。全くのでたらめである。
4.比例代表制では政治が不安定になる?
 これはさっきのナチスの話に関連する。第一次世界大戦後のドイツのように、普通にやっていたら運営不可能な国にされてしまったら、政治をひっくり返せという勢力しか出てこなくなる。それが共産党支持とナチス支持という両極端に世論が分断されてしまった理由である。しかし、今はそんな時代ではない。冷戦終了後、明確に共産主義を主張する政党も極端な右翼もそれほど影響力を持たない。ほとんどの勢力がだいたい中道で、比例代表制で小党分立になっても、若干自由主義的か福祉主義的かという程度の違いしかないため、政治が大きく混乱するような時代にはない。
 そもそも小選挙区制だったら政治は安定するのか。前回も書いたが、多数をとった政党が悪行の限りを尽くしたと思ったら大敗して大量の無職者を生み出し、一方で100人だった政党が300人になって、大量の素人を生み出す制度のどこが「安定」なのか。
5.比例代表制では責任の所在が明確にならない?
 自民党がやってだめだったら民主党に、という政権交代に対して、社会民主党と緑の党の連立政権がだめだったら誰が悪いのか、責任の所在が不明確とも考えられる。それは国民を馬鹿にした発想である。きちんと比例代表制でも政権交代が行われている。例えばドイツでもきちんと中道左派がうまくいっていないと認識されれば、中道右派に緩やかに政権交代している。むしろ、なんだかわからないがとにかく変えろ、というような選択が行われたのが今回の選挙結果ではないのか。

6.比例代表制は選挙区が広くなってお金のかかる選挙になる?
 これはインターネット選挙解禁など、いくらでも方法はある。小選挙区制になってから政治献金が目に見えて減ったとか政党助成金をなくすことができた、などというのであれば説得力があるが、現実は全く違う。理念だけの無意味な議論である。

まとめ
以前から比例代表制を主張しているが、別に自民党が勝ったから主張していたわけではない。我々の意思をゆがめる権利は誰にもなく、著しい人権侵害だから言っているのである。
 もし第一位の党が30%の得票率であれば、それが国民の意思である。何を勘違いしているのか、政治を安定させてやろう、などと勝手に民意をゆがめ、圧倒的な議席を与えても、それがいかに偽りの多数であり、偽りの政治の安定であるかをこの2度の選挙が示した。その上、死票を出したくない、勝ち馬に乗りたいとして、本来自分が支持する政党にすら投票できなくなるあり得ない制度が民主主義からいかに遠いか、これを機会に本気で考えるべきときにきているのではないか。

(引用ここまで)


●上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場
民意を歪める小選挙区制はやはり廃止するしかない!
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51238905.html

小選挙区選挙における前述の民主党の過剰代表と自民党の過少代表は、国民主権主義に基づく国民代表のあり方としては、あまりにも問題である。
憲法が要請する「正確・公正な民意の反映」とは到底いえない。

それゆえ、小選挙区制は廃止すべきである。
(中略)
比例代表選挙だけが採用されていれば、民主党が300議席超の議席を獲得したとは思えない。
新政権はやはり「上げ底政権」である。

それゆえ、民主党は、数を頼りに強引な議会運営を行ってはならない!

(引用ここまで)


●Afternoon Cafe
選挙制度は「お手盛り」で決められていいのでしょうか?
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-351.html

思うのですが、選挙制度を国会の多数決のみによって決めるのは一種の「お手盛り」じゃないでしょうか。
国会で多数を取った政党は、民意のより正確な反映より自らの党に有利な選挙制度を維持しようとするのは当然の成り行きです。
民主党は今回の小選挙区制で政権を取りましたから、より民意を国会に反映できるが自分たちの議席を減らす可能性がある中選挙区制の復活や、比例定数の増大は絶対行わないでしょう。それだけでなく比例定数削減してますます自分たちに有利な選挙制度に変えようとしています。この暴挙は許されません。

引用ここまで)


●たかしズム「ネトウヨ、バカウヨ、ネット右翼、恥さらし、売国奴、日本の恥」を語るための、たかしのブログ
さらに選挙制度について
http://takashichan.seesaa.net/article/127034503.html

小選挙区比例代表併用制(ドイツ)、小選挙区比例代表並立制(日本)。どこの学者が名付けたかは知らないが、実に紛らわしい名前を付けたものである。「ドイツも日本も同じ小選挙区制だ」と印象付けたい「魂胆」が丸見えである。しかし、その内容は実際には「全く別物」なのだ。ドイツの小選挙区比例代表併用制は、日本の小選挙区制と違い、議席配分は完全に政党の得票率を元になされる。小選挙区の結果は単に、比例の名簿順位を決定するに過ぎない。最終的な議席配分は限りなく「完全比例代表制」に近い結果となる。我が国の単純小選挙区制の欠点を完全に克服したのがドイツの選挙制度なのだ。ドイツの選挙制度は世界的に見ても優れたものであり、日本の選挙制度の「対極」にあると言ってよい。この二つに紛らわしい名前を付けるところが、先ずもっていじましい。

しかるに現在民主党と自民党は、この不公平な日本の選挙制度の中でも「比較的公平な」部分である比例部分を何と!80議席も「削減」しようと目論んでいるのだ。「税金の無駄遣いをなくす」を口実に国民をだまし、民主主義の根幹に係わる選挙制度を歪めることは、取り返しのつかない結果をもたらす。考えても見よう。歪んだ選挙制度で多数を得た政党が、自らの手で自分の都合のよいように選挙制度を次々に変えていったら、行き着く先は独裁政治に決まっているではないか。

(引用ここまで)

●大脇道場!
NO.1272 国会議員定数削減・比例削減反対への共同を呼びかけます。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1306.html
平和への結集ブログ
共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」
http://kaze.fm/wordpress/?p=276

「平和への結集」をめざす市民の風では、共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」を作成し、広く個人と団体に賛同を呼びかけることにしました。

(中略)賛同署名はその後も9月30日(第2次集約)まで受け付けます。

賛同いただける場合は、下記事項をjoin@kaze.fmまでお知らせください。FAXの場合は、020−4666−8281まで。

(引用ここまで)

最初に引用した岡田氏の発言に戻りますが、すでに今の選挙制度のもとでさえダイナミックな政権交代はできているのです。ダイナミックダイナミックすぎるくらいです。ついでに言えば、第三党が主導権を持っているとは言えないでしょう。第三党がいることで「かえって民意をゆがめられる」と明言する思考回路が信じられません。

 

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